【完結・番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして

七転び八起き

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番外編

ただの後輩を好きになってしまった件10

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 勇哉さんは、なぜか乗る便まで俺に教えた。
 これは俺を試しているのか……?

 バレないように帽子を被ってマスクをしていた。
 同じ便で、後ろの方の席を選んでいた。

 すると、飛行機の出入り口から彼女が来た。
 一人で座席についた。

 そして少し経つと、彼女の隣に男が座った。
 彼女の声が微かに聞こえる。

 まさか……。

 見つからないように移動すると、勇哉さんだった。
 私服に帽子にサングラス。
 気づかなかった。

 彼女に馴れ馴れしく話しかけているのを見て、嫉妬している自分が情けなかった。
 流石にここでは無理だが、目的地では見張っておこうと思った。

 ──が

 これはお節介か?
 そこまでされたら引くか?
 引かれたところで、どうせこれ以上近づけない関係なら気にしても仕方ない。

 困ってるなら手の差し伸べる。
 それだけだ。

 ◇  ◇  ◇

 ──福岡に到着

 俺は見つからないように出ると、勇哉さんは彼女が行く方とは全く違う方向に歩き出した。
 これは待ち伏せして、仕事が終わったタイミングてまた付きまとう感じか?

 なら……
 勇哉さんの方を見ていよう。
 と、勇哉さんを尾行していた。

 空港に出てタクシーに乗った勇哉さんを、タクシーに乗って追いかける。
 勇哉さんが降りたあたりで降りる。
 勇哉さんが入ったカフェに見つからないように入って、遠くの席から見ていた。

 ──約一時間後

 勇哉さんが立ち上がって店を出た。
 それを追いかける。

 勇哉さんはとあるビルの前の壁際に立っている。
 また気づかれないように監視する。

 それからまた三十分くらいすると、彼女が他の社員と出てきた。
 すると勇哉さんが動き出した。

 やっぱりこのタイミングを狙っていた。

 彼女が一人になったタイミングで、勇哉さんが彼女に近づく。
 川崎さんが逃げている。
 それを追いかける、勇哉さんと俺……。

 彼女が全力で逃げている。
 俺も見つからないように全力で走って彼女を追い越し、脇道に隠れた。
 そして彼女が目の前を通り過ぎようとした時、捕まえた。
 すぐに彼女を隠した。

「え、なんでいるんですか?」

 かなり驚いている。
 当然だ。
 こんな偶然あるわけがない。
 勇哉さんは通り過ぎて行った。

「……聞いてたんだよ。あの人から。川崎さんがここに来ること、あの人がついて行こうとしていることも」
「私を助けに来たんですか……?」

 そうだよ。
 とは言えず。

「有給消化のための観光ついでだ」

 こんな見え透いた嘘しかつけなかった。

「森川さん……借り返せませんよ私……」
「別に貸したつもりはない。ついでだよ」

 ああ、よかった。
 助けられて。
 若干嫉妬みたいなのもあるが、まあそれはさておき、彼女をホテルまで送った。
 彼女がチェックインするタイミングで、ついでに自分の部屋をとった。
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