9 / 48
第一問 日本で初めてコーヒーを飲んだ、歴史上の人物は? ~クイズ番組研究会、発足~
「いとしのエリー」を最初にカバーしたのは誰?
しおりを挟む
正直、今日の収録は嘉穂さんのワンサイドゲームになるだろうと思っていた。
が、大方の予想を裏切り、名護湊が怒濤の追い上げを見せている。
ボケ解答だけでなく、博識な一面も覗かせ、場を盛り上げてくれた。
「ここで皆さんに報告があります。実は……次が、最後の問題です」
「なな!?」
「マジ!? ウチ聞いてない!」
今言ったからね!
「ということは、小宮山のんの優勝はなくなりました」
「うわー。そんなー。オイラのツチノコがー」
のんが頭を抱えた。まだツチノコを諦めてなかったのか。
だが、このメンツで一ポイントでも獲得しただけでも凄いと思うんだけど。
「答え続けていれば、何かあるかもしれない。ポイントを稼ぐのを諦めないで下さいね。では行きましょう、最後の問題です!」
いよいよ、残すところあと一問となった。
「さて、これが最後の問題です! 実は超難問の第一〇問! 来住先輩お願いします」
『ズバリ、サザンオールスタースの名曲、『いとしのエリー』を世界で最初にカヴァーした、外国人のシンガーは?』
さっそく、小宮山のんが『食いついた』。
「え、簡単じゃん。何が難しいのだ?」
「お答えをどうぞ」
「レイ・チャールズだろ?」
ブブーっと、不正解の音が。
「えーっ!?」と、小宮山のんが良いリアクションをしてくれた。
これには、湊も止まってしまう。ボタンを押そうとしたのか、手を上に上げたまま固まっている。
「と、思うじゃん。誰だって思うだよ。レイ・チャールズだって。でも違うんです」
「ヒントくれないかな?」
「ではヒント。カヴァーされた年は、一九八三年です。カバーをしたライブがレコードとして発売されたのが最初と言われてますね」
ちなみにレイ・チャールズがカヴァーした年は、一九八九年だ。
一応、最初にカヴァー曲として『販売』されたのは最初である。
けれど、カヴァー自体を最初に行ったのは別の人物なのだ。
「今いくつでしょう?」
「七〇歳越えてます」
「あっ」とボタンを押して、湊は後悔したような顔になる。
「だめだ。ジミー・クリフじゃないや」
「はい。不正解です」
結局、誰からも解答が出ず、時間切れとなった。
「では来住さん、正解の方を」
『正解は、オーティス・クレイさんです』
三人ともポカンとしている。答えを聞かれても、意味が分からないといった風に。
それもそうだ。あまりにも知名度が低いのだから。
「わかりませんでしたか。そう思ってました」
三人は、ハテナマークが浮かんだように、口を開けていた。
「実はですね、この問題、クイズ研究部にも答えていただいたんです。全員に」
「何人正解したんだい?」
「それが、ゼロ人だったんです」
質問した湊を含め、クイズ研の面々が唖然とした顔になる。
つまり、クイズ研究部の総力を挙げても、誰一人として答えられなかったのだ。
特に部長が答えられなかったのが秀逸だった。『積年の恨みを晴らした』気分とはこのことを言うのだろう。
みんなが答えられないのも無理ないかな、と思った。
とはいえ、これではクイズ研としていることが一緒だ。
難問で相手を打ち負かすことなど、僕たちが望むものではない。
クイズとは楽しいものだ。どこかに楽しさがなければ、絶対に廃れてしまう。
「と、いうわけで、泣きの最終問題です。このままでは終われないですよね? なので、これが本当の最終問題と致します! 来住先輩読み上げよろしく!」
『では、オーティスクレイ版「いとしのエリー」では、「エリー、マイラブ、ソー、スイート」の「スイート」の部分を、何と歌っているでしょう?」
やはり、こういうときに最も早く手が動くのは、のんだ。
「小宮山のんが来た! これで正解なら逆転して二位に入ります。さて答えは?」
「ソー……ハニー?」
「違います。はい。次にボタンを押したのは、名護湊さん。お答えは?」
首をかしげながら、湊は、「エンジェル?」と答えた。
「不正解、なぜそう思った?」
「いやあ、『マジ天使的』な意味で」
僕は思わず口元を手で押さえてしまう。
「っぽいですけどねー。違うんです! でも惜しい!」
「惜しいなら、これですぅ!」
ここで、嘉穂さんがボタンを押した。
「はい、これで決めるか、津田さん、お答えをどうぞ!」
「トゥルーッ!」
「大正解です。お見事でした!」
ファンファーレが鳴り響く。
第一回、クイズ番組研究会は、見事、嘉穂さんが優勝した。
