完結R18)夢だと思ってヤったのに!

ハリエニシダ・レン

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今日も愛し愛されてます

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あれから、そのまま一緒に暮らし始めた。それで数日経ってから知ったのだけれど、シュウは結構裕福な商人の息子だった。四人兄弟の二番目で、家族全員が家業の商会で働いている。

私も、今はその商会で働いている。
だってとっても暇だから。
掃除と洗濯はシュウの実家のお手伝いさんがちょいちょい来てやってくれるので、家事は料理くらいしかする必要がない。その料理も、正直シュウの方が上手いし………
そんな訳で、家にいても暇なのだ。スマホもネットもないと時間が余る。

だから、シュウは「好きに過ごしていいよ」って言ってくれたんだけど、働かせてもらっている。
…シュウのアシスタント的な事をしていれば、昼間もたくさん一緒にいられるし。

…え?知識チート?しませんよ。

私は元の世界では、ダラけ気味の勤め人だったのだ。一番力を入れてたのがソシャゲのイベントっていう、結構ダメな感じの。

手作りコスメは材料も作り方もわからないし、料理は手の込んだ料理動画を見て満足してた人間だ。自分で作るのは、簡単手抜きかカップ麺。他に異世界で無双できそうな知識がある訳でもない。
商会の構造を、うろ覚えな穴だらけの知識を元にあっち風に変える、なんて無謀な真似はしようとも思わない。
だって失敗しても責任取れないし!
そもそもそんなの、失敗する気しかしない。

…異世界人特有のメリットは何も無いけど、言われた事は大体できるから許して欲しい。
まぁシュウは、私が失敗しても怒らないけど。いつも優しく見守ってくれてるから、次は頑張ろうってなる。

ただ、家に帰ると、上手くできた日はご褒美と称してエッチが過剰になる。
失敗した日は、お仕置きと称してエッチが過激になる。
してるうちに、今日はどっちだったかわからなくなる。それに他にも、なんだかんだ理由をつけては色々されてるし…。

とにかくエッチはよくしている。
じゃなかった。シュウと仲よく暮らしている。甘やかされ気味に、日々イチャイチャしている。


だから、どうやら二度とこの異世界から帰れないみたいだけど別に平気。
これが夢じゃなくて幸せです!


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