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第八章 バ美肉、新春特番!
第93話 初絡みでさっそくコイバナ
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ひとまず乾杯となった。
焼酎の湯割りで、盃を交わす。
熱くなった胃袋に、熱々のカキで追いうちをかける。
「くあーっ。渋い! よくこんな店を知っていたね、魅罪ちゃん」
「実は山梨 水沢さまから、教わったのですわ」
「ウチの?」
「ええ。今は席を外されていますけど」
山梨 水沢は現在、大阪にある舞台の上だ。深夜に行われる、お笑いライブバトルの真っ最中である。
「たしか、二回戦まで進出してるんだってな」
「そうですわ。今回は山梨さまの分まで、食べて飲みますわよ」
「おう。あいつの勝利を祝おう」
また、コップを鳴らす。
双子は、カキの甲羅に日本酒をたらして、一気に吸い上げた。息もぴったりに。
「すごい食べっぷりですわ」
まったくだ。実写でお見せできないのが、残念でならない。
「ほんとにおいしすぎる。ありがとう。こんなお店を紹介してくれて」
「いえいえ。缶の中には、エビやサザエもございますのよ。召し上がって」
魅罪がトングで、缶の中をかき混ぜた。
「出てきましたわね。どうぞ。どうぞ」
「じゃあ、いただきます」
缶から熱々のエビを取り出して、双子はムシャムシャと食らう。
「うん、まっ」
「ふおー」
双子は、すっかりキャラが崩壊していた。
「これが、イケナイ食堂なんですよねぇ」
「そうですわよ、つばささん。あーっ、ういー」
三杯目の焼酎湯割りを空にして、お嬢様もおっさんに戻っているはないか。
「みんな! キャラ崩壊、キャラが崩壊してる!」
「おっと、つばささまからのツッコミがなければ、我に返っているところでしたわ」
焼酎を持っている時点で、もうアウトだけどな。
「コイバナを聞くんでしょうが」
「ええ。そうですわ」
今回のコンセプトは、さいれんと・びぃむの二人からコイバナを引き出すことである。
「ところで、双子の恋愛観って、やはり似ているものですの?」
チェイサーで一息ついたあと、魅罪はようやく番組を進行させ始めた。
「セクシャリティも女性だって、聞いたけど?」
オレたちが質問すると、双子はちょっと困った顔に。
「言い出せないことがあるのか?」
「こういうことを言うと、語弊があるかもしれないけど」
ようやく、双子の姉よっくが口を開く。
「わたしたちは学生時代、モテて」
妹のもっくも、あとに続いた。
この双子は、子供の頃から芸能人だもんね。そりゃあ、モテるだろうよ。
「あるとき、告られた」
「同性に?」
リアルがこれだけ、かわいらしいのだ。女性としても通用するだろう。オレたちしか、中の人の顔を知らないが。
「異性から」
「あーっ」
焼酎の湯割りで、盃を交わす。
熱くなった胃袋に、熱々のカキで追いうちをかける。
「くあーっ。渋い! よくこんな店を知っていたね、魅罪ちゃん」
「実は山梨 水沢さまから、教わったのですわ」
「ウチの?」
「ええ。今は席を外されていますけど」
山梨 水沢は現在、大阪にある舞台の上だ。深夜に行われる、お笑いライブバトルの真っ最中である。
「たしか、二回戦まで進出してるんだってな」
「そうですわ。今回は山梨さまの分まで、食べて飲みますわよ」
「おう。あいつの勝利を祝おう」
また、コップを鳴らす。
双子は、カキの甲羅に日本酒をたらして、一気に吸い上げた。息もぴったりに。
「すごい食べっぷりですわ」
まったくだ。実写でお見せできないのが、残念でならない。
「ほんとにおいしすぎる。ありがとう。こんなお店を紹介してくれて」
「いえいえ。缶の中には、エビやサザエもございますのよ。召し上がって」
魅罪がトングで、缶の中をかき混ぜた。
「出てきましたわね。どうぞ。どうぞ」
「じゃあ、いただきます」
缶から熱々のエビを取り出して、双子はムシャムシャと食らう。
「うん、まっ」
「ふおー」
双子は、すっかりキャラが崩壊していた。
「これが、イケナイ食堂なんですよねぇ」
「そうですわよ、つばささん。あーっ、ういー」
三杯目の焼酎湯割りを空にして、お嬢様もおっさんに戻っているはないか。
「みんな! キャラ崩壊、キャラが崩壊してる!」
「おっと、つばささまからのツッコミがなければ、我に返っているところでしたわ」
焼酎を持っている時点で、もうアウトだけどな。
「コイバナを聞くんでしょうが」
「ええ。そうですわ」
今回のコンセプトは、さいれんと・びぃむの二人からコイバナを引き出すことである。
「ところで、双子の恋愛観って、やはり似ているものですの?」
チェイサーで一息ついたあと、魅罪はようやく番組を進行させ始めた。
「セクシャリティも女性だって、聞いたけど?」
オレたちが質問すると、双子はちょっと困った顔に。
「言い出せないことがあるのか?」
「こういうことを言うと、語弊があるかもしれないけど」
ようやく、双子の姉よっくが口を開く。
「わたしたちは学生時代、モテて」
妹のもっくも、あとに続いた。
この双子は、子供の頃から芸能人だもんね。そりゃあ、モテるだろうよ。
「あるとき、告られた」
「同性に?」
リアルがこれだけ、かわいらしいのだ。女性としても通用するだろう。オレたちしか、中の人の顔を知らないが。
「異性から」
「あーっ」
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