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第二章 ひかしぼう! (我慢しているのに中々ウエイトが落ちず、将来を悲観して絶望!)
カメリエの工房
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テトとセリカに、夕飯の買い物を頼む。
ドミニクにテトとセリカの護衛を任せ、ライカは別件で魔女の元へ。
市場のある方から西へ向かい、墓地を通り過ぎる。
しばらく歩くと、花が咲き乱れる庭園が見えてきた。
最初は庭園だと思っていたが、段々と森へ変貌を遂げていく。
道中に見た事もない植物が鬱蒼と生い茂る。
庭に食虫植物が普通に生息し、羽虫を一瞬で食らった。
軽くジャングルを連想させる構造だ。
自分より背の高い雑草をかき分け、整備させた草原へと辿り着く。
これだけでも冒険した気分になった。
「おお、豆ですね」
市場で売っていた豆と同じ種類が育っている。
ここが魔女カメリエのテリトリーだろう。
木製の扉を、二度ノックをする。
「はいな」と、落ち着いた声がした。
扉が開き、金具がギイイと、いかにも怪しげな開閉音を鳴らす。
「ようこそ。ここが、私の研究施設じゃ」
カメリエは紫色の毛布一丁という、寝間着ですらない姿で現れた。
ウォーロックの衣装も紫で合わせているんだろうが、無防備すぎではないか。
とはいえ、ここを訪ねる人がいるのかどうかさえ疑問だが。
「その格好は?」
随分とあたたかそうなローブだ。キツネの耳みたいな突起物もある。
「私が発明した『着る毛布』というヤツよ。これでも服なのじゃぞ。すごいじゃろ」
確かに、よく見ると毛布はフード状になっていた。
「運動をせぬから、胸や脂肪に肉が付きすぎてのう。隠すために開発したのじゃ」
着る毛布を着ていても、カメリエの妖艶さは包み隠せない。
むしろ、布の隙間から覗く豊満な肉体が、余計に扇情的だ。
部屋は一見すると、ただの物置小屋のようである。
壁は案外頑丈らしく、ヒビ一つ入っていない。
壁一面に多彩な色の染みがこびりつき、窓枠がサビ付いているのが気になるけれど。
アイテムはきちんと棚に整理されていて、雑然としていない。
席に座る。
ソファはふかふかして、座り心地は満点だ。きちんと掃除されているのか、ホコリも立たない。
キノコ茶が振る舞われる。
匂いや味からは、珍妙な風味はしない。
至って、普通のお茶である。
むしろうまいとさえ思った。
「作り方に秘密があるんじゃが、面倒臭いプロセスを経なければならんので、割愛するぞい」
これならばと、ライカは甘納豆を出す。
「甘納豆に合いますね。おいしいです」
「ならば、それの作り方と交換じゃ」
甘納豆とキノコ茶のレシピを、互いにシェアした。
「それで、そちらの用件というのは?」
お茶を軽く啜ってから、カメリエは「そうじゃった」と席を立つ。
「私はアイテムテイマーとしての技術も会得しておる。この着る毛布も私の発案じゃ」
アイテムテイマーとは、魔法でアイテムを作り出し、商売する人だ。
カメリエが、ガラス製の研究用容器に入った液体を、ライカに見せる。
液体がポコポコと泡立つたびに、異臭が室内に充満した。
「このポーションを飲めば、たちまちセリス嬢の腹もキュッと引き締まるじゃろうて」
と、容器の液体を紙の上にわざと零す。
用紙が途端に溶けて、液状化した。
「ほれ、これだけ燃焼力の高いものを飲めば、脂肪なんぞたちまち」
「たちまち骨になっちゃいますよ!」
ライカが突っ込むと、カメリエはフム、と唸った。
「薬品に頼った方が、手っ取り早いかと思ったんじゃが」
「手っ取り早く命を落とすでしょうね」
「ならば、これはどうじゃ? 減量用バックルなんじゃが」
用意されたのは腹巻きだ。
カメリエはバックルと言ったが、デザイン的にどう見ても腹巻きである。
「これを腹に巻くとな、振動で腹の肉が落ちていくのじゃ」
どうも、胡散臭い。試しに自分で巻いてみる。
「では、スイッチオン」
カメリエは、腹巻きの中央にある金属製の装飾品を傾けた。
「ぎぎぎ! 痛い痛い! これはヒドイ!」
あまりの痛みに、ライカは器具を外す。わずかに皮膚が熱くなっている。
そればかりか、腹の皮がめくれているではないか。
皮膚を削られるような激痛が、ライカの腹の肉に殺到した。
ピンポイントでヘソの下に摩擦を受け続けたような痛みだ。
