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第二章 おひとりさま男子、婚約者と同居を始めます。
第9話 ゲーム配信
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「動画といえば、ゲームだろ」ということで、一応試してみることにした。
なにより中間テスト後で、ふたりとも息抜きをしたかったのである。
「でも、星梨おばさん。再生数稼ぎに関しては効率悪くないか?」
「若者は、そういうこと考えなくてOK。動画撮影が楽しいって気持ちの方が大切だから」
毎日動画をアップするのだ。最初から完璧な動画を目指すと、いつまでたっても完成しない。
再生数などを気にしながらの作業は、慣れてきてからでいいという。
「だから、快斗も夢希ちゃんも、楽しんでちょうだい」
おばさんがそこまでいうなら、楽しくゲームをさせてもらうとするか。
「夢希は、どんなゲームが好みだ?」
「ゾンビゲーはちょっと……」
「怖いのが苦手なのか?」
「いや。敵が代わり映えしないのが、しんどい」
バトルは好きだが作業ゲーはイマイチ、という感想だな。
対戦ゲームより、みんなでできるゲームがよかろうと思ったので、建築ゲーにチャレンジしてみた。
インディーズが出している本家ではなく、伝統RPGを出し続けているメーカーの作品を遊ぶ。
これなら難しい設定なしで、二人で協力できる。
「オレが戦闘を担当するから、ムゥは建築を頼む」
「わかった。それでいこう。カイカイ」
雑なオレが建物建築なんて担当したら、色々とメチャクチャになりそうだ。夢希の建築を邪魔するモンスターを狩ることにする。
1Pのオレが「カイカイ」、2Pの夢希は「ムゥ」である。そのままだな。
整地を終えて、ムゥが石を並べていく。基礎を作っているようだ。
オレはその間に、ムゥの作業を邪魔する魔物を蹴散らす。スライムだろうがコウモリだろうがやっつける。数が多い。
「湧き潰しが完了したぞ、カイカイ」
どうやら、フィールドを「部屋」としてゲームに認識させると、モンスターが湧かなくなるようだ。家を立てる予定がない場所も、部屋として処理していく。
魔物が出なくなってきたので、オレも作業を手伝う。石を積む簡単な仕事程度だが。
本命の場所以外のフィールドにも、数か所部屋を作る。ひとまず、湧き潰しは完了した。ちょっとした村が、完成している。
あらかた進んだところで、ムゥが行き詰まる。
オレとしては、結構おしゃれな村だと思うのだが、また景観に納得していないらしい。
「ダンジョンにレア素材があるらしい。取ってきてもらいたい。その間に、作業を終わらせておくから」
「よし。行ってくるぞ、ムゥ」
ダンジョンでは、オレが先頭になって戦う。
「カイカイ、ダンジョンでは湧き潰しができないみたい」
「わかったぜ。素材を手に入れたら、とっとと帰る」
戦闘ばかりしていたから、オレのレベルは結構上がっている。
と思っていたら、ゴーレムが思っていた以上に強い。
「加勢しようか? 魔法のほうが役に立つかも」
ムゥが、作業の手を止めようとした。なにかの設備を作っているらしいが。
「いや、やらせてくれ。お前のほうが役に立っているからな。オレにも花を持たせてもらえると助かる」
「じゃあ、お願い」
「よし、こんちくしょ!」
ヒットアンドアウェイで、どうにかボスを撃破した。
ダイヤモンドを、手に入れる。
「これがレア素材でいいんだな?」
「OKOK。こっちも準備完了だ」
ムゥの方も、作業が終わったらしい。
「おおおお! これはすごいな」
ムゥが作っていたのは、教会だった。
「これで、結婚式が挙げられる。ゲームの中でだけど」
「え、ムゥ?」
「許嫁だから、ゲームでも結婚する」
「そ、そうか。じゃあ結婚式あげるか!」
オレは、ダイヤモンドをムゥにあげる。
たったそれだけのことだ。しかし、なにか感慨深いものはあった。
「ゲームなのに、めちゃくちゃ緊張した」
「オレもだ。ゲームでこんなにドキドキしたの、初めてかも」
「気を取り直そう」
気分を落ち着かせるため、星梨おばさんにススメられたFPSを試してみる。
ふたりとも、一分もかからないうちに死んだ。
なにより中間テスト後で、ふたりとも息抜きをしたかったのである。
「でも、星梨おばさん。再生数稼ぎに関しては効率悪くないか?」
「若者は、そういうこと考えなくてOK。動画撮影が楽しいって気持ちの方が大切だから」
毎日動画をアップするのだ。最初から完璧な動画を目指すと、いつまでたっても完成しない。
再生数などを気にしながらの作業は、慣れてきてからでいいという。
「だから、快斗も夢希ちゃんも、楽しんでちょうだい」
おばさんがそこまでいうなら、楽しくゲームをさせてもらうとするか。
「夢希は、どんなゲームが好みだ?」
「ゾンビゲーはちょっと……」
「怖いのが苦手なのか?」
「いや。敵が代わり映えしないのが、しんどい」
バトルは好きだが作業ゲーはイマイチ、という感想だな。
対戦ゲームより、みんなでできるゲームがよかろうと思ったので、建築ゲーにチャレンジしてみた。
インディーズが出している本家ではなく、伝統RPGを出し続けているメーカーの作品を遊ぶ。
これなら難しい設定なしで、二人で協力できる。
「オレが戦闘を担当するから、ムゥは建築を頼む」
「わかった。それでいこう。カイカイ」
雑なオレが建物建築なんて担当したら、色々とメチャクチャになりそうだ。夢希の建築を邪魔するモンスターを狩ることにする。
1Pのオレが「カイカイ」、2Pの夢希は「ムゥ」である。そのままだな。
整地を終えて、ムゥが石を並べていく。基礎を作っているようだ。
オレはその間に、ムゥの作業を邪魔する魔物を蹴散らす。スライムだろうがコウモリだろうがやっつける。数が多い。
「湧き潰しが完了したぞ、カイカイ」
どうやら、フィールドを「部屋」としてゲームに認識させると、モンスターが湧かなくなるようだ。家を立てる予定がない場所も、部屋として処理していく。
魔物が出なくなってきたので、オレも作業を手伝う。石を積む簡単な仕事程度だが。
本命の場所以外のフィールドにも、数か所部屋を作る。ひとまず、湧き潰しは完了した。ちょっとした村が、完成している。
あらかた進んだところで、ムゥが行き詰まる。
オレとしては、結構おしゃれな村だと思うのだが、また景観に納得していないらしい。
「ダンジョンにレア素材があるらしい。取ってきてもらいたい。その間に、作業を終わらせておくから」
「よし。行ってくるぞ、ムゥ」
ダンジョンでは、オレが先頭になって戦う。
「カイカイ、ダンジョンでは湧き潰しができないみたい」
「わかったぜ。素材を手に入れたら、とっとと帰る」
戦闘ばかりしていたから、オレのレベルは結構上がっている。
と思っていたら、ゴーレムが思っていた以上に強い。
「加勢しようか? 魔法のほうが役に立つかも」
ムゥが、作業の手を止めようとした。なにかの設備を作っているらしいが。
「いや、やらせてくれ。お前のほうが役に立っているからな。オレにも花を持たせてもらえると助かる」
「じゃあ、お願い」
「よし、こんちくしょ!」
ヒットアンドアウェイで、どうにかボスを撃破した。
ダイヤモンドを、手に入れる。
「これがレア素材でいいんだな?」
「OKOK。こっちも準備完了だ」
ムゥの方も、作業が終わったらしい。
「おおおお! これはすごいな」
ムゥが作っていたのは、教会だった。
「これで、結婚式が挙げられる。ゲームの中でだけど」
「え、ムゥ?」
「許嫁だから、ゲームでも結婚する」
「そ、そうか。じゃあ結婚式あげるか!」
オレは、ダイヤモンドをムゥにあげる。
たったそれだけのことだ。しかし、なにか感慨深いものはあった。
「ゲームなのに、めちゃくちゃ緊張した」
「オレもだ。ゲームでこんなにドキドキしたの、初めてかも」
「気を取り直そう」
気分を落ち着かせるため、星梨おばさんにススメられたFPSを試してみる。
ふたりとも、一分もかからないうちに死んだ。
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