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1章 幼女な神様との出会いと過去
7.思ってた反応と違うんだが
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「ーーーこれがオレの過去だ」
オレは話し終えて一息つく。
聞いてて気持ちの良い話では無かったはずだ。
暗い雰囲気になっただろうと思いながら視線を上げる。
すると、スヴィエートは何故かポンッと手を打って納得したような表情をしていた。
「なるほど、あれはディランだったのだな!どうりで我が気に入った訳だ……」
スヴィエートは一人で「うん、うん」と頷いているが、オレには何の話かまったく分からない。
眉をひそめていると、スヴィエートは説明する様に言葉を続けた。
「実はな、我はその出来事を天界から見ていたのだ」
「……見ていた?」
「うむ、忘れもしないぞ。あれは我が、この世界の管理を任されて間もない頃の出来事だった。我が人間を利己的な生き物だと思うようになったのも、あの時からなのだ」
ベッドから立ち上がり、懐かしむように語るスヴィエート。
「だが、妹を守るために戦うディランの姿には好感を抱いたのだ」
「さも見ていたかのように言ってるけど、5年は経ってるはずだぞ。お前が生まれてるかも怪しいだろ」
「だから我は神様だと言っているのだッ!」
詰め寄って来たスヴィエートは、椅子に座っているオレの肩を掴んで揺さぶりながら抗議する。
「ああ、そうだったな……」
なかなか信じないオレに、スヴィエートは頬を膨らまして上目で睨んでくる。
まあスヴィエートが神様かどうかはさて置き、ここまで肯定的な反応が返ってくるのは予想外だった。
オレは守るべきルミエールを置いて逃げてしまったのだ。
そんな無責任なオレと、一緒にはいたくないと思われても当然だろう。
しかし、スヴィエートはオレの過去を聞いても態度を変えずに接してくる。
気にしない性格なのか、それとも他の理由があるのかは見当がつかないが有り難かった。
「ともかく見た目は違うけど、どこかルミエールとお前が重なったんだよ。だから面倒を見ようと思った」
「納得したぞ」
「まあ幼女を放っておけないって理由もあるがな」
冗談まじりにスヴィエートの頭をワシワシと撫でながら言った。
オレがまた幼女扱いしたことに当然、スヴィエートは怒ったような表情をしたが、その顔はだんだんと俯き、不安そうなものに変わっていく。
「だが、神珠の在り処に関する手がかりは無い。ディランも分かっていると思うが、簡単な探し物ではないのだ。それでも良いのか……?」
そんなもの、答えは決まりきっていた。
「ドンと来い!」
久しぶりに心から笑って答えた。
オレの過去を知ってもなお、スヴィエートは態度を変えなかったのだから、オレが態度を変える訳にはいかない。
探し物が見つかるまで付き合う、そう心に決めた。
不安そうだったスヴィエートも、釣られて笑顔になっていく。
そこに宿屋の女がやって来て食事を置いていった。
食事処を兼ねているだけあって、彩り豊かで美味しそうだ。
「じゃあ、食べるか」
「うむ!」
オレたちは箸を持つと、良い匂いを漂わせ、ひときわ目を引く大きな魚をつつきながら、他愛もない会話で盛り上がる。
もう気がかりはない。
ここから始まる幼女な神様との2人旅は楽しくなる予感がした。
オレは話し終えて一息つく。
聞いてて気持ちの良い話では無かったはずだ。
暗い雰囲気になっただろうと思いながら視線を上げる。
すると、スヴィエートは何故かポンッと手を打って納得したような表情をしていた。
「なるほど、あれはディランだったのだな!どうりで我が気に入った訳だ……」
スヴィエートは一人で「うん、うん」と頷いているが、オレには何の話かまったく分からない。
眉をひそめていると、スヴィエートは説明する様に言葉を続けた。
「実はな、我はその出来事を天界から見ていたのだ」
「……見ていた?」
「うむ、忘れもしないぞ。あれは我が、この世界の管理を任されて間もない頃の出来事だった。我が人間を利己的な生き物だと思うようになったのも、あの時からなのだ」
ベッドから立ち上がり、懐かしむように語るスヴィエート。
「だが、妹を守るために戦うディランの姿には好感を抱いたのだ」
「さも見ていたかのように言ってるけど、5年は経ってるはずだぞ。お前が生まれてるかも怪しいだろ」
「だから我は神様だと言っているのだッ!」
詰め寄って来たスヴィエートは、椅子に座っているオレの肩を掴んで揺さぶりながら抗議する。
「ああ、そうだったな……」
なかなか信じないオレに、スヴィエートは頬を膨らまして上目で睨んでくる。
まあスヴィエートが神様かどうかはさて置き、ここまで肯定的な反応が返ってくるのは予想外だった。
オレは守るべきルミエールを置いて逃げてしまったのだ。
そんな無責任なオレと、一緒にはいたくないと思われても当然だろう。
しかし、スヴィエートはオレの過去を聞いても態度を変えずに接してくる。
気にしない性格なのか、それとも他の理由があるのかは見当がつかないが有り難かった。
「ともかく見た目は違うけど、どこかルミエールとお前が重なったんだよ。だから面倒を見ようと思った」
「納得したぞ」
「まあ幼女を放っておけないって理由もあるがな」
冗談まじりにスヴィエートの頭をワシワシと撫でながら言った。
オレがまた幼女扱いしたことに当然、スヴィエートは怒ったような表情をしたが、その顔はだんだんと俯き、不安そうなものに変わっていく。
「だが、神珠の在り処に関する手がかりは無い。ディランも分かっていると思うが、簡単な探し物ではないのだ。それでも良いのか……?」
そんなもの、答えは決まりきっていた。
「ドンと来い!」
久しぶりに心から笑って答えた。
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「じゃあ、食べるか」
「うむ!」
オレたちは箸を持つと、良い匂いを漂わせ、ひときわ目を引く大きな魚をつつきながら、他愛もない会話で盛り上がる。
もう気がかりはない。
ここから始まる幼女な神様との2人旅は楽しくなる予感がした。
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