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第五章 元暗黒騎士、四天王と異次元からの侵略者を同時に相手する
第47話 第二深部
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ぽっての連中を苦しめた敵は、第二深部という世界から来たらしい。
「裂け目には、何層も深部があるのです」
深部が深くなるごとに、敵も強くなる。魔力が魔法障壁に干渉してしまうため、こちらに来ることが困難になるが。
「強引に、こちらへ侵略してきたようです。ぽっての三人も、相当な強さを持っています。相手は、それをさらに上回っていました」
ぽっての三人でさえ手を焼く魔物か。
面白そうだ。
「モンの字よ、妙な笑みを浮かべておるのう。戦闘狂なのは、相変わらずと見える」
「俺は、日常生活ではなんの役にも立たん。だから、戦うだけでいい仕事を選んだくらいだ」
俺にとって戦闘は、呼吸のようなものである。
強い相手なら、より楽しめるというもの。
「ではモン、ガルルデ、お気をつけて」
そういうが、ヒナ王女は大して気にかけていない。俺たちを、信頼してくれているのだ。絶対に勝てると。
「ここが、裂け目の内部かえ。面妖な」
崖の下にある裂け目を抜けると、一面の荒野が広がっていた。
そりゃあ、最初に見たら驚くよな。こんな世界を見せられたら。
「ここは、第二深部ってところか?」
「はい。裂け目の二層目です。ここから、大量の毒モンスターが現れました。また、来ましたよ」
ヒナ王女に言われても、バカでかい霧しか見えない。
「どこにいるんだ?」
「眼の前に立っています」
よく見ると、霧は人の形をしていたではないか。
右手に白い大蛇を携えた、半裸の男性が現れた。人間サイズではなく、大陸並に大きい。身体も発光している。
「あれが、親玉のようですね」
ヒナ王女が、男性型の魔物を見上げた。
「我が名は、アスタロト。下賤なるものよ、今すぐに世界を明け渡すがよい。我が毒によって、我が世界の養分としてくれよう」
「お前が、さっきの三人を倒したのか?」
「あの小娘らか。我が尖兵バジリスク、及びカトブレパスを退けたことは称賛に値する。だがこの王アスタロト自らが来たからには、容赦はできぬ」
アスタロトとやらは、本気でこの世界を乗っ取れると考えているようだ。以前現れた、異国のカメ野郎のように。
「えらく小物の魔物に、苦戦していたんだな? ぽってのヤツら」
バジリスクやカトブレパスといえば、そこまで強くはなかったはずだ。
「魔王アスタロトの魔力によって、強化されていました。油断してしまったようですね」
かもしれん。でなければドラゴン三匹が、格下に遅れを取るなんてないはずだ。
力を隠していやがったか。
「つまりは、のう? モンの字」
「そうだ。油断しなかったら、目じゃねえってことさ」
「裂け目には、何層も深部があるのです」
深部が深くなるごとに、敵も強くなる。魔力が魔法障壁に干渉してしまうため、こちらに来ることが困難になるが。
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ぽっての三人でさえ手を焼く魔物か。
面白そうだ。
「モンの字よ、妙な笑みを浮かべておるのう。戦闘狂なのは、相変わらずと見える」
「俺は、日常生活ではなんの役にも立たん。だから、戦うだけでいい仕事を選んだくらいだ」
俺にとって戦闘は、呼吸のようなものである。
強い相手なら、より楽しめるというもの。
「ではモン、ガルルデ、お気をつけて」
そういうが、ヒナ王女は大して気にかけていない。俺たちを、信頼してくれているのだ。絶対に勝てると。
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崖の下にある裂け目を抜けると、一面の荒野が広がっていた。
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「どこにいるんだ?」
「眼の前に立っています」
よく見ると、霧は人の形をしていたではないか。
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「あれが、親玉のようですね」
ヒナ王女が、男性型の魔物を見上げた。
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