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第三章 究極の合理主義は、女子力をゼロにする!?
第20話 持て余す返礼品
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穂村先輩の冷凍庫から出てきたのは、返礼品の山だ。
二キロの牛肉、一キロの牛タン、一キロの牡蠣が。
二段目からは、一キロの海鮮丼などが、ひしめいている。
冷食の返礼品などもあった。
冷凍庫の隣にも、野菜やコメが。
「完全にやらかした。料理が別段スキな方ではないくせに、お得だからと納税しまくった結果がこれだ。冷凍庫に入り切らず、ただの負債となっている。おまけにメインの冷凍庫が、こんな状態だ」
メインの冷凍庫の中には、あるわあるわ『冷凍宅配弁当』が。
「一度買ってしまったのが、運の尽きだった。便利さに抗えなかった」
冷凍弁当に頼ってしまった以上、もう戻れなくなっているという。
「私は本業の他に、副業もしているからな。不動産なども含めて、あらゆる仕事をしている。おまけに家事もやっていると、料理をする時間がなくてな。余計に料理をしなくなる」
料理をするくらいなら、デリか弁当でいいかとなってしまうそうだ。
「な? 私に女子力を求めるのは、そもそも間違いなんだ」
「それで、どう困っているんですか?」
「人に、料理を振る舞えない」
女子力があまりにも低いため、人に披露する料理がまったくないらしい。
「じゃあ、人を呼ばなければいいんですよ。ウチもふるさと納税の返礼品で、困ったことが起きまして」
「沖くんの家も?」
「はい。ボクの姉たちってまったく食べない人なのに、頼みまくっちゃって」
ただお得というだけで、姉たちは二人揃って納税を実行してしまった。
税金は安くなったが、大量の返礼品が残る始末に。
「それで、親戚やご近所に、作ったものを振る舞っています」
そのおかげで、ふるさと納税に頼らずともたくさんの野菜や生活用品を買わずに済んでいる。
「母がそろそろ年金生活者なので、生活用品はそっちに回しているそうです」
「うーん。ウチは両親とも、キミの家と状態でね。私の援助を、必要としていないんだ」
「まあ、処理する方法は、いくらでもありますから」
米や野菜が余っているなら、ネットで売ればいいし。
腐らないものなら、普通に食べていける。コメなんて、保存方法さえ間違えなければ、かなりもつだろう。
卵などは早々と処理しなければいけないが、神経質になる必要はないかと。
「お弁当は止めちゃって、レシピだけ拝借するってのは?」
「ああ。料理サイトなどで勉強して、一通りできるようにはなったんだ。やらないだけで」
「時間がないんでしょ? 作れる人に作ってもらったらいいんですよ。なんだったら、作って持っていきますよ」
「それは困る。キミが大変だろう。だから」
「だから?」
「ウチで作りに来てほしい」
二キロの牛肉、一キロの牛タン、一キロの牡蠣が。
二段目からは、一キロの海鮮丼などが、ひしめいている。
冷食の返礼品などもあった。
冷凍庫の隣にも、野菜やコメが。
「完全にやらかした。料理が別段スキな方ではないくせに、お得だからと納税しまくった結果がこれだ。冷凍庫に入り切らず、ただの負債となっている。おまけにメインの冷凍庫が、こんな状態だ」
メインの冷凍庫の中には、あるわあるわ『冷凍宅配弁当』が。
「一度買ってしまったのが、運の尽きだった。便利さに抗えなかった」
冷凍弁当に頼ってしまった以上、もう戻れなくなっているという。
「私は本業の他に、副業もしているからな。不動産なども含めて、あらゆる仕事をしている。おまけに家事もやっていると、料理をする時間がなくてな。余計に料理をしなくなる」
料理をするくらいなら、デリか弁当でいいかとなってしまうそうだ。
「な? 私に女子力を求めるのは、そもそも間違いなんだ」
「それで、どう困っているんですか?」
「人に、料理を振る舞えない」
女子力があまりにも低いため、人に披露する料理がまったくないらしい。
「じゃあ、人を呼ばなければいいんですよ。ウチもふるさと納税の返礼品で、困ったことが起きまして」
「沖くんの家も?」
「はい。ボクの姉たちってまったく食べない人なのに、頼みまくっちゃって」
ただお得というだけで、姉たちは二人揃って納税を実行してしまった。
税金は安くなったが、大量の返礼品が残る始末に。
「それで、親戚やご近所に、作ったものを振る舞っています」
そのおかげで、ふるさと納税に頼らずともたくさんの野菜や生活用品を買わずに済んでいる。
「母がそろそろ年金生活者なので、生活用品はそっちに回しているそうです」
「うーん。ウチは両親とも、キミの家と状態でね。私の援助を、必要としていないんだ」
「まあ、処理する方法は、いくらでもありますから」
米や野菜が余っているなら、ネットで売ればいいし。
腐らないものなら、普通に食べていける。コメなんて、保存方法さえ間違えなければ、かなりもつだろう。
卵などは早々と処理しなければいけないが、神経質になる必要はないかと。
「お弁当は止めちゃって、レシピだけ拝借するってのは?」
「ああ。料理サイトなどで勉強して、一通りできるようにはなったんだ。やらないだけで」
「時間がないんでしょ? 作れる人に作ってもらったらいいんですよ。なんだったら、作って持っていきますよ」
「それは困る。キミが大変だろう。だから」
「だから?」
「ウチで作りに来てほしい」
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