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第一章 再会
第4話
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──土曜日
朝から憂鬱だった。
何を着ていこうか散々迷ったけど、私はまたあの日着ていたワンピースを着た。
愛美と学校近くの駅で待ち合わせた。
改札を出ると、愛美が手を振って待っていた。
相変わらず元気そうで、それを見ているだけで少し気持ちが軽くなる。
二人で学校まで歩いていく。
土曜日の午後だからか、街は静かだった。
平日とは違う、のんびりとした空気が流れている。
愛美は嬉しそうで、「久しぶりに先生に会えるー!何話そうかな!」なんて、ずっとはしゃいでいる。
私は心臓がドキドキしている。
一歩学校に近づくたびに、鼓動が早くなっていく。
それは恋とは違う、もっと──不安に近い感じ。
まるで、何か不可解なものに会いに行くような、そんな恐怖に似た感情だった。
学校に着いた。
事務室で用件を伝え、職員室に向かおうとしたその時——
廊下を歩いていると、背筋に冷たいものを感じた。
誰かに見られているような、そんな視線を感じた。
「どうしたの?」
その声に、びっくりして振り返る。
そこには、やっぱり夏雄先生が立っていた。
まるで、私が来るのを知っていたかのような表情。
愛美がいるのに、先生の視線は私だけに向けられていた。
私はなぜか、体が硬直していた。
愛美は感動したように先生に話しかけている。
先生は、あの時と同じ優しい笑顔で応じていた。
やがて愛美は満足したのか、部活見てくると言って、私を置いて行ってしまった。
「あとで合流しよ~」
そう言い残して、足早に体育館の方へ向かっていく。
──これは想定外。
私を無理やり連れてきたくせに、ひどいよ……。
愛美がいてくれるから安心だったのに。
困っている私のもとに、また先生が近づいてきた。
廊下に、私たち二人だけ。
静寂が重くのしかかってくる。
逃げ場がない。
「また会えたね」
先生は、私の顔に近づいて囁く。
全身がゾクゾクして、震えた。
恐る恐る見上げると、先生は——
また、あの目をしていた。
私の心を、すべて見透かしたような目。
「この前のワンピースまた着てきたんだ」
無意識に着てきてしまってた。
先生はその時、私の頬に手を伸ばしかけた──
けど、すぐに止めた。
「これ以上近づいたら、まずいね……」
先生は私の前を通り過ぎた。
「また会えるといいね」
その言葉には、どこか含みがあった。
それは約束なのか、それとも──。
先生は職員室に入っていった。
私はその場に立ち尽くしていた。
先生の心が、まったくわからなかった。
朝から憂鬱だった。
何を着ていこうか散々迷ったけど、私はまたあの日着ていたワンピースを着た。
愛美と学校近くの駅で待ち合わせた。
改札を出ると、愛美が手を振って待っていた。
相変わらず元気そうで、それを見ているだけで少し気持ちが軽くなる。
二人で学校まで歩いていく。
土曜日の午後だからか、街は静かだった。
平日とは違う、のんびりとした空気が流れている。
愛美は嬉しそうで、「久しぶりに先生に会えるー!何話そうかな!」なんて、ずっとはしゃいでいる。
私は心臓がドキドキしている。
一歩学校に近づくたびに、鼓動が早くなっていく。
それは恋とは違う、もっと──不安に近い感じ。
まるで、何か不可解なものに会いに行くような、そんな恐怖に似た感情だった。
学校に着いた。
事務室で用件を伝え、職員室に向かおうとしたその時——
廊下を歩いていると、背筋に冷たいものを感じた。
誰かに見られているような、そんな視線を感じた。
「どうしたの?」
その声に、びっくりして振り返る。
そこには、やっぱり夏雄先生が立っていた。
まるで、私が来るのを知っていたかのような表情。
愛美がいるのに、先生の視線は私だけに向けられていた。
私はなぜか、体が硬直していた。
愛美は感動したように先生に話しかけている。
先生は、あの時と同じ優しい笑顔で応じていた。
やがて愛美は満足したのか、部活見てくると言って、私を置いて行ってしまった。
「あとで合流しよ~」
そう言い残して、足早に体育館の方へ向かっていく。
──これは想定外。
私を無理やり連れてきたくせに、ひどいよ……。
愛美がいてくれるから安心だったのに。
困っている私のもとに、また先生が近づいてきた。
廊下に、私たち二人だけ。
静寂が重くのしかかってくる。
逃げ場がない。
「また会えたね」
先生は、私の顔に近づいて囁く。
全身がゾクゾクして、震えた。
恐る恐る見上げると、先生は——
また、あの目をしていた。
私の心を、すべて見透かしたような目。
「この前のワンピースまた着てきたんだ」
無意識に着てきてしまってた。
先生はその時、私の頬に手を伸ばしかけた──
けど、すぐに止めた。
「これ以上近づいたら、まずいね……」
先生は私の前を通り過ぎた。
「また会えるといいね」
その言葉には、どこか含みがあった。
それは約束なのか、それとも──。
先生は職員室に入っていった。
私はその場に立ち尽くしていた。
先生の心が、まったくわからなかった。
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