7 / 31
第二章 ひかしぼう! (我慢しているのに中々ウエイトが落ちず、将来を悲観して絶望!)
商店街へ
しおりを挟む
一〇時になって、休みを取る。
ライカは、二人をキッチンへ呼んでお茶を淹れた。カップに、薄茶色い液体をなみなみと注ぐ。
「ボクの故郷、ヤマンドで作られている、麦で作ったお茶です。熱くても冷やしてもおいしいですが、暑い季節ですから、冷やしておきました」
木のボールには、クルミなどの実や、乾燥した豆類が山のように入ってある。
「おやつはアーモンドとクルミです。共に抗酸化作用といって、活性酸素を抑制してくれます」
「この、砂糖がまぶしてある豆は何であるか?」と、テトが豆に手をつけた。
指摘通り、乾燥させた小豆、ウグイス、エンドウ、金時豆などだ。
それら全てに、甘い砂糖がまぶしてある。
「ヤマンドの伝統的なおやつで、甘納豆と言います。保存が利いて、ダイエットにも最適です。と言うより、ボクが好きなだけです。山ほど持ってきているんですよ。荷物の大半は甘納豆です」
言いながら、ライカは甘納豆をぽいぽいと口へ放り込む。
アイスクリームやアメなどといった洋風の菓子に比べると甘さこそ少ない。
が、疲れたときにはこういった丁度いい甘さが堪らない。
「いただきます」
家のホコリと格闘して喉が渇いていたセリスは、ゴクゴクと麦茶を飲み始める。
甘納豆とクルミを交互に食べている。グリーンピース味が気に入ったようだ。
「暑いですから、水分は十分取っておきましょう」と、カップにお茶を注ぐ。
「エールの方が欲しいのだが」と、渋々テトはお茶を啜る。
「アルコールは液体ですが、水分ではありません。夜までの我慢ですね」
この国では、一五歳で成人である。セリスはまだ飲めないが、テトは問題ないだろう。
「確かに。ご褒美は後で取っておくべきか」
甘納豆をポリポリとかじりながら、テトはお茶をチビチビと飲む。
全種類を少しずつ食べたところ、金時豆が好きらしい。
「それにしても甘納豆の減りが思っていたより早いですね。これは、別のおやつも考えておいた方がよさそうだ。自分で甘納豆を作りますか」
「作り方を教えてもらえないか?」
「ええ、どうぞどう……⁉」
甘納豆をずっと見つめながら、セリスが手を止めていた。
「あれ、セリスさん、おいしくなかったですか?」
ライカが話しかける。
セリスの瞳に、ひとしずくの涙が零れた。
「うわあ、すいませんセリスさんっ、そんなに嫌いだったなんて⁉」
涙が出るほどとは。
「違うんです。そうじゃなくて、懐かしいなって」
「懐かしいとは?」
「子供の頃に、この味に救われたんです」
甘納豆は、セリスの過去と関係しているらしい。
「それはそうと、お昼を作りましょう!」
もしかすると、セリスは少し疲労が溜まっているのかもしれない。
昼は、豪勢なメニューにするか。
二階でも、一階で行った掃除と同じ作業が続いた。
夕方になる前に、おやつがてら夕飯の買い物へ。
「グラタンなんて太りやすそうなもの、食べちゃってよかったんですか?」
メニューはグラタンだった。
掃除ばかりでトレーニングが足りないと思っているのか、不安そうな顔をセリスが浮かべている。
「いいんです。お昼は外出することも多いでしょうし。避けられないパーティなどがある日も、パーティの時間は目一杯食べちゃいましょう。そうでないと、心が萎れてしまいます」
あまりストイックに縛りすぎても、身体によくない。反動で食べたくなってしまう。
適度にストレスを発散させることが、長続きのコツだ。
どうしても萎んでしまいそうになったら、好きなものを食べさせて、他のものを断つ。
要は心と食のバランスを考えてやればいい。
それで、身体と相談する。
「キャスレイエットの商店街は、みなさん初めてでしたよね?」
「はい。商店は回っておきたかったです」
「ご案内しますわ。ついてきてくださいね」
セリスが先頭を歩いて、石畳で整備された道へ。
橋を渡り、田畑を通り過ぎる。
ここに来るときは、景色を見る暇さえなかった。
ライカは、聖女領の美しい光景を目に焼き付けていく。
二〇分ほど歩くと、街に入った。
港が近い為、カモメの声が空から聞こえてくる。
キャスレイエットから程近くにある街は、家々が赤煉瓦の屋根と白い壁で構成されていた。
当然ではあるが、木や瓦でできたヤマンドの街並みとは全く違う。
雅でありつつ、スッキリとしたデザインの建物が多い。
住宅街の近くにパラソルを差して、様々な露店が鎮座している。
屋台に吊られたソーセージ、色とりどりの野菜、キノコ類、そして魚介類。
