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第八章 おひとりさまYouTuber、登録者一万超え!?
第49話 プールで、写真集撮影
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屋内プールに集まって、プールデートとなった。ここは夏場に、スパと同時稼働している。今はシーズンが終わり、プールは閉鎖していた。
プールで動画とは聞いていたが、なんと貸し切りとは!
シーズンオフで封鎖しているとはいえ、いいのか? 一応、温泉施設は稼働しているが。
「ベニマル先生、大丈夫なんですか?」
「大丈夫ですよ、快斗さん。今日は、『MØMIJI ファースト写真集』の撮影なので」
MØMIJIはなんでも、次の即売会でコスプレ写真集を売り出すそうな。
さすがに先生は、水着を着ていない。星梨おばさんと同様、ラッシュガードと救命胴衣で完全武装だ。カメラマンさんなどもいて、本格的である。
この場所もオフを狙って、グラビアアイドルなどが撮影で利用しているのだとか。
「おまたせ~」
モミジと夢希が、着替えを終えた。モミジはすっかり、バーチャル動画投稿者のMØIJIの顔になっている。
「えっと、MØMIJIちゃん。この子は、撮影目的じゃないんだよね?」
女性カメラマンさんが、夢希についてモミジに質問をした。
「そうそう。ムゥは、友だち。同業者だね」
「美人さんだから、モデルさんが増えたんだと思ったわ。あなた、興味があったら被写体になってみる?」
その気になったカメラマンさんが、夢希に催促する。
「ムリですムリですとんでもない!」
手をバタバタとさせて、夢希は全力拒否した。
「ムゥのいうとおりだよ。とんでもないって。あたしよりスタイルがいいから、あたしを食っちゃうよ」
「絶対ないから」
「アハハ! マジで拒否ってやんの! ホントにヤなんだね? ムゥ、仕事が終わったら遊ぼうぜ~」
「はーい」
改めて、MØMIJIの撮影会が始まる。
他の写真は撮影が終わっており、あとはプールでの水着撮影だけだという。
プールの端っこでプカプカと浮かびながら、オレたちは現場の様子をうかがっていた。
「やっぱりプロだね、モミジは。撮影が始まった途端、顔つきが変わったよ」
「だな。オレたちが入っちゃいけない領域だぜ」
「スタイルの維持とか、大変そう」
「つってもこの間、三段重ねのハンバーガーを二個も食ってなかったか?」
「だよね。それでもほっそいんだから、尋常じゃない努力が必要なんだよ。わたしなんか、すぐにお腹のお肉になっちゃって」
夢希が、自分の腹をつまむ。
「いいって。夢希はそのままで」
「ありがと、快斗」
オレたちがイチャツイていると、なんかモミジがクワッと熱い視線をこちらに送ってきた。
「ああ、いい! いいねMØMIJIちゃん! その『ジェラシー満載な視線を送ってます』って横顔、素敵だったわ! いただきましたからね!」
なんかオレたちは、MØMIJIのベストショットを手助けしてしまったらしい。
「あっ、気にしないでね。お二人のお姿は加工して、わからないようにしておくから」
「お願いします」
オレは念を押した。
プールで動画とは聞いていたが、なんと貸し切りとは!
シーズンオフで封鎖しているとはいえ、いいのか? 一応、温泉施設は稼働しているが。
「ベニマル先生、大丈夫なんですか?」
「大丈夫ですよ、快斗さん。今日は、『MØMIJI ファースト写真集』の撮影なので」
MØMIJIはなんでも、次の即売会でコスプレ写真集を売り出すそうな。
さすがに先生は、水着を着ていない。星梨おばさんと同様、ラッシュガードと救命胴衣で完全武装だ。カメラマンさんなどもいて、本格的である。
この場所もオフを狙って、グラビアアイドルなどが撮影で利用しているのだとか。
「おまたせ~」
モミジと夢希が、着替えを終えた。モミジはすっかり、バーチャル動画投稿者のMØIJIの顔になっている。
「えっと、MØMIJIちゃん。この子は、撮影目的じゃないんだよね?」
女性カメラマンさんが、夢希についてモミジに質問をした。
「そうそう。ムゥは、友だち。同業者だね」
「美人さんだから、モデルさんが増えたんだと思ったわ。あなた、興味があったら被写体になってみる?」
その気になったカメラマンさんが、夢希に催促する。
「ムリですムリですとんでもない!」
手をバタバタとさせて、夢希は全力拒否した。
「ムゥのいうとおりだよ。とんでもないって。あたしよりスタイルがいいから、あたしを食っちゃうよ」
「絶対ないから」
「アハハ! マジで拒否ってやんの! ホントにヤなんだね? ムゥ、仕事が終わったら遊ぼうぜ~」
「はーい」
改めて、MØMIJIの撮影会が始まる。
他の写真は撮影が終わっており、あとはプールでの水着撮影だけだという。
プールの端っこでプカプカと浮かびながら、オレたちは現場の様子をうかがっていた。
「やっぱりプロだね、モミジは。撮影が始まった途端、顔つきが変わったよ」
「だな。オレたちが入っちゃいけない領域だぜ」
「スタイルの維持とか、大変そう」
「つってもこの間、三段重ねのハンバーガーを二個も食ってなかったか?」
「だよね。それでもほっそいんだから、尋常じゃない努力が必要なんだよ。わたしなんか、すぐにお腹のお肉になっちゃって」
夢希が、自分の腹をつまむ。
「いいって。夢希はそのままで」
「ありがと、快斗」
オレたちがイチャツイていると、なんかモミジがクワッと熱い視線をこちらに送ってきた。
「ああ、いい! いいねMØMIJIちゃん! その『ジェラシー満載な視線を送ってます』って横顔、素敵だったわ! いただきましたからね!」
なんかオレたちは、MØMIJIのベストショットを手助けしてしまったらしい。
「あっ、気にしないでね。お二人のお姿は加工して、わからないようにしておくから」
「お願いします」
オレは念を押した。
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