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1-3 レアを作って、殴りに行きます
タウンポータル
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翌朝、俺は軽装に着替えた。武装はすべて、アイテムボックスにしまってある。
「あれ、ランバート? 今日はダンジョンへは行かないので?」
朝食後、戦闘服に着替えようとしたサピィが俺に聞いてきた。
「起きるのも遅かったです。何かあるんですか? それに」
サピィが、俺の服装をマジマジと見つめる。
「なんだか、デートにでも行くような格好です」
実際に、そのとおりかも知れない。
「前回のハントで、コカトリスの卵を採取したろ? その報酬を、もらいに行くんだ。お前たちもどうだ?」
「どちらまで?」
「ペールディネの街だ」
城塞都市ペールディネは、王国に守られている地域にある。ある程度の文明が残っていて、ここより発展している。
そこのスイーツ店で、タダ券をもらったのだ。
「アイレーナの対角線上じゃないですか。あんな遠くまで……」
「いや、ハンター用のタウンポータルを使えば一瞬だぞ」
「そうでしたね。ついていってもよろしくて?」
戸惑いながら、サピィが尋ねてきた。
「お前たちに食べてほしくて、報酬も頼んであるんだ」
「まあ。うれしいです。けれど」
まだ、なにか不安があるらしい。
「迷惑だと思っているのか?」
「だって、今から女性に会う行くようなファッションをしているんですもの」
「あーっ、たしかに女性といえば女性だな」
「やっぱり!」
なぜか、サピィがスライムのように頬をふくらませる。
「あのな。ペールディネは卸先ってだけだ。別に変な意味なんてない。というか、男一人で入るには勇気がいる場所でな。少しでも小綺麗にしておきたくて」
「ランバートって、そういうことにも気をつける方なんですね?」
「どういう意味だよっ」
俺たちが話し合っていると、シーデーが手を上げた。
「お二方でどうぞ。以前から我は、ちと関節部に違和感がございましてな。コナツ殿に見てもらおうかと」
「そうか。残念だが、お前の分も味わう」
「感謝致す。ランバート殿。我が留守の間、お嬢様の護衛を頼みますぞ」
「心得たよ、シーデー」
「ランバート殿、お頼み申す。お嬢様、ごゆっくり」
シーデーから声をかけられて、サピィは「あうう」とうめく。
「で、ではシーデー、いってきますね」
「いってらっしゃいませ、お嬢様」
ギルドへ到着し、受付嬢と話す。
「今日もハントですか?」
受付嬢が、依頼をまとめた掲示板をタブレットで表示しようとする。
「いや、ペールディネに私用だ。ポータルを使わせてくれ」
「かしこまりました」
【タウンポータル】というのは、一種の転送装置だ。
魔法陣の四隅には、金属製の燭台がある。
電子制御機器と魔法陣で周囲を囲み、悪い魔物のなどの不浄な存在を通さない。
とはいえ、魔物が街やギルドに入ったら使用できなくなるが。
さっきも二人の男女ハンターが、ポータルを用いて別の狩場へ向かった。
「ちょっと待ってください、ランバート」
サピィが、俺の手を引く。
「私、大丈夫でしょうか?」
しまった。サピィは魔物だったんだ。
「平気ですよ、サピィさん。ハンター証がありましたら、魔物さんでもご使用できます」
小声で、受付嬢はサピィに耳打ちした。
ハンター証は、同時にポータルの使用許可証なのである。
そのため、一般人が乱用できないような仕組みになっているのだ。
「ご、ご存知だったんですね?」
受付嬢の目ざとさに、サピィがたじろぐ。
「何年もやっていますとね、その方が魔物さんかどうかくらいわかります」
「あの、この件はご内密に」
「はい、もちろん。混乱を招きますからね」
知っているのは、ハンターギルドの局長及び一部スタッフのみらしい。もし発覚したとしても、フォローはちゃんと入れると約束してくれた。
「いいスライムさんか、悪いスライムさんかも見分けが付きます」
「そうなんですね。よかった」
「どうなさったんで? スライムさんじゃあるまいし」
受付嬢は魔物の区別は善悪の判別はできても、相手がどんな魔物かまでは識別できないらしい。
「ただし、お気をつけくださいランバートさん」
「どうした?」
「闇ハンター側に、強力な魔物が紛れ込んだそうです」
ハンターギルドが魔物に対して許容があるのは、闇側が平然と魔物を受け入れているからだ。
「毒をもって毒を制する」と言うか、ハンター側も魔物を引き入れることにはさほど抵抗がない。
人類の味方であるかどうかは、ハンターになってから判断すればいい。もし害をなす立場なら、勝手に闇ギルドへと落ちるから。
これが、ハンターの創意であるそうだ。
「自分は魔物なので、てっきり使えないものだと思っていました。取り越し苦労だったなんて」
はふ、とサピィがため息をつく。
「使えるってわかっただけ、いいじゃないか」
「ですね。これからはバンバン使います! うまくいけば、ペールディネにお得意さんができるかもですし!」
「その意気だ。行こうか」
俺はサピィと、魔法陣の中央へ乗る。
「行き先は、ペールディネですね?」
