【完結・R18】弟は私のことが好き

ハリエニシダ・レン

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4 こんなの…

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「早く…終わらせ…て…」

身体中に、今度は優しくキスされて。挿れられたまま、指で、舌で愛撫されて。

正直、居た堪れない。
弟と…こんな…

「頼むよ姉さん…そういうこと、言わないで…」

透の、困ったような、辛そうな顔。

「なに…よ…」

なんとか睨み返した。
流されないように。
こんなに色々触らなくったって、どうせ出したら満足するくせに。

無理矢理自分に、そう言い聞かせる。先ほどの透の告白を塗り潰すように。
流されたら…ダメ…そう思うのに…辛そうな顔の透に胸が詰まる。

「もっと酷いこと…したくなっちゃうから…姉さんは…仕方なく付き合ってくれてるだけって…頭ではわかってるんだけど…どうしても……………ごめん、姉さん…できるだけ…これ以上は…酷いことしたくないんだ…姉さん…姉さんっ…」

こんなことを強引にしておいて今さら…
そう思おうとしても、透にそんな顔をされると私まで辛くなってしまう。
それに、透に動かれると気持ちよくて、うまく考えられなくて…

「っ…あっ…あっ…んっ…ぁあっ…」

中の気持ちいいところを突かれて、快感を得てしまって。

「うん…ごめん…そうやって喘いでて…お願いだから…っ…」

「…ぁっ…やだぁっ…」

怖いっ…ダメっ…なんでっ…弟相手に…こんなに感じてっ…

「っ…だからっ…!そういうこと言わないでってばっ…!」

透の突きが激しくなった。

「ぁああっ…ぁあっ…あっ…ぁあっ…あっ…っ…やあっ…透っ…やだあっ…!」

ダメ…そこは…ダメっ…

「…っ…そっか………ずっと…俺が塞いでればいいんだよね…気がつかなくてごめんね…姉さん…」

唇を塞がれた…
呼吸…苦しいのに…っ…こんなセックス知らない…こんな…激しいの…ダメ…頭…おかしくなっ…

中はもう、透のモノでかき混ぜられて、ぐちゃぐちゃだった。音が凄くて、信じられない…こんなにいやらしい音が…私の身体から…出てるなんて…

身体の中が疼く。
もっといっぱい突いて欲しいだなんて…彼氏としても、思ったことなかったのにっ…腰が…揺れ…っ…っ…ダメっ……

透が…それに気づいた……

「姉さん…気持ち…いいんだね…俺に…中ぐちゃぐちゃにされて…感じてっ…姉さんっ…姉さんっ…」

なにを言い返す間も無く再び唇を塞がれて、舌を絡められながら奥を突かれて。もう、気持ちよさが止まらない。

透の背中を抱きしめた。
他にどうしようもなくて。
腰が揺れるに任せる。
止ま…らない…
もう…イくまで止められないっ…

「姉さんっ…好きだよ…」

透の手が、私を力強く抱きしめた。愛おしそうに。
それを、嬉しいと感じてしまった。透の動きに合わせて腰が勝手に揺れる。

イきたい…イきたいっ…イきたいっ…
それしかもう、考えられない…

一際強く奥を突かれて、頭の中が真っ白になった。


…イってしまった。
弟に抱かれて、イってしまった。
自ら腰を揺らして、イってしまった…。

でも、呆然としている暇など与えられなかった。

「姉さんっ…今っ…イったよねっ…俺にっ…抱かれてっ……姉さんが…俺のっ……姉さんっ…!」

イったばかりの中を滅茶苦茶に突かれて、頭の中までぐちゃぐちゃになる。

こんなのっ…ダメっ………ダメ…なのにっ…

抱きしめる腕を、離せない。
揺れる腰を、止められない。

気持ち…いい…これっ…

もっとっ…

もっとして…欲しいっ…

もっといっぱい…中っ…ぐちゃぐちゃにして欲しいっ…

頭が欲望に支配される。
我慢なんて…もう…

腰を振る。
透に合わせて。
自分から腰を振る。
もっと、気持ちよくなりたい…っ…

突き入れられる透のモノを、拒まずに迎え入れる。
もっと感じたくて、透のそれに意識を向ける。

さっきまでよりずっと、気持ちよくなった。
受け入れることで。
さっきまでより、ずっとずっと。

もっと…もっとちょうだいっ…

夢中で腰を振る。
気持ちがいい。
もっと気持ちよくなりたいっ…
そこ…いいの…そこ…もっと…

透っ…

名前を呼ぶ。
今、快楽を分け合っている相手の名前を。

透っ…気持ちいっ…

声にはならないけれど…
ずっと透の唇で塞がれているから、声にはならないけれど…
舌を絡めながら名前を呼ぶ。

透っ…気持ちいっ…気持ちいいっ…もっと…もっとしてっ…


もっと………




自分が何度イったかわからなくなった頃、透の動きが止まって私の中で震えた。そして、私の上で身体の力を抜いた。

…イったの…透…

満足感に、口元が緩む。
耳元で聞こえる荒い呼吸が心地いい。
重くのしかかる透の身体を抱きしめて、意識を失った。

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