【続編】ダイヤの指輪─先生と私の歩む未来─

七転び八起き

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第9話

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 今日は院の試験に英語がある関係で、先生に私の家で勉強を教えてもらっている。

 先生は英語の教師だ。

 でも私は英語が苦手だったから、高校生の時は、テストの度に先生に何か言われていた記憶がある。

 先生と目を合わせることはできなかったけど、たとえそんな状況でも先生と話せたのは嬉しかった。

 過去問を見ながら先生が色々説明してくれている。
 まるで、あの頃に戻ったみたい。
 あの時もこうやって2人で勉強できたら──

 って、先生はみんなの先生だったし、そんな勇気、あの時の私にはなかった。

 思い出に浸ってると、先生に額を軽くデコピンされた。

「お前聞いてないだろ」

 先生、顔が怖い!

「いえ、聞いてます、ちゃんと」
「じゃあさっきの説明で答えわかるよな?」

 やばい……。
 本当は全然聞いてなかった。
 私がなんとなく答えを書くと、先生がバンッと机を叩いた。

「す、すみませんでした……」

 先生は教員採用試験の面接練習の時も、かなりスパルタだった。

「何を考えていた?」

 ど、どうしよう!

「高校生の時に先生にテスト返されるたびに、色々指摘されていた事とかです」

「そういえばお前、あの頃からダメだったな」

 先生は悩んでいる。

「普通に授業を聞いていれば、それだけでもわかるはずだが」

 うまく理解できない上に、先生をずっと見ていたからまともに聞いていなかった……とは言えず。

「あの時も聞いてなかったのか?」
「い、いえ、聞いてました!」

 その時、先生の手が私の頬に触れた。

「あの時はお前のこと、ほとんど分かってなかったけど」

 その手が襟にきて

「こんなに俺の事が好きだったとは思わなかった」

 そして足に触れている。

「先生、過去の事はもういいですから!ちゃんと集中しますから!」

 私の声は先生に届いていない。

 先生にキスをされて、抱きしめられて、先生は私の体に触れてくる。

「先生、勉強になりません」
「お前が悪い」

 そのまま床に倒されてしまい、先生は私の服を剥いでいく。

「あの時、こうしたくてたまらなかった」

 え?

「そんな危険な事言わないでください!」

 先生は止まらない。

「好きなのに目を逸らして逃げて、でも見つめてくる」

 だって、あの時の私には、先生に気持ちを伝える勇気はなかった。
『先生』だし。

「あの時は本当に辛かった」

 先生の頭の中はあの頃の思い出。

「あの時もっとお前に教えてやりたかったけど、たぶんそしたら抑えられなかった」

 私は服を全て剥がされてしまった。

「今からちゃんと教えてやるから」

 そ、それってまさか──

「それは、英語ですよね……?」

 先生の指先が肌に触れてきた。

「俺がどれだけお前を欲しがっていたのか」

 勉強どころじゃなくなってしまった。
 ダメだ、家の中だとすぐこういう雰囲気になってしまう。
 抵抗できないし、早く先生が欲しいと思ってしまう。

 私の心も体も何もかも、先生でいっぱいになった。

「先生、これじゃ勉強が進みませんよ……。受かる自信がないです」

 先生はとても満足したようで、そこからは優しく勉強を教えてくれた。
 なぜか私もその後はすんなり理解できた。
 思ったより進んだ。

「これからは毎回こうしよう」

 毎回!?

「もう家ではやりません!」
「じゃあ俺の家な」

 先生は良くも悪くも相変わらずだ。

 入籍日の話は止まったままだけど、先生のあの日言ってた秘密を知りたいと思った。
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