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4-2 復興中の街を襲ってきた敵は、殴ります
廃墟ルダニムの女王 ゾーイ
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「ゾーイって、王族だったのか?」
「はい。元々ここ、ルダニムの」
「なんだって?」
キンバリーの言っていることを、俺は一瞬理解できなかった。
「ワタシが教えてあげるわ、ランバート・ペイジ。ワタシたちルダニムの民【セイクリッド】族は、移民したのよ」
過去に一度、魔物との戦いでルダニムは放棄されたという。再興を図ろうとした矢先、秘密結社χとの戦いが起きた。ルダニムは再度、撤退を余儀なくされたのである。
「あなたたちハンターのおかげで、ルダニムは解放されたわ。今度こそ、復興できるでしょう。それは感謝するわ。だけど、これだけは覚えておいて。χを滅ぼすのは、ワタシたちルダニムよ」
ゾーイの語り口から、初めて感情らしきものが乗った。それだけ、χに対する憎悪が激しいのだろう。
「言いたいことは、それだけよ。邪魔をしないなら、そちらの魔王様だって悪いようにはしないわ。邪魔さえしなければだけど」
翼を翻し、ゾーイは去っていく。行き先は、ドーム状の宮殿だ。あんなもの、いつの間に。
「なんだアイツ! 上から目線でヤなやつだな!」
トウコが、ゾーイの背中に向けて舌を出す。
たしかに、トウコが一番キライなタイプかもしれない。
修行僧系のハンターがすべき行為ではないが。
トウコのジョブである【アデプト】は、『人類みな兄弟』という対等主義をうたっている。
神との主従を重んじるゾーイとは、考えが相容れない。
「それにしても、【セイクリッド】って何者だ? そんなに影響力が高いのか?」
「ええ。高いなんてものではありませんよ。彼女たちは、『神が遣わしたフォート族』と言っていいでしょうね」
キンバリーが、トウコの質問に答えた。
「ランバートさん方、ゾーイ女王については、もっとも詳しい方がいらっしゃいます。そちらに聞いていただけませんか?」
ギルドは、廃棄された要塞の処理に追われて、手が離せないらしい。
「どこにいるんだ?」
「【災厄の塔】ですよ」
「ああ、なるほど」
昼食がてら、俺たちはビョルンとリュボフに会いに行った。
たしかに聖女リュボフと、一度死んで天使に転生したビョルンなら、神の使いを自称するセイクリッド族に近い。
ビョルンはかつて仲間だったが、組成した際に天使としての役割を受けて、塔の管理を任されている。
そのせいで、塔から出られなくなった。
リュボフも彼の妻として、塔に残っている。
「ほーら、ビョルン。口を開けなさーい」
「あーん。ありがとリュボフ」
リュボフが、夫であるビョルンに一口サイズのハンバーグを「あーん」している。
「うめえなあ。コナツんところの料理も最高だが、グレースちゃんの手料理もいいねぇ。旦那さんがうらやましいぜ」
「なによ、ビョルンったら! もう作ってあげないわよっ」
「冗談だってばぁ」
そっぽを向いたリュボフを、ビョルンがすり寄ってなだめていた。
「料理するのか?」
「夕飯だけね」
キャンプ道具を出して、買ってきてもらった食材を調理する程度らしい。
「ずっとこんなカンジなのか? ルーオン」
「そうなんだよ。食っている間、ずーっとイチャイチャしてんの。おれたちをトレーニングしてくれるから、文句は言えねえけどさ」
半人前のハンターであるルーオンが、呆れた顔になっている。
システムを安定させるために塔から離れられないビョルンたちに、食事を運ぶ係を担当しているのだ。
「おめえもコネーホちゃんとラブチュッチュしとけよ、ルーオン。オイラたちは、お前らカップルのサンプルでもあるの」
「うるっせ! もうメシ持ってきてやらねえぞ!」
あからさまにわかりやすく、ルーオンは反応した。
今日の料理は、グレース特製の『ハンバーグ定食』である。
いつも食事を運んでいるルーオンたちの代わりに、俺たちがペールディネまで買いに行ったのだ。グレースの様子を見に行きたかったのもある。
グレースはゾーイたちになにかされたかと思ったが、無事で何よりだった。
俺たちがギルドにクリムの情報を伝えていなかったら、彼女たちの命が危なかったからだろう。
「ビョルン、そろそろ」
「ああ、セイクリッド族のことだったな」
ため息をつきつつ、ビョルンはウイスキーでマスカットを流し込む。
「セイクリッドなんて、よく生きていたな。個体数で言えば、多分フォート族より少ないぜ」
「ビョルン、そのなんとかって一族って、何者なの? アンドロイドなんでしょ?」
同じく新米ハンターのコネーホが、ビョルンたちに酒を注ぐ。
「機械でできた、天使族だよ。神様が作ったフォート族、って言えばいいかな? シーデーのおっさん」
ビョルンが、シーデーに視線を向けた。
「言い得て妙ですな、ビョルン殿。我々フォート族は、魔王によってスクラップから作られた、意思を持つロボットであります。対してセイクリッドは、神が機械に命を吹き込んだタイプであります」
「シーデー、お前も詳しいんだな?」
「とはいえ、経緯や仕える存在が異なりますので、彼女らに何が起きて、どうなったのかまでは」
首を振って、シーデーは昼食を取る。
「そんなに貴重な種族が、どうして台頭してきたの?」
「それは、まあ、ランバートのやったことが原因だよ」
「はい。元々ここ、ルダニムの」
「なんだって?」
キンバリーの言っていることを、俺は一瞬理解できなかった。
「ワタシが教えてあげるわ、ランバート・ペイジ。ワタシたちルダニムの民【セイクリッド】族は、移民したのよ」
過去に一度、魔物との戦いでルダニムは放棄されたという。再興を図ろうとした矢先、秘密結社χとの戦いが起きた。ルダニムは再度、撤退を余儀なくされたのである。
「あなたたちハンターのおかげで、ルダニムは解放されたわ。今度こそ、復興できるでしょう。それは感謝するわ。だけど、これだけは覚えておいて。χを滅ぼすのは、ワタシたちルダニムよ」
ゾーイの語り口から、初めて感情らしきものが乗った。それだけ、χに対する憎悪が激しいのだろう。
「言いたいことは、それだけよ。邪魔をしないなら、そちらの魔王様だって悪いようにはしないわ。邪魔さえしなければだけど」
翼を翻し、ゾーイは去っていく。行き先は、ドーム状の宮殿だ。あんなもの、いつの間に。
「なんだアイツ! 上から目線でヤなやつだな!」
トウコが、ゾーイの背中に向けて舌を出す。
たしかに、トウコが一番キライなタイプかもしれない。
修行僧系のハンターがすべき行為ではないが。
トウコのジョブである【アデプト】は、『人類みな兄弟』という対等主義をうたっている。
神との主従を重んじるゾーイとは、考えが相容れない。
「それにしても、【セイクリッド】って何者だ? そんなに影響力が高いのか?」
「ええ。高いなんてものではありませんよ。彼女たちは、『神が遣わしたフォート族』と言っていいでしょうね」
キンバリーが、トウコの質問に答えた。
「ランバートさん方、ゾーイ女王については、もっとも詳しい方がいらっしゃいます。そちらに聞いていただけませんか?」
ギルドは、廃棄された要塞の処理に追われて、手が離せないらしい。
「どこにいるんだ?」
「【災厄の塔】ですよ」
「ああ、なるほど」
昼食がてら、俺たちはビョルンとリュボフに会いに行った。
たしかに聖女リュボフと、一度死んで天使に転生したビョルンなら、神の使いを自称するセイクリッド族に近い。
ビョルンはかつて仲間だったが、組成した際に天使としての役割を受けて、塔の管理を任されている。
そのせいで、塔から出られなくなった。
リュボフも彼の妻として、塔に残っている。
「ほーら、ビョルン。口を開けなさーい」
「あーん。ありがとリュボフ」
リュボフが、夫であるビョルンに一口サイズのハンバーグを「あーん」している。
「うめえなあ。コナツんところの料理も最高だが、グレースちゃんの手料理もいいねぇ。旦那さんがうらやましいぜ」
「なによ、ビョルンったら! もう作ってあげないわよっ」
「冗談だってばぁ」
そっぽを向いたリュボフを、ビョルンがすり寄ってなだめていた。
「料理するのか?」
「夕飯だけね」
キャンプ道具を出して、買ってきてもらった食材を調理する程度らしい。
「ずっとこんなカンジなのか? ルーオン」
「そうなんだよ。食っている間、ずーっとイチャイチャしてんの。おれたちをトレーニングしてくれるから、文句は言えねえけどさ」
半人前のハンターであるルーオンが、呆れた顔になっている。
システムを安定させるために塔から離れられないビョルンたちに、食事を運ぶ係を担当しているのだ。
「おめえもコネーホちゃんとラブチュッチュしとけよ、ルーオン。オイラたちは、お前らカップルのサンプルでもあるの」
「うるっせ! もうメシ持ってきてやらねえぞ!」
あからさまにわかりやすく、ルーオンは反応した。
今日の料理は、グレース特製の『ハンバーグ定食』である。
いつも食事を運んでいるルーオンたちの代わりに、俺たちがペールディネまで買いに行ったのだ。グレースの様子を見に行きたかったのもある。
グレースはゾーイたちになにかされたかと思ったが、無事で何よりだった。
俺たちがギルドにクリムの情報を伝えていなかったら、彼女たちの命が危なかったからだろう。
「ビョルン、そろそろ」
「ああ、セイクリッド族のことだったな」
ため息をつきつつ、ビョルンはウイスキーでマスカットを流し込む。
「セイクリッドなんて、よく生きていたな。個体数で言えば、多分フォート族より少ないぜ」
「ビョルン、そのなんとかって一族って、何者なの? アンドロイドなんでしょ?」
同じく新米ハンターのコネーホが、ビョルンたちに酒を注ぐ。
「機械でできた、天使族だよ。神様が作ったフォート族、って言えばいいかな? シーデーのおっさん」
ビョルンが、シーデーに視線を向けた。
「言い得て妙ですな、ビョルン殿。我々フォート族は、魔王によってスクラップから作られた、意思を持つロボットであります。対してセイクリッドは、神が機械に命を吹き込んだタイプであります」
「シーデー、お前も詳しいんだな?」
「とはいえ、経緯や仕える存在が異なりますので、彼女らに何が起きて、どうなったのかまでは」
首を振って、シーデーは昼食を取る。
「そんなに貴重な種族が、どうして台頭してきたの?」
「それは、まあ、ランバートのやったことが原因だよ」
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