ビッチですが、愛されています。

aika

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スメラギ公爵

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「いらっしゃいませ。あ・・・」

「こんにちは。ミノアさん。」

「スメラギ公爵・・・ご無沙汰しております。」

店にやってきた彼に、今気づいたように驚いた声を上げる。
ミノアは心の内で、大きなガッツポーズを決めていた。
彼の馬車が近づいてくるのを、彼女は100m先からもう気付いていたのだ。

「最近あなたが会いに来てくれないので、僕はいつも心が晴れません。」

「嫌ですわ、そんな。私などに勿体無いお言葉です。」

手を取って優しくキスをする彼に、大袈裟に恐縮しながら彼女は困った表情を浮かべた。
鈍感な彼にもそうと伝わるように、切ない恋する女の視線を演出する。

私だってあなたに会いたかったけれど、こんなに身分が違うんですもの。
自分の立場はわきまえているつもりです。
それでも日に日にあなたに会いたいと募る想いを、もうこんなに膨らませてしまったの。
どうしたら良いでしょう。

恋愛とは駆け引き。恋愛とは演技。
恋愛とは素晴らしい性交のための前戯であり、ただのエッセンス。

「ブーケを作ってくれませんか。」

彼は大きなブーケを作るようにと、ミノアに注文した。

スメラギ公爵は、この国の女性なら誰もが憧れるような美しい顔立ちに誠実で優しい笑顔を浮かべ、物腰が柔らかくいつも穏やか。高貴な地位にありながら、庶民にも大変理解のある人柄で、世の女性たちの理想の男性。

そんな男が、この私に夢中だなんて。

ミノアはあちこちから湧き上がってくるいやらしい妄想を押さえつけることができず、下半身がキュンと反応するのを我慢できなかった。

あぁ。早くこのお方と、激しく素晴らしい夜を過ごしたいものだわ。

彼女の表の顔と裏の顔のギャップはすごい。
普段は清純を絵に描いたような、健気に生きる控えめな女性そのものという顔をしている。
だがその裏では、アヘ顔で意識が飛びそうになりながら男に全身を貪り尽くされる夢を見ているのだ。

スメラギ公爵の艶やかな肌。
男性とは思えない、白くきめ細かな肌に早く触れてみたい。
いつも穏やかで女性の嫌がることなんてしたことがない彼が、力の限りを尽くして無理矢理私を押さえつけて、私の股ぐらに乱暴に腰を深く打ち付ける様をこの目で見てみたい。

妄想の中の彼は、奥深くへ腰を打ち付けると乱暴に男根を引き抜き、熱い体液を私の顔へぶっかけて・・・・

「ミノアさん?」

「え・・・?え・・あ、はい。どうされましたか?」

彼は美しく優しい顔立ちのまま、ミノアの顔を覗き込んでいた。
ブーケを作りながら、彼女は妄想の世界に深くトリップしていたらしい。

「す、すみません・・こんなに大きなブーケ・・・どなたにプレゼントされるのかと考えておりましたら、心をかき乱されてしまいまして・・」

長い睫毛を伏せてそう告げると、彼はさらにミノアにぐんと体を寄せた。

「あぁ・・あなたを不安にさせるなんて、申し訳ないことです。このブーケは、ほかでもないミノアさん、あなたへのプレゼントなんです。」

知っていたけどね。
彼の心理は手に取るようにわかる。先読みできなきゃ男を自由自在に操って、何人もの男と床を共にするなんてできやしない。

ふと、近づいた彼の股間が目に止まって、彼女はまた妄想の世界へと誘われそうだった。

「え・・・?私に・・ですか・・・?」

ハッとした顔。驚いた表情の次の瞬間には、目を潤ませて黙り込む。

「ミノアさん・・どうしたんですか?僕・・何か悪いことを・・・」

心配して彼女を覗き込む彼。

「違うんです・・・私、あなたに会わない間に・・・心変わりなさったのかと心配で・・・。馬鹿ですよね。あなたにとって、私なんて、ただの・・・」

彼は彼女の手を取って、優しく見つめる。

「そんなまさか。僕の気持ちは本物です。あなたに相手にしてもらえない自分が不甲斐なくて・・今日はまた新たに決意してきました。」

「決意・・・?」

「あなたから良い返事がもらえるまで、僕は絶対にあなたを諦めない。」



彼はすっきりとした顔で、店を立ち去った。
彼に愛の告白をわざわざここでさせたことには意味がある。

「ミノア・・・」

「カイルさん・・今の・・聞いてましたか・・・?」

カイルに立ち聞きさせるためだ。
自分と良い感じになっている意中の女性が、他の男に求愛されているのは男にとって我慢ならない事態だろう。
彼の気持ちに火をつける。

さぁ早く・・・私のことを取り合って悶えて頂戴・・・・。

ミノアは全身性感帯になったように、激しく身震いするのを抑えられなかった。
あぁ・・・男という生き物はなんて可愛くて、なんていやらしいの・・・っ!!

下半身からは愛液が溢れ出し、すぐにでも貫いて欲しいという欲情に身を支配されている。




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