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第二章 新しい仲間は強いエビですわ!
第24話 財宝の使い道がありませんわ
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その後も数日かけて、我々は沈没船の探索を行いました。
「どう、ルカン。お父上の情報は手に入りそう?」
ステイサメさんが、わたくしを心配して声をかけてくれます。
ですのに、わたくしったら首を縦には振れません。
「あの写真がどこで手に入ったか、わかればいいんだけど」
「ギルドで、聞いてみますわ」
結局、めぼしい情報などは見つかりませんでしたわ。
「すまない。ワタシばかり強くなってしまって」
エビちゃんさんのプロテクターを、ザラタンの甲羅を加工してアップグレードしたくらいです。ちゃんさん本人は、「気持ち悪い」と言っていましたが。とはいえ、この先どんな魔物が襲ってくるかわかりません。強くなることに越したことはありませんわ。
「ちゃんさんは、前衛なのです。生存率の高さは必須ですから。お気になさらず」
「ああ。壁役として、しっかり働く所存だ」
「いえいえ。あなたは仲間ですから」
「ありがとう」
強くなるといえば、ステイサメさんです。
わたくし、【サメ使い】としてさらに強くなる必要を感じてしました。
ステイサメさんを強くするには、サメ使いであるわたくしが強くならねばなりません。相乗効果といいまして、わたくしの強さはステイサメさんのレベルに直結いたします。
「まったく、レベルが上がらなくなりましたわ」
半魚人なんていくら倒しても、レベルが上がりません。奴らも弱いですが、わたくしたちも強くなりすぎています。
あんなほぼ無限湧きのザコどもなど、いないのも同然ですし。
ザラタンを倒したことで、わたくしたちはかなりのレベルアップを致しました。
とはいえ、ザラタンごときに遅れを取るとは。
あのような手合を、弱点をつく以外で倒せるようになること。それが、今では急務と思っております。
沈没船で見つかったアイテムなどで、装備品の見直しをいたします。
「ビキニアーマーですが、幾分か強度の強いものを手に入れましたわね」
「そうだね。現段階では最強だろう」
わたくしの普段着は、Tシャツとホットパンツに切り替わっておりました。その下は、城の貝殻ビキニアーマーです。貝殻で、局部を覆っているわけではありません。貝殻自体を、水着に加工しているのですわ。より魔法剣士に近づいた気がします。
「キャンディケインも、強いよね」
「ええ。ドゥカヴニーの鍛冶屋さんに、鍛え直してもらいました」
ステイサメさんですが、パーカーを加工しています。また、念願の武器を手に入れましたわ。三叉戟《さんさげき》でしてよ。こちらも鍛冶屋さんで手に入れましたの。
ただ、それでも財宝の使い道までは考えつきませんでした。我々では、持て余してしまいます。換金したとしても、お金の用途は見つかりませんですわね。
まあ、どのみち使い所はあるでしょう。それまで、ギルドに預かっていただきます。
気を取り直して、父の写真があった額縁の持ち主を探すことに致しましょう。
「一つだけ心当たりのある場所があるのですが、ほとんど廃墟なのです」
「どういうことですの?」
「半魚人、あなた方が【深きもの】と呼ぶ連中によって壊滅させられた街があるのです」
向かいの大陸にある、半島の街だといいます。
おそらく沈没船は、そこからこちらへ向かったのではないかとのこと。
「額縁の細工からして、税金逃れもあったでしょうけど、お写真の保存状態から見て、持ち主があなたを心配なさっていたのは本当のようですので」
「なるほど。行ってまいりますわ」
次の目的地が、決まりましたわ。
「ですが、気をつけてください。あなたを狙っている海軍がいます」
「海軍が?」
はて。我々って、そんなに要注意人物でしたっけ?
「詳細は不明です。あと、あなたのお父上……義理のですかね。亡くなったと報告が」
「……そうですか。とうとう処刑されたのですね?」
「それが、妙でして」
ギルドマスターのエルフさんが、眉をひそめます。
「実は、処刑される予定は今日だったのですが、前日に死にまして」
「それは妙ですわね」
「一番変なのは、死因なのです」
継父は不健康な生活をしていたのは確かです。酒の量も多かったですし。しかし、牢屋で自害するような度胸もありません。
「義父はどんな死に方を?」
わたくしが聞くと、エルフのお姉さんは、ため息交じりに告げます。
「それが、溺死なのです」
牢屋で?