「いかがだったでしょうか、クイズ番組研究会、それでは、第二回でお会いしましょう! ご視聴ありがとうございました!」
「OK」という西畑の声で、全ての収録が終わる。
これにて、番組は無事終了を迎えた。
放送部と共に教室を片づけ、お開きとなる。
「お疲れ様でした」
僕の呼びかけに、四人が「お疲れ様でした」と返す。
番組の最後に、『いとしのエリー』を聴いてもらった。
オーティス・クレイ版だ。
「長い」と湊に言われて途中で切ってしまった。
一三分もあるからね。
夕暮れの坂道を、番組研のみんなで歩いて帰る。
「それにしてもさ、福原ってえらい辛辣なんだね。クイズ研究部の部長にに対してさ」
湊の言葉に言い返せず、僕は口を紡ぐ。
「いくら津田さんに対してセクハラしたってさ、結構ひどいよね。何か、個人的な恨みでもあるわけ?」
「そりゃあ、もう。語り出したらラノベ二冊分にはなるんじゃないかな?」
大げさに聞こえるかも知れないが、実際はそれくらい闇が深い。
「そんなに古いお付き合いだったんですかぁ?」
意外だという表情が、嘉穂さんの顔に浮かぶ。
「はい。嘉穂さんに嫌がらせした後、家に帰ってからも大ゲンカですよ」
もう数日は、まともに口を聞いていない。
「え、え、晶太くん、ちょっと待って下さい。どういう意味なんですかぁ?」
何をどう見当違いをしているのか、嘉穂さんは手をワタワタとさせて、困惑してらっしゃるようだ。眼もグルグルさせている。
「ひょっとして晶ちゃん、何も話してないの?」
やなせ姉が首をかしげた。
そっか。説明するの忘れてたや。
「説明して下さい、是非!」
「言うまで帰さないからね」
嘉穂さんと湊にマジマジと見つめられる。
「クイズ研の部長は、しょーたの姉貴だぞ」
が、大方の予想を裏切り、名護湊が怒濤の追い上げを見せている。
ボケ解答だけでなく、博識な一面も覗かせ、場を盛り上げてくれた。
「ここで皆さんに報告があります。実は……次が、最後の問題です」
「なな!?」
「マジ!? ウチ聞いてない!」
今言ったからね!
「ということは、小宮山のんの優勝はなくなりました」
「うわー。そんなー。オイラのツチノコがー」
のんが頭を抱えた。まだツチノコを諦めてなかったのか。
だが、このメンツで一ポイントでも獲得しただけでも凄いと思うんだけど。
「答え続けていれば、何かあるかもしれない。ポイントを稼ぐのを諦めないで下さいね。では行きましょう、最後の問題です!」
いよいよ、残すところあと一問となった。
「さて、これが最後の問題です! 実は超難問の第一〇問! 来住先輩お願いします」
『ズバリ、サザンオールスタースの名曲、『いとしのエリー』を世界で最初にカヴァーした、外国人のシンガーは?』
さっそく、小宮山のんが『食いついた』。
「え、簡単じゃん。何が難しいのだ?」
「お答えをどうぞ」
「レイ・チャールズだろ?」
ブブーっと、不正解の音が。
「えーっ!?」と、小宮山のんが良いリアクションをしてくれた。
これには、湊も止まってしまう。ボタンを押そうとしたのか、手を上に上げたまま固まっている。
「と、思うじゃん。誰だって思うだよ。レイ・チャールズだって。でも違うんです」
「ヒントくれないかな?」
「ではヒント。カヴァーされた年は、一九八三年です。カバーをしたライブがレコードとして発売されたのが最初と言われてますね」
ちなみにレイ・チャールズがカヴァーした年は、一九八九年だ。
一応、最初にカヴァー曲として『販売』されたのは最初である。
けれど、カヴァー自体を最初に行ったのは別の人物なのだ。
「今いくつでしょう?」
「七〇歳越えてます」
「あっ」とボタンを押して、湊は後悔したような顔になる。
「だめだ。ジミー・クリフじゃないや」
「はい。不正解です」
結局、誰からも解答が出ず、時間切れとなった。
「では来住さん、正解の方を」
『正解は、オーティス・クレイさんです』
三人ともポカンとしている。答えを聞かれても、意味が分からないといった風に。
それもそうだ。あまりにも知名度が低いのだから。
「わかりませんでしたか。そう思ってました」
三人は、ハテナマークが浮かんだように、口を開けていた。
「実はですね、この問題、クイズ研究部にも答えていただいたんです。全員に」
「何人正解したんだい?」
「それが、ゼロ人だったんです」
質問した湊を含め、クイズ研の面々が唖然とした顔になる。
つまり、クイズ研究部の総力を挙げても、誰一人として答えられなかったのだ。
特に部長が答えられなかったのが秀逸だった。『積年の恨みを晴らした』気分とはこのことを言うのだろう。
みんなが答えられないのも無理ないかな、と思った。
とはいえ、これではクイズ研としていることが一緒だ。
難問で相手を打ち負かすことなど、僕たちが望むものではない。
クイズとは楽しいものだ。どこかに楽しさがなければ、絶対に廃れてしまう。
「と、いうわけで、泣きの最終問題です。このままでは終われないですよね? なので、これが本当の最終問題と致します! 来住先輩読み上げよろしく!」
『では、オーティスクレイ版「いとしのエリー」では、「エリー、マイラブ、ソー、スイート」の「スイート」の部分を、何と歌っているでしょう?」
やはり、こういうときに最も早く手が動くのは、のんだ。
「小宮山のんが来た! これで正解なら逆転して二位に入ります。さて答えは?」
「ソー……ハニー?」
「違います。はい。次にボタンを押したのは、名護湊さん。お答えは?」
首をかしげながら、湊は、「エンジェル?」と答えた。
「不正解、なぜそう思った?」
「いやあ、『マジ天使的』な意味で」
僕は思わず口元を手で押さえてしまう。
「っぽいですけどねー。違うんです! でも惜しい!」
「惜しいなら、これですぅ!」
ここで、嘉穂さんがボタンを押した。
「はい、これで決めるか、津田さん、お答えをどうぞ!」
「トゥルーッ!」
「大正解です。お見事でした!」
ファンファーレが鳴り響く。
第一回、クイズ番組研究会は、見事、嘉穂さんが優勝した。
「いかがだったでしょうか、クイズ番組研究会、それでは、第二回でお会いしましょう! ご視聴ありがとうございました!」
「OK」という西畑の声で、全ての収録が終わる。
これにて、番組は無事終了を迎えた。
放送部と共に教室を片づけ、お開きとなる。
「お疲れ様でした」
僕の呼びかけに、四人が「お疲れ様でした」と返す。
番組の最後に、『いとしのエリー』を聴いてもらった。
オーティス・クレイ版だ。
「長い」と湊に言われて途中で切ってしまった。
一三分もあるからね。
夕暮れの坂道を、番組研のみんなで歩いて帰る。
「それにしてもさ、福原ってえらい辛辣なんだね。クイズ研究部の部長にに対してさ」
湊の言葉に言い返せず、僕は口を紡ぐ。
「いくら津田さんに対してセクハラしたってさ、結構ひどいよね。何か、個人的な恨みでもあるわけ?」
「そりゃあ、もう。語り出したらラノベ二冊分にはなるんじゃないかな?」
大げさに聞こえるかも知れないが、実際はそれくらい闇が深い。
「そんなに古いお付き合いだったんですかぁ?」
意外だという表情が、嘉穂さんの顔に浮かぶ。
「はい。嘉穂さんに嫌がらせした後、家に帰ってからも大ゲンカですよ」
もう数日は、まともに口を聞いていない。
「え、え、晶太くん、ちょっと待って下さい。どういう意味なんですかぁ?」
何をどう見当違いをしているのか、嘉穂さんは手をワタワタとさせて、困惑してらっしゃるようだ。眼もグルグルさせている。
「ひょっとして晶ちゃん、何も話してないの?」
やなせ姉が首をかしげた。
そっか。説明するの忘れてたや。
「説明して下さい、是非!」
「言うまで帰さないからね」
嘉穂さんと湊にマジマジと見つめられる。
「クイズ研の部長は、しょーたの姉貴だぞ」
0
あなたにおすすめの小説
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界で焼肉屋を始めたら、美食家エルフと凄腕冒険者が常連になりました ~定休日にはレア食材を求めてダンジョンへ~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
辺境の町バラムに暮らす青年マルク。
子どもの頃から繰り返し見る夢の影響で、自分が日本(地球)から転生したことを知る。
マルクは日本にいた時、カフェを経営していたが、同業者からの嫌がらせ、客からの理不尽なクレーム、従業員の裏切りで店は閉店に追い込まれた。
その後、悲嘆に暮れた彼は酒浸りになり、階段を踏み外して命を落とした。
当時の記憶が復活した結果、マルクは今度こそ店を経営して成功することを誓う。
そんな彼が思いついたのが焼肉屋だった。
マルクは冒険者をして資金を集めて、念願の店をオープンする。
焼肉をする文化がないため、その斬新さから店は繁盛していった。
やがて、物珍しさに惹かれた美食家エルフや凄腕冒険者が店を訪れる。
HOTランキング1位になることができました!
皆さま、ありがとうございます。
他社の投稿サイトにも掲載しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる