王子様⁉️いや、それよりスローライフ‼️

蝶々

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第5段階

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 みなさんこんばんは。ユナです。

 今、逃亡中なんです!……誰からって?もちろんアレン様。理由は……

 創立記念パーティーで頭が混乱しちゃってね。医務室に行ったんだけど……まぁ、正確にはアレンに引っ張ってかれたんだけど。気づいたらぐっすり。起きたら、1時間たってて……パーティーはまだにぎやかに続いてる。このまま、もうひと眠り……ん?

 待て待て。ここに連れて来てくれたのはアレン……あぁ。そっかお礼をって……そうじゃない!あのアレンだよ?アレン様だよ?そう簡単に返してくれるはずないって!!
 なんか、今アレンいないし。逃げるべきなのでは?逃げちゃってよくない?アレンには悪いけど、むしろ嫌われるのは好都合。じゃあ……レッツ逃亡!!

 医務室はパーティー会場の、学院広間の2階にあって。パーティーを突っ切っていかないと出られない。前の授業のせいで、何かと目立つ私は。慎重に行かないとかなりヤバイ。生徒はまぁいい。この際しょうがないから、うまく交わしてくしかない。問題はアレンなのだ。騒がれたら、すぐに気がついておってくるだろう。冗談じゃない。私は念のため、モナに塗りたくられた化粧と口紅を落としてドレスの上に布を羽織った。普段の私とは全然違う。清楚系?かなぁ。これで私だとはわからないだろう。
 一応、医務室に置き手紙はしてきた。

『ありがとう!さらば!』と。一言。

 心配してくれたのに、それを無にするのはさすがに気が引ける。せめての置き手紙だ。そろそろ、出ないとヤバイ。もう、アレンがおってきてもおかしくない。急がないと。
 パーティーでは意外とバレることなくすんなりと出口までせまって行く。アナベルはジーーっとこっちを見てるが……。うん。間違いなく見てるが。いい……かな?ちなみに4王子とも目があった。なんとか目をそらしてきたけど……見事にメインメンバーには目をつけられたと……はぁ。
 そんなこんなでなんとかもう少しで出口…………わっ
よそ見してて誰かとぶつかった。
「あっごめんなさい。よそ見してて……」
「いいーえ。ちょうどよかったよ。……ね。ユナ?」
「へ?」
え?顔を上げて見たのはアレンのにっこり笑顔だった……
「……えぇーっと。ア……アレン?どうやって。」
「……バカだなぁ。逃げられると思った?」
うそ……この格好だよ?頑張って急いだんだけど……
「あ……あのこの格好だよ?どうしてわかったの?私と真逆だよ?」
「なんだ。そんなこと……分かるに決まってるでしょ。てか、それで変装のつもり?逆に目立ってどうするの?」
「へ?」
「ユナの変装は始めっから気づいてたけど……目立ってるの気づいてる?」
「え?」
「はぁ。無自覚とか……」
……ん?ちょっと待って。始めっから?気づいてた?そういったの?
「は……始めっから?気づいてた?」
「うん。始めっからね。」
どこから!?待ち伏せしてた?こわっ怖いんですけど!ひとまず……逃げるが勝ち!!
……ヤバイ。逃げれない。

 アレン様……しっかり私をつかんでる……

「ダメだよ?逃がさないって。」
「アハハハ。どうしたの?私は外の空気を吸いに……ね?」
「そっか。じゃあ僕も行こうかなぁ。」
来ないで!お願いだから来ないで!
「いいよ。ちょっとだけだから。ゆっくりしてて?」
ね?ゆっくり、ゆーくりね。その間に逃げるから!
「いいよ。気にしないから。ユナと入れるなら僕にとって苦じゃないし」
「いやぁ。ひとりになりたいなぁーなんて……」
「ダメだよ?…………逃げるでしょ?」

もう許して。逃げたい。

「さぁて、ユナ?話してもらおうかな。さっきの理由とかもろもろ。言うまで返さないよ?ね?」

悪魔は……いやアレンは微笑みました。にっこりと。

 この後、私がこってり絞られたことは言うまでもない。
 もちろん、本当の理由なんていってない。それらしい理由を並べただけだ。でも、むしろそっちの方が精神力がやられる。本当に疲れた……アレンは納得してない感じだったけど。なんとか許してくれた。

 帰りは疲れて寝てしまった。その時は疲れてて考える余裕もなくてアレンの肩?を借りて寝た気がするけど……まぁいっか。一時のゆめぐらい。


 
 『スローライフ計画』第5段階。始まってはいないが。今日も絞られる1日だった。
もう、勘弁してくれ。
私はそんなことを思いながら、明日も実行するのだ。



 明日もかぁ……はぁ。
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