「どう、ルカン。お父上の情報は手に入りそう?」
ステイサメさんが、わたくしを心配して声をかけてくれます。
ですのに、わたくしったら首を縦には振れません。
「あの写真がどこで手に入ったか、わかればいいんだけど」
「ギルドで、聞いてみますわ」
結局、めぼしい情報などは見つかりませんでしたわ。
「すまない。ワタシばかり強くなってしまって」
エビちゃんさんのプロテクターを、ザラタンの甲羅を加工してアップグレードしたくらいです。ちゃんさん本人は、「気持ち悪い」と言っていましたが。とはいえ、この先どんな魔物が襲ってくるかわかりません。強くなることに越したことはありませんわ。
「ちゃんさんは、前衛なのです。生存率の高さは必須ですから。お気になさらず」
「ああ。壁役として、しっかり働く所存だ」
「いえいえ。あなたは仲間ですから」
「ありがとう」
強くなるといえば、ステイサメさんです。
わたくし、【サメ使い】としてさらに強くなる必要を感じてしました。
ステイサメさんを強くするには、サメ使いであるわたくしが強くならねばなりません。相乗効果といいまして、わたくしの強さはステイサメさんのレベルに直結いたします。
「まったく、レベルが上がらなくなりましたわ」
半魚人なんていくら倒しても、レベルが上がりません。奴らも弱いですが、わたくしたちも強くなりすぎています。
あんなほぼ無限湧きのザコどもなど、いないのも同然ですし。
ザラタンを倒したことで、わたくしたちはかなりのレベルアップを致しました。
とはいえ、ザラタンごときに遅れを取るとは。
あのような手合を、弱点をつく以外で倒せるようになること。それが、今では急務と思っております。
沈没船で見つかったアイテムなどで、装備品の見直しをいたします。
「ビキニアーマーですが、幾分か強度の強いものを手に入れましたわね」
「そうだね。現段階では最強だろう」
わたくしの普段着は、Tシャツとホットパンツに切り替わっておりました。その下は、城の貝殻ビキニアーマーです。貝殻で、局部を覆っているわけではありません。貝殻自体を、水着に加工しているのですわ。より魔法剣士に近づいた気がします。
「キャンディケインも、強いよね」
「ええ。ドゥカヴニーの鍛冶屋さんに、鍛え直してもらいました」
ステイサメさんですが、パーカーを加工しています。また、念願の武器を手に入れましたわ。三叉戟《さんさげき》でしてよ。こちらも鍛冶屋さんで手に入れましたの。
ただ、それでも財宝の使い道までは考えつきませんでした。我々では、持て余してしまいます。換金したとしても、お金の用途は見つかりませんですわね。
まあ、どのみち使い所はあるでしょう。それまで、ギルドに預かっていただきます。
気を取り直して、父の写真があった額縁の持ち主を探すことに致しましょう。
「一つだけ心当たりのある場所があるのですが、ほとんど廃墟なのです」
「どういうことですの?」
「半魚人、あなた方が【深きもの】と呼ぶ連中によって壊滅させられた街があるのです」
向かいの大陸にある、半島の街だといいます。
おそらく沈没船は、そこからこちらへ向かったのではないかとのこと。
「額縁の細工からして、税金逃れもあったでしょうけど、お写真の保存状態から見て、持ち主があなたを心配なさっていたのは本当のようですので」
「なるほど。行ってまいりますわ」
次の目的地が、決まりましたわ。
「ですが、気をつけてください。あなたを狙っている海軍がいます」
「海軍が?」
はて。我々って、そんなに要注意人物でしたっけ?
「詳細は不明です。あと、あなたのお父上……義理のですかね。亡くなったと報告が」
「……そうですか。とうとう処刑されたのですね?」
「それが、妙でして」
ギルドマスターのエルフさんが、眉をひそめます。
「実は、処刑される予定は今日だったのですが、前日に死にまして」
「それは妙ですわね」
「一番変なのは、死因なのです」
継父は不健康な生活をしていたのは確かです。酒の量も多かったですし。しかし、牢屋で自害するような度胸もありません。
「義父はどんな死に方を?」
わたくしが聞くと、エルフのお姉さんは、ため息交じりに告げます。
「それが、溺死なのです」
牢屋で?
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