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第7段階 part3
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皆サーン……コンニチハ。ユナです。ちょっとさ……聞いてほしいの。私……今すぐ!ここから逃げ出したいんだけど……どうすれば?
暗殺者の『爆発騒動』から時間がたち……まぁ、うん……ドンマイ?なんか、そろそろ暗殺者が可哀想になってきた、今日この頃である。
でも……ねぇ、暗殺者……バカじゃん?天然というか。アレンのありきたりな口車にのせられて、暗殺者業の歴史のある『カリバー家』を数秒で破滅に導いた。ある意味『天才』なんじゃない?
「おい!逆殺姫!もういっそ早く警備に付き出してくれ!こいつらよりましだ!絶対!」
私が、鑑賞しているなか悲痛な叫びが聞こえた。あらら……暗殺者、涙目じゃね?うわぁ。
「あははは……まぁ確かに。それがいいかも。私的にも」
この状況は……行きすぎてるかもね。血を見るのは勘弁。
「お父様、アレン。もうそろそろ勘弁してあげなよ。情報もはいてくれたしさ。爆発も起きなかったじゃん?もう、良くない?」
「……しかしなぁ。」
とお父様。
「ユナ……殺すのは無しでいいけど。しょうがないから。でも……」
とアレン様。
……『殺す』。あはは……ありがとうございまーす……殺すのは視野にあったのね。やっぱり。
「でも?」
「まだ肝心の爆発物が見つかってない。それにさっき、屋敷は爆発しなかったけど。違うところで『爆発音』がした……ですよね?お父様?」
……ん?アレン、今『お父様』って言った?あれ?
「……そうだな。確かに聞こえた……あっちは確か『湖』があったはずだが……」
あれ?なんかお父様も了承してる……みたい?どういうこと?
「アレン?」
私は混乱中である。頭がぐるぐるぐるぐる。
そんな私の頭をアレンは撫でると、おでこにキスをした。
「ちゃんと話すから、もう少し待ってて?ユナ。」
さっきまでの口調が嘘のように。優しく柔らかい。……って、あ!またキ……キスされた!なんか……前より一段と甘くなってない?……ちなみに手は……『拘束』……繋がれたままである。はぁ……
「さあ、そうと決まれば。この件、解決できるだけ解決しましょうか。お父様?」
アレンが『私を連れたまま』暗殺者に近づく。お父様も当然のように隣に並ぶ。
……お父様とアレン。案外気が合いそう。似た者同士なのかも。
「暗殺者……良い子にして話してくれれば早く警備に付き出してやる。」
アレンはにっこり笑った。悪魔の微笑み+囁きである。
「話す!話すから!早くそうしてくれ!こんな家、もう金輪際関わりたくない!」
あはは……調教師か?アレンは調教師なのか?
「大丈夫だ。お前がこの家と俺に関わることは『金輪際』ないだろう。」
……『俺』だってさ。もういいや。あーあ。
「そうだな!願ったり叶ったりだ!さあ、どんと聞いてくれ!」
暗殺者から『何でも屋』に成り下がった瞬間である。あきれ果て何も言えない。暗殺者……私、お前は本当に『バカ』だと思う。あえて言うなら、『天然』だ。
「爆発物の形は?」
アレン様の事情聴取大会の開幕。パチパチパチパチ。
「あぁ。水晶玉だよ。手のひらサイズの透明な水晶玉だ。」
……ん?水晶玉?あれ?……そんなまさかだよね。いや、そうだったらヤバい。
「……場所は?」
「確か……屋敷と湖の間ぐらいに転がしたはずだ。うん。そのはずだ。」
……ちょっと……私ピンチかも。
「ねぇ、アレン。私……お花積みに行きたい。」
「ダメに決まってるだろ?ユナ、君……何かやらかしたな?」
「あはは……まさか~」
「なら、あと少し我慢しようか?」
「はぁーい……」
はぁ……ちなみに、アレンは今繋いでいた手に、拘束の魔法を強化した。恐ろしい男である。
「暗殺者、他には?」
「あ~。もう一組あったな。確か、石だ。それも屋敷と湖の近くに仕掛けたはずだ。いや~あれは楽しかった。俺は几帳面でな、均等に『一列』に並べたんだ。実に美しい爆弾だよ」
……ギクッ。あぁヤバい。私……あれどうしたっけ?水切りしなかった?