こんなもの、セリスには装着させられない。
「手ぬぐいを腰に巻いてみては、どうでしょう?」
結果は同じ。皮膚がこすれて激痛が走った。
「何がいけないのかのう」
スイッチを止め、カメリエが残念がる。
ライカには何となく、このベルトの欠陥に気付く。
「そうか、腹と密着しているから、こすれて痛いんですね。丸みを付けて振動すれば、少しはマシかも」
スイッチを入れると、幾分か痛みがマシである。むしろ心地よさを感じた。
これは、改良が必要だとカメリエにアドバイスする。
「でも、やり続けているとかゆいですね」
「まだまだ、改良の余地はありそうじゃのう」
限界はあるようだ。
何か、他にセリスの役に立ちそうな品物はないか。ガラクタの山に手を突っ込む。
カツンと、何か硬い物質が爪に触れた。
引っ張ってみると、細く短いナイフが出てきた。
しかし、ツバが妙に長く、刃が四本くっついている。
「これは?」
「ああ、それか。プロセッサーというてのう。刺した相手の内臓を細切れにするためのナイフじゃ」
柄の部分にスイッチがついている。押してみると、刃が回転を始めた。
「これで、相手の腹をグチャグチャに、と」
「左様。じゃが、刃が大きすぎて、深く刺さらん。失敗作じゃ」
木のボールに入った豆の山を、カメリエが回転式ナイフですりつぶす。
「普段は、こうやって使っておる。こうしてドロドロにした大豆を飲むと、健康にええんじゃ」
少食なカメリエは、こうやってタンパク質を補給しているらしい。
「プロテインですね」
ソレを見て、ライカはひらめいた。
「いいえ、これ、いただきます。譲っていただけませんか」
「うむ。こんなもんでよければ」と、カメリエはナイフを差し出す。
四連ナイフを手にして、ライカは館を後にした。
◇ * ◇ * ◇ * ◇
夕飯時、ライカはセリスのテーブルに赤いスープを置く。
「うわっ。さっぱりしていて、おいしいです!」
「それはよかった。トマトが入っていることも知らずに」
セリスは、さじを止めた。
しかし、スープのウマさに抗いがたいらしい。舌で唇をなめた。
どうやら、トマトの形が残っていると食べられなかったようである。
好き嫌いがないテトの方は、パンにスープをひたして食べていた。
「これ、は?」
「ミネストローネと言います」
カメリエからもらったナイフでトマトを潰して、野菜と煮たスープだ。
「でも、これ、トマトの原型もありません。本当に、トマトが入っているのですか?」
「はい。ばっちり入ってます。騙されたと思って、もう一度」
しばらくミネストローネとにらめっこした後、セリスはスープをすくう。
ギュッと目をつぶって、スープをすすった。
途端に口をすぼめて、直後に目を大きく開く。
「おいしい!」
今まで食べたことがないものを食べたように、セリスの顔は驚きで溢れていた。
「この味は、ニンジンも入ってますね。でも、原型がありません」
「はい。このナイフのおかげです」
ライカは、カメリエからもらった、回転式先割れナイフを手に持った。
ナイフの柄にあるスイッチを押すと、先端が回転する。
「それは何でしょう?」
「調理器具です。これで、堅い野菜や果物をドロドロに砕くことができます」
これなら、苦手な食べ物も喉を通っていくのではないか。ライカには確信があった。
「ごちそうさまでした」
案の定、セリスは苦手を克服し、腹を満たす。
◇ * ◇ * ◇ * ◇
翌日、もう一度汁物を出す。
白いスープの正体を、わかりかねているようだ。
「これは、豆乳ですか?」
「豆乳は、コップに注いだほうですね」
やはり、セリスにはわからないみたいである。
「カブのスープです。鶏のだしと水に、潰したカブを混ぜて、牛乳と合わせました」
これも、リベンジメニューだ。
セリスはカブも苦手だったので、一度スープとして作ってみたのだ。
回転式ナイフを使って、食感をなくしてみた。
セリスは、温かいスープに満足している。溶けたカブもお気に召したようだ。
実は、ライカは練習メニューを少し増やしていた。
セリスの腹を減らすためだ。
付け足したのは、ほんの数分程度である。
が、それでもセリスが空腹を訴えてくるように、空きっ腹に来るメニューをこなさせたつもりだ。
今、セリスは結構な空腹感を味わっているはず。
そこへ腹に優しいスープを提供した。
