秘密の館の主に囚われて 〜彼は姉の婚約者〜

七転び八起き

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禁断の夜

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「カウリス様、ダメです!」

このままじゃ自分が受け入れてしまう。

この人を欲しいと一瞬でも思ってしまった。

ここで引き返さないといけない。

「ユミリア」

カウリス様の手が私の肌に触れた。

驚いて小さく声が漏れてしまった。

「体が熱いな。瞳も潤んでいる。嫌がるフリはもう無駄だ」

ドレスのホックが外されていく。

唇が耳の輪郭をなぞり、首筋から鎖骨におりた。

胸が露わになり、彼の舌が這う。先端に触れられた瞬間、背中が仰け反った。

恥ずかしさのあまり押し返そうとする手を掴まれてしまった。

暗闇の中、乱れた呼吸と、溢れる声が静かに響く。ドアの向こうではオペラが続いている。

早く終わって。

まだ終わらないで。

そんな気持ちがせめぎ合っていた。

カリウス様が上着を脱いでシャツのボタンを外した。

鍛えられた体が隙間から入る光でうっすらと浮かび上がる。

私たちの肌が重なった。

心地がよくて溶けそうだった。

「ユミリア、俺を受け入れて」

カウリス様の指先が私の入り口に触れた。

「待ってください……私、初めてなんです」

一線を越えること、初めてをこの人に捧げるのはダメだとわかっているのに、もう戻れない。

「わかった。じゃあ優しくする」

カリウス様の指がゆっくりと入り口から奥へと進んだ。

こんなところに自分ですら触れたことがない。

知らない感覚。

「……すごい溢れてくる」

「言わないでください……」

カウリス様は少しずつ広げている。

「ユミリア、俺が欲しいと体は言っているよ」

耳元で囁かれて思考が溶ける。

何も考えられない。

「ユミリア、今一つになる。力を抜いて」

熱いものが入り口からゆっくり入ってきた。

張り裂けそうだ。

少しずつ奥に進もうとしている。

「痛い……です」

「ユミリア、俺の目を見ろ」

カウリス様の瞳を見た瞬間、唇が重なった。
舌先が合わさって、少しずつ絡まる。
知らない感覚にまた動揺していると、下半身に衝撃が走った。

「ユミリア、全部入ったよ」

超えてしまった──

初めてをこの人に捧げてしまった。

罪悪感が胸に広がる。

でも、彼が動くたびに満たされていく。

抱きしめられると胸が震える。

もう私は何も考えられなかった。

姉の婚約者と体を重ねているということも何もかも。

ただこの人と合わさることの心地よさが、私の全てを満たした。

「ユミリア……やっぱり君だった」

「……何が…ですか…」

「俺の心と体が求める存在」

奥を突かれるたびに快感が襲ってくる。

「私……もう」

「いいよ、一緒にいこう」

その直後、強く深く突き上げられた。

頭が真っ白になって、波のように押し寄せる快感に飲み込まれて、私たちは達した。

すべての力を使い果たしたかのように、二人は暫く動けなかった。

オペラはまだ続いている。

早く戻らないといけない。

でも、今はここを動きたくないと、現実に戻りたくないと思ってしまった。
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