「……ユナ、『これも』やらかしたの?」
「…………」
「逆殺姫……お前。悪運強そうだな。まぁ、頑張って生きろよ……」
「……はい。どうも……」
暗殺者からのお褒めの言葉。ご馳走さまです。
「ユナ」
あぁ、もう。ダメだ。完全にヤバい。
「お仕置き決定だ」
アレン様の笑顔は恐ろしく、私の顔は青ざめていった。
暗殺者の『爆発騒動』から時間がたち……まぁ、うん……ドンマイ?なんか、そろそろ暗殺者が可哀想になってきた、今日この頃である。
でも……ねぇ、暗殺者……バカじゃん?天然というか。アレンのありきたりな口車にのせられて、暗殺者業の歴史のある『カリバー家』を数秒で破滅に導いた。ある意味『天才』なんじゃない?
「おい!逆殺姫!もういっそ早く警備に付き出してくれ!こいつらよりましだ!絶対!」
私が、鑑賞しているなか悲痛な叫びが聞こえた。あらら……暗殺者、涙目じゃね?うわぁ。
「あははは……まぁ確かに。それがいいかも。私的にも」
この状況は……行きすぎてるかもね。血を見るのは勘弁。
「お父様、アレン。もうそろそろ勘弁してあげなよ。情報もはいてくれたしさ。爆発も起きなかったじゃん?もう、良くない?」
「……しかしなぁ。」
とお父様。
「ユナ……殺すのは無しでいいけど。しょうがないから。でも……」
とアレン様。
……『殺す』。あはは……ありがとうございまーす……殺すのは視野にあったのね。やっぱり。
「でも?」
「まだ肝心の爆発物が見つかってない。それにさっき、屋敷は爆発しなかったけど。違うところで『爆発音』がした……ですよね?お父様?」
……ん?アレン、今『お父様』って言った?あれ?
「……そうだな。確かに聞こえた……あっちは確か『湖』があったはずだが……」
あれ?なんかお父様も了承してる……みたい?どういうこと?
「アレン?」
私は混乱中である。頭がぐるぐるぐるぐる。
そんな私の頭をアレンは撫でると、おでこにキスをした。
「ちゃんと話すから、もう少し待ってて?ユナ。」
さっきまでの口調が嘘のように。優しく柔らかい。……って、あ!またキ……キスされた!なんか……前より一段と甘くなってない?……ちなみに手は……『拘束』……繋がれたままである。はぁ……
「さあ、そうと決まれば。この件、解決できるだけ解決しましょうか。お父様?」
アレンが『私を連れたまま』暗殺者に近づく。お父様も当然のように隣に並ぶ。
……お父様とアレン。案外気が合いそう。似た者同士なのかも。
「暗殺者……良い子にして話してくれれば早く警備に付き出してやる。」
アレンはにっこり笑った。悪魔の微笑み+囁きである。
「話す!話すから!早くそうしてくれ!こんな家、もう金輪際関わりたくない!」
あはは……調教師か?アレンは調教師なのか?
「大丈夫だ。お前がこの家と俺に関わることは『金輪際』ないだろう。」
……『俺』だってさ。もういいや。あーあ。
「そうだな!願ったり叶ったりだ!さあ、どんと聞いてくれ!」
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「爆発物の形は?」
アレン様の事情聴取大会の開幕。パチパチパチパチ。
「あぁ。水晶玉だよ。手のひらサイズの透明な水晶玉だ。」
……ん?水晶玉?あれ?……そんなまさかだよね。いや、そうだったらヤバい。
「……場所は?」
「確か……屋敷と湖の間ぐらいに転がしたはずだ。うん。そのはずだ。」
……ちょっと……私ピンチかも。
「ねぇ、アレン。私……お花積みに行きたい。」
「ダメに決まってるだろ?ユナ、君……何かやらかしたな?」
「あはは……まさか~」
「なら、あと少し我慢しようか?」
「はぁーい……」
はぁ……ちなみに、アレンは今繋いでいた手に、拘束の魔法を強化した。恐ろしい男である。
「暗殺者、他には?」
「あ~。もう一組あったな。確か、石だ。それも屋敷と湖の近くに仕掛けたはずだ。いや~あれは楽しかった。俺は几帳面でな、均等に『一列』に並べたんだ。実に美しい爆弾だよ」
……ギクッ。あぁヤバい。私……あれどうしたっけ?水切りしなかった?
「……ユナ、『これも』やらかしたの?」
「…………」
「逆殺姫……お前。悪運強そうだな。まぁ、頑張って生きろよ……」
「……はい。どうも……」
暗殺者からのお褒めの言葉。ご馳走さまです。
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あぁ、もう。ダメだ。完全にヤバい。
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