腹に「これはおいしいモノだ」とわからせるには、十分な材料が集まっている。
あの四連ナイフのおかげで、レパートリーが増えた。
カメリエには礼を言っておかないと。
ドミニクにテトとセリカの護衛を任せ、ライカは別件で魔女の元へ。
市場のある方から西へ向かい、墓地を通り過ぎる。
しばらく歩くと、花が咲き乱れる庭園が見えてきた。
最初は庭園だと思っていたが、段々と森へ変貌を遂げていく。
道中に見た事もない植物が鬱蒼と生い茂る。
庭に食虫植物が普通に生息し、羽虫を一瞬で食らった。
軽くジャングルを連想させる構造だ。
自分より背の高い雑草をかき分け、整備させた草原へと辿り着く。
これだけでも冒険した気分になった。
「おお、豆ですね」
市場で売っていた豆と同じ種類が育っている。
ここが魔女カメリエのテリトリーだろう。
木製の扉を、二度ノックをする。
「はいな」と、落ち着いた声がした。
扉が開き、金具がギイイと、いかにも怪しげな開閉音を鳴らす。
「ようこそ。ここが、私の研究施設じゃ」
カメリエは紫色の毛布一丁という、寝間着ですらない姿で現れた。
ウォーロックの衣装も紫で合わせているんだろうが、無防備すぎではないか。
とはいえ、ここを訪ねる人がいるのかどうかさえ疑問だが。
「その格好は?」
随分とあたたかそうなローブだ。キツネの耳みたいな突起物もある。
「私が発明した『着る毛布』というヤツよ。これでも服なのじゃぞ。すごいじゃろ」
確かに、よく見ると毛布はフード状になっていた。
「運動をせぬから、胸や脂肪に肉が付きすぎてのう。隠すために開発したのじゃ」
着る毛布を着ていても、カメリエの妖艶さは包み隠せない。
むしろ、布の隙間から覗く豊満な肉体が、余計に扇情的だ。
部屋は一見すると、ただの物置小屋のようである。
壁は案外頑丈らしく、ヒビ一つ入っていない。
壁一面に多彩な色の染みがこびりつき、窓枠がサビ付いているのが気になるけれど。
アイテムはきちんと棚に整理されていて、雑然としていない。
席に座る。
ソファはふかふかして、座り心地は満点だ。きちんと掃除されているのか、ホコリも立たない。
キノコ茶が振る舞われる。
匂いや味からは、珍妙な風味はしない。
至って、普通のお茶である。
むしろうまいとさえ思った。
「作り方に秘密があるんじゃが、面倒臭いプロセスを経なければならんので、割愛するぞい」
これならばと、ライカは甘納豆を出す。
「甘納豆に合いますね。おいしいです」
「ならば、それの作り方と交換じゃ」
甘納豆とキノコ茶のレシピを、互いにシェアした。
「それで、そちらの用件というのは?」
お茶を軽く啜ってから、カメリエは「そうじゃった」と席を立つ。
「私はアイテムテイマーとしての技術も会得しておる。この着る毛布も私の発案じゃ」
アイテムテイマーとは、魔法でアイテムを作り出し、商売する人だ。
カメリエが、ガラス製の研究用容器に入った液体を、ライカに見せる。
液体がポコポコと泡立つたびに、異臭が室内に充満した。
「このポーションを飲めば、たちまちセリス嬢の腹もキュッと引き締まるじゃろうて」
と、容器の液体を紙の上にわざと零す。
用紙が途端に溶けて、液状化した。
「ほれ、これだけ燃焼力の高いものを飲めば、脂肪なんぞたちまち」
「たちまち骨になっちゃいますよ!」
ライカが突っ込むと、カメリエはフム、と唸った。
「薬品に頼った方が、手っ取り早いかと思ったんじゃが」
「手っ取り早く命を落とすでしょうね」
「ならば、これはどうじゃ? 減量用バックルなんじゃが」
用意されたのは腹巻きだ。
カメリエはバックルと言ったが、デザイン的にどう見ても腹巻きである。
「これを腹に巻くとな、振動で腹の肉が落ちていくのじゃ」
どうも、胡散臭い。試しに自分で巻いてみる。
「では、スイッチオン」
カメリエは、腹巻きの中央にある金属製の装飾品を傾けた。
「ぎぎぎ! 痛い痛い! これはヒドイ!」
あまりの痛みに、ライカは器具を外す。わずかに皮膚が熱くなっている。
そればかりか、腹の皮がめくれているではないか。
皮膚を削られるような激痛が、ライカの腹の肉に殺到した。
ピンポイントでヘソの下に摩擦を受け続けたような痛みだ。
こんなもの、セリスには装着させられない。
「手ぬぐいを腰に巻いてみては、どうでしょう?」
結果は同じ。皮膚がこすれて激痛が走った。
「何がいけないのかのう」
スイッチを止め、カメリエが残念がる。
ライカには何となく、このベルトの欠陥に気付く。
「そうか、腹と密着しているから、こすれて痛いんですね。丸みを付けて振動すれば、少しはマシかも」
スイッチを入れると、幾分か痛みがマシである。むしろ心地よさを感じた。
これは、改良が必要だとカメリエにアドバイスする。
「でも、やり続けているとかゆいですね」
「まだまだ、改良の余地はありそうじゃのう」
限界はあるようだ。
何か、他にセリスの役に立ちそうな品物はないか。ガラクタの山に手を突っ込む。
カツンと、何か硬い物質が爪に触れた。
引っ張ってみると、細く短いナイフが出てきた。
しかし、ツバが妙に長く、刃が四本くっついている。
「これは?」
「ああ、それか。プロセッサーというてのう。刺した相手の内臓を細切れにするためのナイフじゃ」
柄の部分にスイッチがついている。押してみると、刃が回転を始めた。
「これで、相手の腹をグチャグチャに、と」
「左様。じゃが、刃が大きすぎて、深く刺さらん。失敗作じゃ」
木のボールに入った豆の山を、カメリエが回転式ナイフですりつぶす。
「普段は、こうやって使っておる。こうしてドロドロにした大豆を飲むと、健康にええんじゃ」
少食なカメリエは、こうやってタンパク質を補給しているらしい。
「プロテインですね」
ソレを見て、ライカはひらめいた。
「いいえ、これ、いただきます。譲っていただけませんか」
「うむ。こんなもんでよければ」と、カメリエはナイフを差し出す。
四連ナイフを手にして、ライカは館を後にした。
◇ * ◇ * ◇ * ◇
夕飯時、ライカはセリスのテーブルに赤いスープを置く。
「うわっ。さっぱりしていて、おいしいです!」
「それはよかった。トマトが入っていることも知らずに」
セリスは、さじを止めた。
しかし、スープのウマさに抗いがたいらしい。舌で唇をなめた。
どうやら、トマトの形が残っていると食べられなかったようである。
好き嫌いがないテトの方は、パンにスープをひたして食べていた。
「これ、は?」
「ミネストローネと言います」
カメリエからもらったナイフでトマトを潰して、野菜と煮たスープだ。
「でも、これ、トマトの原型もありません。本当に、トマトが入っているのですか?」
「はい。ばっちり入ってます。騙されたと思って、もう一度」
しばらくミネストローネとにらめっこした後、セリスはスープをすくう。
ギュッと目をつぶって、スープをすすった。
途端に口をすぼめて、直後に目を大きく開く。
「おいしい!」
今まで食べたことがないものを食べたように、セリスの顔は驚きで溢れていた。
「この味は、ニンジンも入ってますね。でも、原型がありません」
「はい。このナイフのおかげです」
ライカは、カメリエからもらった、回転式先割れナイフを手に持った。
ナイフの柄にあるスイッチを押すと、先端が回転する。
「それは何でしょう?」
「調理器具です。これで、堅い野菜や果物をドロドロに砕くことができます」
これなら、苦手な食べ物も喉を通っていくのではないか。ライカには確信があった。
「ごちそうさまでした」
案の定、セリスは苦手を克服し、腹を満たす。
◇ * ◇ * ◇ * ◇
翌日、もう一度汁物を出す。
白いスープの正体を、わかりかねているようだ。
「これは、豆乳ですか?」
「豆乳は、コップに注いだほうですね」
やはり、セリスにはわからないみたいである。
「カブのスープです。鶏のだしと水に、潰したカブを混ぜて、牛乳と合わせました」
これも、リベンジメニューだ。
セリスはカブも苦手だったので、一度スープとして作ってみたのだ。
回転式ナイフを使って、食感をなくしてみた。
セリスは、温かいスープに満足している。溶けたカブもお気に召したようだ。
実は、ライカは練習メニューを少し増やしていた。
セリスの腹を減らすためだ。
付け足したのは、ほんの数分程度である。
が、それでもセリスが空腹を訴えてくるように、空きっ腹に来るメニューをこなさせたつもりだ。
今、セリスは結構な空腹感を味わっているはず。
そこへ腹に優しいスープを提供した。
腹に「これはおいしいモノだ」とわからせるには、十分な材料が集まっている。
あの四連ナイフのおかげで、レパートリーが増えた。
カメリエには礼を言っておかないと。
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