【※R-18】異世界のゲートをくぐり抜けたら、イケメン達に取り合いされる最強のチートキャラ人生が待っていた。

aika

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俺たちのお姫様

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「彼女が俺たちの、運命のお姫様?」

インテリメガネの知的イケメンを目の前に、私は口を開けたまま、ぼんやりとその美しさに見惚れていた。
薄緑色のサラサラヘア、頭にはレオ同様、獣の耳が生えている。

(知的イケメンにケモ耳・・?!ヤバイ・・・エロすぎる・・・・♡)


穂花ほのかさん、こちらはアーサーです。・・あの、聞いてますか?」

レオが頬を膨らませながら、私のワンピースの裾を引っ張る。
アーサーと呼ばれる知的イケメンに見惚れている私に対し、いじけたように耳を折り眉を下げているレオは、とても可愛い。

イケメンと美少年の間に挟まれるという、好ポジション。


「あ、ごめんなさい。穂花です。はじめまして。」

ブルーのシャツにグレーのベスト、オーバーチェックのパンツ。
スタイルの良さが際立っていて、大人の魅力が溢れているアーサーから目が離せない。

「はじめまして。俺たちのお姫様。」

彼は、しなやかな身のこなしで私の前にひざまずくと、手の甲にキスを落とした。
陽の光に反射して、キラリとインテリメガネが光る。

(え・・!!王子様・・・!?手に・・・キス・・・っ・・!!)

イケメンという生き物に免疫がない私は、パニック状態で事の成り行きを見守るしかなかった。


「お姫様。俺たちのお城へようこそ。」

さっと立ち上がり私の肩を抱くアーサーの立ち振る舞いは、舞台役者のように美しく洗練されている。
されるがままに、可愛らしい花々が取り囲む門をくぐり抜けると、これまたメルヘン調なお城が目の前に現れた。


「みんなにも紹介しますねっ!穂花さん、アーサーは猫さんじゃないですよ。」

レオは、ひょいと横に立つと、ぎゅっと私の手を握って顔を覗き込む。

(び・・美少年・・・っ・・・無邪気な笑顔が眩しすぎるっ・・・♡)


クリクリとした大きな瞳、愛らしい唇。
くらりと目眩めまいを覚えるほどに、可愛い彼の笑顔。

思わず鼻血が出そうになって目を逸らすと、アーサーと目が合い、今度は彼の爽やかな笑顔に撃沈する。

(ここには、イケメンしかいないわけっ・・・?!)


「俺が猫だって?レオは猫に間違われたの?まぁ、わからないでもないけど・・性格的には完全に犬だよね。」

アーサーはクスクス笑いながら、レオとは逆側の私の手を握り、意味深に指を絡めた。

「俺は猫じゃないよ、なにかわかる?俺のお姫様?」

ぐんと距離を縮めた彼に、キスされるかと勘違いして身構えた私は、まるで夢みがちな少女だ。
至近距離で挑発するように私を見つめる彼は、今にも唇が重なりそうな距離で、ふわりとした尻尾へ私の手を導く。

(お・・・お触り・・・?!ちょっと・・っ・・・サービスしすぎじゃない・・っ!?)

毛並みの良い彼の尻尾を触りながら、私はいよいよ鼻血を吹き出しそうになる。
お姫様扱いの上、お触りのサービス。

私は、最高の世界に来てしまったらしい。


「アーサーは、キツネさんです!触らなくても、尻尾の模様でわかりますよ・・っ?」

なぜか顔を赤く染めたレオが、邪魔するように私とアーサーの間に割り込んだ。


「レオには刺激が強すぎたかな?ごめんね。」

アーサーはレオの頭を撫でると、私にこっそり耳打ちする。

「お姫様、続きはあとで二人きりになった時にね。」


(エ・・・・エロすぎる・・・っ!!)

私は鼻血を吹き出しながら、この世界に来ることが出来た幸せを、心の底から神様に感謝していた。




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