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妻が急死した小野寺浩一は、そのショックに耐え切れず、昔の恋人が住む山口県の長門湯本を訪ねる。だが彼女が嫁いだ温泉旅館は一家がすでに引っ越していた。落胆した浩一は彼女の実家がある島根県の安来を訪ねようと思い、夜通し歩いて日本海が見える町まで着いた。そこからはバスで行けばよいだろうと思ったのだ。ところがバスを待っていると1人の少女が現れて、浩一と同じ安来の方へ向かうと言う。二週間ほど前に亡くなった実母の墓を訪ねるためと言うのだが・・・。
文字数 28,987
最終更新日 2020.07.25
登録日 2020.07.09
遠い遠い昔の話だ。携帯電話の欠片もスマホのスの字も無いころである。
愛媛から大阪の大学に進んだ小野寺浩一が、高校三年生のころから文通を始めた優里との何の打算も装飾も無い恋愛関係に陥った。そして世の中の恋愛の殆どが実らないように、ふたりの関係も結果的には終わってしまうのだが、別れ際にある一つの約束を交わした。
それは遥かなる約束であった。
文字数 154,553
最終更新日 2020.07.08
登録日 2020.05.18
この小説は、暴風雨ガール~続・暴風雨ガールの続編です。
物語の概要は、上記のすでに公開済みの小説の内容紹介をそれぞれ参照願います。
主人公の岡田光一が尾行中に気づかれて捕まってしまった沢井真鈴との関係を主に、彼女の父捜しなどで関わっていった女性たちの、人生に於ける様々な苦悩を振り切って、翔ぶように生きていく姿を描く予定です。
文字数 93,343
最終更新日 2020.05.10
登録日 2019.12.22
金融業に失敗したことで妻の実家から別居を強要された光一は、探偵調査会社勤務を経て一年余り前に岡田探偵調査事務所として独立、依頼された案件はことごとく結果を出し、クライアントからも信頼を得て軌道に乗ってきた。昨年の初夏に尾行中に捕まってから妙な関係になった女子高生・沢井真鈴は、失踪していた父を光一が捜し出して六年半ぶりに帰って来て以来、暴風雨のような暮らしから一転して、母を含めた家族三人の平穏な暮らしが戻り、目下は大学浪人生となっていた。だが、光一は未だに妻との別居状態が続く中、東奔西走する探偵として日々が忙殺されていて、先の見えない状態であった。そんな折、不思議な案件が舞い込み、光一は京都府宮津市へと向かった。
文字数 134,151
最終更新日 2019.12.18
登録日 2019.09.05
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