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第1章
34 最後の三日間: 一日目
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殿下の指を口に咥えさせられた。
体の中が、きゅっと締まる。
「気持ちいいかい?リーシャ」
恥ずかしさから、首を横に振った。
「僕の奥さんは、本当に素直じゃないね」
殿下が笑いながら、指をもう一本口の中に入れてきた。口の中がいっぱいで、息苦しくて気持ちがいい。思わず、首を背後の殿下に擦り付けてしまう。
ふふっ
殿下が笑う。
「もう一度聞くよ?リーシャ。僕の指を咥えさせられて、感じている。そうだね?」
口内に入れられた殿下の指が、舌の動きを押さえつけた。
ぞくぞくして体が震える。
気持ちがいい。
気持ちがよくて、舌が殿下の指先に吸いついて、もっと中へと誘ってしまう。
微かに、わかるかわからないかくらい微かに頷いた。
殿下はそれに気づいて楽しそうに笑う。
「いいよ。時間はたっぷりあるからね。続きはリーシャの体に聞こう」
そして、私の唾液で濡れた指を陰核へと当てた。
湿り気を帯びた指で刺激され、腰が跳ねる。
その途端、殿下の指はそこから離れ、今度は陰唇を上からなぞった。
はしたない喘ぎ声に殿下が笑う。
殿下の指は、入り口をなぞり続ける。
もどかしさに腰を揺らしても、殿下はそれ以上の刺激を与えてくれない。中を、触ってくれない。
私の体内から滲み出る蜜が、入り口をなぞる殿下の指に絡みつき、長く綺麗な指を汚していく。
そのまま中に挿入れて欲しいという私の願いとは裏腹に、殿下の指はそこを弄るのをやめ、また私の口の中へと入れられた。
「自分のいやらしい液は美味しいかい?リーシャ」
クスクスと笑いながら、殿下が口内で指を抜き差しする。
それもまた気持ちよくて、思わず舌を指に絡めてしまう。
◻︎◾︎◻︎◾︎◻︎
カチャカチャという食器の触れ合う音に目を覚ました。
「ああ、気がついたかい?リーシャ」
殿下がにこりと笑った。
「軽く食事にしよう」
そして何故か両手を拘束された。
「っ…殿下!?」
「僕が食べさせてあげるよ」
殿下が布巾で手を拭った。
「何が食べたい?」
突然のことに返事が出来ないでいると
「「僕を食べたい」でもいいんだよ?」
と片目を瞑られた。
色気の溢れるその仕草に動揺して、無意識にゴクリと唾を飲み込んだ。
そしてそのことで、喉の渇きに気づく。
「っ…水を…ください…」
「ああ、たくさん喘いだから、喉が渇いちゃったんだね」
わざと先ほどまでの行為を思い出させるようなことを言いながら、殿下が口に水を含んだ。当然のように口移しで流し込まれる生温い水。
あまり美味しくない。
「次は、何がいい?」
「………」
顔をしかめて答えないでいると、殿下が珍しく苦笑した。
「大丈夫。他のは普通に食べさせてあげるから」
「…サンドウィッチを…」
殿下は、皿に盛られたものの中から一つ選んで、小さくちぎって口へと運んでくれた。
殿下の指まで口に含むかたちになってしまったけれど、指はすぐに引き抜かれた。
「美味しいかい?」
機嫌がよさそうに見える殿下に、こくりと頷く。
「次はどうする?」
「もう一口ください」
殿下が、同じものをもう一度ちぎって私の口に運ぶ。
おとなしく口を開けて食べる私を、殿下は満足そうに見つめている。
何だか恥ずかしくて、落ちつかない。
「…殿下は」
「ん?」
「殿下は召し上がらないのですか?」
「ああ、うん。そうだね」
殿下は皿の上を碌に見もせずに、適当にサンドウィッチを一つとって咀嚼した。私の顔を見つめたまま。
「食べないとだね。僕の可愛い奥さんを楽しませてあげられなくなっちゃうからね」
素面でいきなりそんなことを言われて赤面する。
「期待しているのかい?リーシャ」
「ちっ、違いますっ…」
何だろう。昨日から殿下の様子がおかしい。やけに甘い言葉や雰囲気を感じる。
気のせいにしても…
気がつくと、殿下が私の顔を覗き込んでいた。
「どうしたんだい?僕のリーシャ。僕といるのに他のことなんて考えないでおくれ?」
顎を掴まれ、視線を合わせられる。その視線は蕩けるように甘くて…。
…絶対に気のせいなんかではない。
どうしてこんな…また何か企んでいるのだろうか…。
「誰のことを考えているの?」
見つめられたまま物思いにふけりかけた私の頬を、殿下がそっと撫でた。
はっとして、下がりかけていた視線を上げる。
「いえ、殿下のことを…」
言った瞬間、恥ずかしくなった。
これではまるで…
そう思うと同時に、殿下が嬉しそうにふわりと微笑んだ。
これは、誰…?
自分に向けられる、あまりにも柔らかな態度。包み込まれるような、思わず安心してしまうような。
胸がざわつく。
戸惑う私に、殿下が軽くキスをする。
「僕の奥さんは、本当に可愛いね」
すぐに離れていく唇。
「次は何が食べたい?」
思わず、殿下の顔に見入ってしまう。
本当に…これは、誰?
殿下が困ったように笑った。
「リーシャ、そんなに見つめられたら我慢出来ないよ」
そして、そっと押し倒された。
優しく啄むようなキスを何度もされる。
「食事はまた後で、ね?」
体の中が、きゅっと締まる。
「気持ちいいかい?リーシャ」
恥ずかしさから、首を横に振った。
「僕の奥さんは、本当に素直じゃないね」
殿下が笑いながら、指をもう一本口の中に入れてきた。口の中がいっぱいで、息苦しくて気持ちがいい。思わず、首を背後の殿下に擦り付けてしまう。
ふふっ
殿下が笑う。
「もう一度聞くよ?リーシャ。僕の指を咥えさせられて、感じている。そうだね?」
口内に入れられた殿下の指が、舌の動きを押さえつけた。
ぞくぞくして体が震える。
気持ちがいい。
気持ちがよくて、舌が殿下の指先に吸いついて、もっと中へと誘ってしまう。
微かに、わかるかわからないかくらい微かに頷いた。
殿下はそれに気づいて楽しそうに笑う。
「いいよ。時間はたっぷりあるからね。続きはリーシャの体に聞こう」
そして、私の唾液で濡れた指を陰核へと当てた。
湿り気を帯びた指で刺激され、腰が跳ねる。
その途端、殿下の指はそこから離れ、今度は陰唇を上からなぞった。
はしたない喘ぎ声に殿下が笑う。
殿下の指は、入り口をなぞり続ける。
もどかしさに腰を揺らしても、殿下はそれ以上の刺激を与えてくれない。中を、触ってくれない。
私の体内から滲み出る蜜が、入り口をなぞる殿下の指に絡みつき、長く綺麗な指を汚していく。
そのまま中に挿入れて欲しいという私の願いとは裏腹に、殿下の指はそこを弄るのをやめ、また私の口の中へと入れられた。
「自分のいやらしい液は美味しいかい?リーシャ」
クスクスと笑いながら、殿下が口内で指を抜き差しする。
それもまた気持ちよくて、思わず舌を指に絡めてしまう。
◻︎◾︎◻︎◾︎◻︎
カチャカチャという食器の触れ合う音に目を覚ました。
「ああ、気がついたかい?リーシャ」
殿下がにこりと笑った。
「軽く食事にしよう」
そして何故か両手を拘束された。
「っ…殿下!?」
「僕が食べさせてあげるよ」
殿下が布巾で手を拭った。
「何が食べたい?」
突然のことに返事が出来ないでいると
「「僕を食べたい」でもいいんだよ?」
と片目を瞑られた。
色気の溢れるその仕草に動揺して、無意識にゴクリと唾を飲み込んだ。
そしてそのことで、喉の渇きに気づく。
「っ…水を…ください…」
「ああ、たくさん喘いだから、喉が渇いちゃったんだね」
わざと先ほどまでの行為を思い出させるようなことを言いながら、殿下が口に水を含んだ。当然のように口移しで流し込まれる生温い水。
あまり美味しくない。
「次は、何がいい?」
「………」
顔をしかめて答えないでいると、殿下が珍しく苦笑した。
「大丈夫。他のは普通に食べさせてあげるから」
「…サンドウィッチを…」
殿下は、皿に盛られたものの中から一つ選んで、小さくちぎって口へと運んでくれた。
殿下の指まで口に含むかたちになってしまったけれど、指はすぐに引き抜かれた。
「美味しいかい?」
機嫌がよさそうに見える殿下に、こくりと頷く。
「次はどうする?」
「もう一口ください」
殿下が、同じものをもう一度ちぎって私の口に運ぶ。
おとなしく口を開けて食べる私を、殿下は満足そうに見つめている。
何だか恥ずかしくて、落ちつかない。
「…殿下は」
「ん?」
「殿下は召し上がらないのですか?」
「ああ、うん。そうだね」
殿下は皿の上を碌に見もせずに、適当にサンドウィッチを一つとって咀嚼した。私の顔を見つめたまま。
「食べないとだね。僕の可愛い奥さんを楽しませてあげられなくなっちゃうからね」
素面でいきなりそんなことを言われて赤面する。
「期待しているのかい?リーシャ」
「ちっ、違いますっ…」
何だろう。昨日から殿下の様子がおかしい。やけに甘い言葉や雰囲気を感じる。
気のせいにしても…
気がつくと、殿下が私の顔を覗き込んでいた。
「どうしたんだい?僕のリーシャ。僕といるのに他のことなんて考えないでおくれ?」
顎を掴まれ、視線を合わせられる。その視線は蕩けるように甘くて…。
…絶対に気のせいなんかではない。
どうしてこんな…また何か企んでいるのだろうか…。
「誰のことを考えているの?」
見つめられたまま物思いにふけりかけた私の頬を、殿下がそっと撫でた。
はっとして、下がりかけていた視線を上げる。
「いえ、殿下のことを…」
言った瞬間、恥ずかしくなった。
これではまるで…
そう思うと同時に、殿下が嬉しそうにふわりと微笑んだ。
これは、誰…?
自分に向けられる、あまりにも柔らかな態度。包み込まれるような、思わず安心してしまうような。
胸がざわつく。
戸惑う私に、殿下が軽くキスをする。
「僕の奥さんは、本当に可愛いね」
すぐに離れていく唇。
「次は何が食べたい?」
思わず、殿下の顔に見入ってしまう。
本当に…これは、誰?
殿下が困ったように笑った。
「リーシャ、そんなに見つめられたら我慢出来ないよ」
そして、そっと押し倒された。
優しく啄むようなキスを何度もされる。
「食事はまた後で、ね?」
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