「ああ。頼む」
「かしこまりました」
受付嬢が、タブレットを操作した。
金属製の燭台が、青白く光りだす。
「あれ、ランバート? 今日はダンジョンへは行かないので?」
朝食後、戦闘服に着替えようとしたサピィが俺に聞いてきた。
「起きるのも遅かったです。何かあるんですか? それに」
サピィが、俺の服装をマジマジと見つめる。
「なんだか、デートにでも行くような格好です」
実際に、そのとおりかも知れない。
「前回のハントで、コカトリスの卵を採取したろ? その報酬を、もらいに行くんだ。お前たちもどうだ?」
「どちらまで?」
「ペールディネの街だ」
城塞都市ペールディネは、王国に守られている地域にある。ある程度の文明が残っていて、ここより発展している。
そこのスイーツ店で、タダ券をもらったのだ。
「アイレーナの対角線上じゃないですか。あんな遠くまで……」
「いや、ハンター用のタウンポータルを使えば一瞬だぞ」
「そうでしたね。ついていってもよろしくて?」
戸惑いながら、サピィが尋ねてきた。
「お前たちに食べてほしくて、報酬も頼んであるんだ」
「まあ。うれしいです。けれど」
まだ、なにか不安があるらしい。
「迷惑だと思っているのか?」
「だって、今から女性に会う行くようなファッションをしているんですもの」
「あーっ、たしかに女性といえば女性だな」
「やっぱり!」
なぜか、サピィがスライムのように頬をふくらませる。
「あのな。ペールディネは卸先ってだけだ。別に変な意味なんてない。というか、男一人で入るには勇気がいる場所でな。少しでも小綺麗にしておきたくて」
「ランバートって、そういうことにも気をつける方なんですね?」
「どういう意味だよっ」
俺たちが話し合っていると、シーデーが手を上げた。
「お二方でどうぞ。以前から我は、ちと関節部に違和感がございましてな。コナツ殿に見てもらおうかと」
「そうか。残念だが、お前の分も味わう」
「感謝致す。ランバート殿。我が留守の間、お嬢様の護衛を頼みますぞ」
「心得たよ、シーデー」
「ランバート殿、お頼み申す。お嬢様、ごゆっくり」
シーデーから声をかけられて、サピィは「あうう」とうめく。
「で、ではシーデー、いってきますね」
「いってらっしゃいませ、お嬢様」
ギルドへ到着し、受付嬢と話す。
「今日もハントですか?」
受付嬢が、依頼をまとめた掲示板をタブレットで表示しようとする。
「いや、ペールディネに私用だ。ポータルを使わせてくれ」
「かしこまりました」
【タウンポータル】というのは、一種の転送装置だ。
魔法陣の四隅には、金属製の燭台がある。
電子制御機器と魔法陣で周囲を囲み、悪い魔物のなどの不浄な存在を通さない。
とはいえ、魔物が街やギルドに入ったら使用できなくなるが。
さっきも二人の男女ハンターが、ポータルを用いて別の狩場へ向かった。
「ちょっと待ってください、ランバート」
サピィが、俺の手を引く。
「私、大丈夫でしょうか?」
しまった。サピィは魔物だったんだ。
「平気ですよ、サピィさん。ハンター証がありましたら、魔物さんでもご使用できます」
小声で、受付嬢はサピィに耳打ちした。
ハンター証は、同時にポータルの使用許可証なのである。
そのため、一般人が乱用できないような仕組みになっているのだ。
「ご、ご存知だったんですね?」
受付嬢の目ざとさに、サピィがたじろぐ。
「何年もやっていますとね、その方が魔物さんかどうかくらいわかります」
「あの、この件はご内密に」
「はい、もちろん。混乱を招きますからね」
知っているのは、ハンターギルドの局長及び一部スタッフのみらしい。もし発覚したとしても、フォローはちゃんと入れると約束してくれた。
「いいスライムさんか、悪いスライムさんかも見分けが付きます」
「そうなんですね。よかった」
「どうなさったんで? スライムさんじゃあるまいし」
受付嬢は魔物の区別は善悪の判別はできても、相手がどんな魔物かまでは識別できないらしい。
「ただし、お気をつけくださいランバートさん」
「どうした?」
「闇ハンター側に、強力な魔物が紛れ込んだそうです」
ハンターギルドが魔物に対して許容があるのは、闇側が平然と魔物を受け入れているからだ。
「毒をもって毒を制する」と言うか、ハンター側も魔物を引き入れることにはさほど抵抗がない。
人類の味方であるかどうかは、ハンターになってから判断すればいい。もし害をなす立場なら、勝手に闇ギルドへと落ちるから。
これが、ハンターの創意であるそうだ。
「自分は魔物なので、てっきり使えないものだと思っていました。取り越し苦労だったなんて」
はふ、とサピィがため息をつく。
「使えるってわかっただけ、いいじゃないか」
「ですね。これからはバンバン使います! うまくいけば、ペールディネにお得意さんができるかもですし!」
「その意気だ。行こうか」
俺はサピィと、魔法陣の中央へ乗る。
「行き先は、ペールディネですね?」
「ああ。頼む」
「かしこまりました」
受付嬢が、タブレットを操作した。
金属製の燭台が、青白く光りだす。
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