果物の籠からは、まるでフェロモンのような匂いを醸しだし、自身の美味を歌う。
売り手は声を張り上げる。
「ハアハア。あのアイスクリームが、またおいしいんですよねえ。あっちのクレープもチョコと生クリームのマッチングが素晴らしくて……」
目の色を変えてセリスが道案内をしてくれる。甘味処ばかり勧めてくるが。
「は、すいません! つい」
セリスが取り乱すのも無理はない。
目移りするとはこのことだ。ダイエット用の食事を買いに来たはずなのに、興奮が収まらない。
二人の目がなければ、屋台の二、三件はハシゴしていただろう。
節制の達人であるライカでさえ、胸の高鳴りを覚える。
それほど、この市場は活気と明るさに満ちていた。
「結構、お詳しいんですね?」
「お散歩に行く際に、ついつい食べ歩きをしてしまうんです。ああ、あそこのドーナツ、久しく食べてません。ああん、どうしましょう。頭の中が甘味で一杯に!」
先陣を切るセリスに到っては、手をワキワキとさせて、既に理性を失いつつある。
腹が減っているのだろう。三歩も歩けば、唾液を飲み込む音が鳴った。
こうなったら、まともな判断力など働かない。
「少し早いですが、一服しましょう」
これだけ芳醇で色とりどりの甘味を見逃しては、かえって罰が当たる気がした。
今日は下見もかねて、自重を解くことにする。
「あそこなんてどうでしょう?」
テトが差したのは、海沿いのオープンカフェだ。
テラスに並ぶテーブルには、パラソルが掛けられている。
三人は、適当な席に腰を掛けた。
ケーキセットをオーダーする。
「チーズケーキを三つ」
テトとセリスも驚いた様子だ。
ダイエットを志す立場からすると、意外すぎるメニューだと感じたのだろう。
セリスは砂糖控えめのコーヒー、テトはノンシュガーの紅茶、ライカはハーブティーをもらい、ケーキで腹を少し膨らませた。
「少しは、落ち着きを取り戻したのでは?」
「はい。お腹が膨れたせいか、献立を冷静に考えられるようになりました」
満足した様子で、セリスは腹をさする。
「では、買い物の続きをしましょう」
カフェを出て、買い物を再開。
「今日は野菜多めで、薄切り肉をメインで」
「肉は食べていいのか⁉」
意外だったのだろう。テトが驚いている。
「むしろ摂取して下さい。脂肪の燃焼には、筋肉が必要なので」
筋肉を構成するには、タンパク質が必須だ。
いくらダイエットとは言え、過度な制限もよくない。
神経質になりすぎると、ストレスで食べ物に手をつける危険がある。
少しずつ発散させていき、本当に控えないといけない分をカットしていく。
少量ずつ、確実に。
それだけでも、十分制限になるのだから。
「でも、あまりやせている実感が湧きません」
「最初はそんなものです。まずは、やせやすい体質に自分を作り替えることが重要なのです」
いきなりやせようとしても、体重は落ちる。
だが、それは脂肪ではなく筋肉が落ちただけだ。
それでは、やせたことにはならない。
脂肪を落とすには、筋肉の作用が必要になってくる。
「そうでした。豆類もタンパク質でしたね。こっちです!」
豆を売っている売店を教わり、買い物は終了した。
ライカは、二人をキッチンへ呼んでお茶を淹れた。カップに、薄茶色い液体をなみなみと注ぐ。
「ボクの故郷、ヤマンドで作られている、麦で作ったお茶です。熱くても冷やしてもおいしいですが、暑い季節ですから、冷やしておきました」
木のボールには、クルミなどの実や、乾燥した豆類が山のように入ってある。
「おやつはアーモンドとクルミです。共に抗酸化作用といって、活性酸素を抑制してくれます」
「この、砂糖がまぶしてある豆は何であるか?」と、テトが豆に手をつけた。
指摘通り、乾燥させた小豆、ウグイス、エンドウ、金時豆などだ。
それら全てに、甘い砂糖がまぶしてある。
「ヤマンドの伝統的なおやつで、甘納豆と言います。保存が利いて、ダイエットにも最適です。と言うより、ボクが好きなだけです。山ほど持ってきているんですよ。荷物の大半は甘納豆です」
言いながら、ライカは甘納豆をぽいぽいと口へ放り込む。
アイスクリームやアメなどといった洋風の菓子に比べると甘さこそ少ない。
が、疲れたときにはこういった丁度いい甘さが堪らない。
「いただきます」
家のホコリと格闘して喉が渇いていたセリスは、ゴクゴクと麦茶を飲み始める。
甘納豆とクルミを交互に食べている。グリーンピース味が気に入ったようだ。
「暑いですから、水分は十分取っておきましょう」と、カップにお茶を注ぐ。
「エールの方が欲しいのだが」と、渋々テトはお茶を啜る。
「アルコールは液体ですが、水分ではありません。夜までの我慢ですね」
この国では、一五歳で成人である。セリスはまだ飲めないが、テトは問題ないだろう。
「確かに。ご褒美は後で取っておくべきか」
甘納豆をポリポリとかじりながら、テトはお茶をチビチビと飲む。
全種類を少しずつ食べたところ、金時豆が好きらしい。
「それにしても甘納豆の減りが思っていたより早いですね。これは、別のおやつも考えておいた方がよさそうだ。自分で甘納豆を作りますか」
「作り方を教えてもらえないか?」
「ええ、どうぞどう……⁉」
甘納豆をずっと見つめながら、セリスが手を止めていた。
「あれ、セリスさん、おいしくなかったですか?」
ライカが話しかける。
セリスの瞳に、ひとしずくの涙が零れた。
「うわあ、すいませんセリスさんっ、そんなに嫌いだったなんて⁉」
涙が出るほどとは。
「違うんです。そうじゃなくて、懐かしいなって」
「懐かしいとは?」
「子供の頃に、この味に救われたんです」
甘納豆は、セリスの過去と関係しているらしい。
「それはそうと、お昼を作りましょう!」
もしかすると、セリスは少し疲労が溜まっているのかもしれない。
昼は、豪勢なメニューにするか。
二階でも、一階で行った掃除と同じ作業が続いた。
夕方になる前に、おやつがてら夕飯の買い物へ。
「グラタンなんて太りやすそうなもの、食べちゃってよかったんですか?」
メニューはグラタンだった。
掃除ばかりでトレーニングが足りないと思っているのか、不安そうな顔をセリスが浮かべている。
「いいんです。お昼は外出することも多いでしょうし。避けられないパーティなどがある日も、パーティの時間は目一杯食べちゃいましょう。そうでないと、心が萎れてしまいます」
あまりストイックに縛りすぎても、身体によくない。反動で食べたくなってしまう。
適度にストレスを発散させることが、長続きのコツだ。
どうしても萎んでしまいそうになったら、好きなものを食べさせて、他のものを断つ。
要は心と食のバランスを考えてやればいい。
それで、身体と相談する。
「キャスレイエットの商店街は、みなさん初めてでしたよね?」
「はい。商店は回っておきたかったです」
「ご案内しますわ。ついてきてくださいね」
セリスが先頭を歩いて、石畳で整備された道へ。
橋を渡り、田畑を通り過ぎる。
ここに来るときは、景色を見る暇さえなかった。
ライカは、聖女領の美しい光景を目に焼き付けていく。
二〇分ほど歩くと、街に入った。
港が近い為、カモメの声が空から聞こえてくる。
キャスレイエットから程近くにある街は、家々が赤煉瓦の屋根と白い壁で構成されていた。
当然ではあるが、木や瓦でできたヤマンドの街並みとは全く違う。
雅でありつつ、スッキリとしたデザインの建物が多い。
住宅街の近くにパラソルを差して、様々な露店が鎮座している。
屋台に吊られたソーセージ、色とりどりの野菜、キノコ類、そして魚介類。
果物の籠からは、まるでフェロモンのような匂いを醸しだし、自身の美味を歌う。
売り手は声を張り上げる。
「ハアハア。あのアイスクリームが、またおいしいんですよねえ。あっちのクレープもチョコと生クリームのマッチングが素晴らしくて……」
目の色を変えてセリスが道案内をしてくれる。甘味処ばかり勧めてくるが。
「は、すいません! つい」
セリスが取り乱すのも無理はない。
目移りするとはこのことだ。ダイエット用の食事を買いに来たはずなのに、興奮が収まらない。
二人の目がなければ、屋台の二、三件はハシゴしていただろう。
節制の達人であるライカでさえ、胸の高鳴りを覚える。
それほど、この市場は活気と明るさに満ちていた。
「結構、お詳しいんですね?」
「お散歩に行く際に、ついつい食べ歩きをしてしまうんです。ああ、あそこのドーナツ、久しく食べてません。ああん、どうしましょう。頭の中が甘味で一杯に!」
先陣を切るセリスに到っては、手をワキワキとさせて、既に理性を失いつつある。
腹が減っているのだろう。三歩も歩けば、唾液を飲み込む音が鳴った。
こうなったら、まともな判断力など働かない。
「少し早いですが、一服しましょう」
これだけ芳醇で色とりどりの甘味を見逃しては、かえって罰が当たる気がした。
今日は下見もかねて、自重を解くことにする。
「あそこなんてどうでしょう?」
テトが差したのは、海沿いのオープンカフェだ。
テラスに並ぶテーブルには、パラソルが掛けられている。
三人は、適当な席に腰を掛けた。
ケーキセットをオーダーする。
