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第五章・ミャンマー行きの予定が何故か雲南へ
サバイディー、南方上座部仏教国の夕陽 152
しおりを挟む第二話
2009年12月22日の深夜、タイ・バンコクのスワンナプーム空港へ到着した。
流れのまま入国、ラゲージのベルトコンベアからバックパックを拾い上げて外に出ると、日本との温度差が二十度もある灼熱バンコクの空気に見舞われた。
バンコクへはこの時が15回目の訪問、到着するとなぜか理由は分からないがウキウキした気持ちになる。
でも深夜到着の便に乗った時は、毎回油断はしない。
空港タクシー受付にて50Bチケットをもらい、担当のタクシー運転手をにらみつけて乗り込む。
なめられたら余計なルートで運ばれたり、運が悪ければ暗いところへ連れて行かれて「金を出せ!」ってなことになるからだ。
空港から定宿のあるオンヌットへ向かって走り出すと、運転手が「ハイウエイ、OK?」と訊いてきた。
いつものことである。
「ノーハイウエイ」と意識的に無愛想に答える。
オンヌットまではハイウエイを使っても使わなくても時間はほとんど変わらない。
カオサンや市街地へ行くなら、急ぎの際は高速は必要だが、オンヌットは下道でもこの時間グングン進む。
高速料金は不要だ。
その代わり僕は少しだけチップを付け足すことにしているのだ。
この時もスクンビット・オンヌットGHに到着した時のタクシーメーターは205Bを示していたが、空港からのチケット料50Bにチップを加えて300Bを支払った。
ハイウエイに乗らずに僕を運んだ運転手はここでニヤリとする寸法だ。
45Bあればぶっかけメシとコーラ程度にはなるだろう。
スクンビット・オンヌットGHは24時間チェックインが可能だ。
受付には見慣れたタイ人の従業員が二人いた。
予約している藤井ですと言うと、すぐに確認をしてチェックインが完了である。
閑静な住宅街にあるこのGHは、日本人オーナーの杉山氏の経営手腕の高さが随所に見受けられる。
◆スクンビット・オンヌット ゲストハウスは10年近く前に閉めて、現在はエカマイとサンクラブリで営んでいるようです。
4階のエアコンドミトリーの部屋に従業員がバックパックを運んでくれた。
二段ベッドの下段が僕のスペース、部屋に5つある二段ベッドに宿泊客は2人。
ベッドに本などが投げ出されている様子から、館内でくつろいでいるか出かけているようだ。
到着したら必ずシャワーを浴びる。
階下のシャワールームへ。ここはもちろんホットシャワーが出る。
スッキリしたところで一階のレストランへ、クイッティアオ(米粉の細うどん、ベトナムのフォーみたいなものですね)とビアチャーンを注文、ようやくホッと一息ついた。
明日の夜は、2003年からタイでたくましく暮らす親友N君と飲む約束だ。
昼間はランナム通りで順調に日本食レストラン・一等食堂を営むMさんを訪ねてみよう。
そしてもう一人、ホアランポーン駅近くのGHに滞在するルポライター・大田周二さんの近況も気になる。
明日の予定が楽しみな僕だったが、この時点ではノンカイに滞在する仙人さんと12月25日に合流して、目的のミャンマーへ行く予定だった。
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