「チーズケーキを三つ」
テトとセリスも驚いた様子だ。
ダイエットを志す立場からすると、意外すぎるメニューだと感じたのだろう。
セリスは砂糖控えめのコーヒー、テトはノンシュガーの紅茶、ライカはハーブティーをもらい、ケーキで腹を少し膨らませた。
「少しは、落ち着きを取り戻したのでは?」
「はい。お腹が膨れたせいか、献立を冷静に考えられるようになりました」
満足した様子で、セリスは腹をさする。
「では、買い物の続きをしましょう」
カフェを出て、買い物を再開。
「今日は野菜多めで、薄切り肉をメインで」
「肉は食べていいのか⁉」
意外だったのだろう。テトが驚いている。
「むしろ摂取して下さい。脂肪の燃焼には、筋肉が必要なので」
筋肉を構成するには、タンパク質が必須だ。
いくらダイエットとは言え、過度な制限もよくない。
神経質になりすぎると、ストレスで食べ物に手をつける危険がある。
少しずつ発散させていき、本当に控えないといけない分をカットしていく。
少量ずつ、確実に。
それだけでも、十分制限になるのだから。
「でも、あまりやせている実感が湧きません」
「最初はそんなものです。まずは、やせやすい体質に自分を作り替えることが重要なのです」
いきなりやせようとしても、体重は落ちる。
だが、それは脂肪ではなく筋肉が落ちただけだ。
それでは、やせたことにはならない。
脂肪を落とすには、筋肉の作用が必要になってくる。
「そうでした。豆類もタンパク質でしたね。こっちです!」
豆を売っている売店を教わり、買い物は終了した。
0
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
極限効率の掃除屋 ――レベル15、物理だけで理を解体する――
銀雪 華音
ファンタジー
「レベル15か? ゴミだな」
世界は男を笑い、男は世界を「解体」した。
魔力も才能も持たず、万年レベル15で停滞する掃除屋、トワ。
彼が十年の歳月を費やして辿り着いたのは、魔法という神秘を物理現象へと引きずり下ろす、狂気的なまでの**『極限効率』**だった。
一万回の反復が生み出す、予備動作ゼロの打撃。
構造の隙間を分子レベルで突く、不可視の解体。
彼にとって、レベル100超えの魔物も、神の加護を受けた聖騎士も、ただの「非効率な肉の塊」に過ぎない。
「レベルは恩恵じゃない……。人類を飼い慣らすための『制限(リミッター)』だ」
暴かれる世界の嘘。動き出すシステムの簒奪者。
管理者が定めた数値(レベル)という鎖を、たった一振りのナイフで叩き切る。
これは、最弱の掃除屋が「論理」という名の剣で、世界の理(バグ)を修正する物語。気になる方は読んでみてください。
※アルファポリスで先行で公開されます。
35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~
月神世一
ファンタジー
紹介文
「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」
そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。
失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。
「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」
手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。
電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。
さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!?
森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、
罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、
競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。
これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。
……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる