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同期の救命救急医
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医者の朝は早い。
8時には外来の受付が始まり、大勢の患者が押し寄せる。
そこから息をつく暇もなく一日が駆け足で通り過ぎていく。
7時過ぎ、病院の廊下を歩いていた俺は、見知った顔にバッタリ会った。
「なぁ、これ買ってくれよ。」
自動販売機の前でコーラを指差す男。
「弘樹。おはよう。お疲れ。」
水瀬 弘樹は、俺と医学部同期の救命救急医だ。
耳が隠れるくらいの長さの茶髪。彼のヘアスタイルは学生時代から変わらない。
ゆるいウェーブヘア。
「お疲れ。俺、今コーラ飲みたくて死にそうなんだよ。」
救命救急医のくせに病院内で平気な顔して「死にそう」なんて口にする。
コーラをねだる大人の男。彼はいつも不機嫌そうな顔をしている。
夜勤明けで疲れているのだろう。人に物を頼む態度じゃない。
早くしろと催促された。
「どうぞ。」
俺が自販機に小銭を入れると、彼は遠慮なくボタンを押した。
「サンキュ。」
「生意気」に見られがちな顔つき。夜勤明けの彼はいつも機嫌が悪く、ぐったりとしている。
医師になるにしては神経質すぎる、メンタルが弱い、なんてよく同期たちから言われていた彼が、救命救急を選んだ時には驚いた。
「疲れてるな。大丈夫か?」
「大丈夫じゃねえよ。頭痛ぇし、そんな時に限って朝までずっと忙しいし。」
医師なのに偏頭痛持ち。よく救命救急医やってるな、といつも思う。
「お前はスッキリした顔してるな。あ~あ、マジで頭痛ぇ。」
俺の胸に頭を当てて、肩に腕をかけてくる。弘樹の香りがふわりと広がって、俺の頭に良からぬ妄想が広がった。
(あ~、弘樹とエッチしたい。ムラムラしてたまらない。)
「頭痛薬飲んだのか?」
(弘樹のやつ、良いケツしてるんだよなぁ。)
早朝から同期相手にムラムラしているんだから、俺の欲求不満は相当重症だった。
この男は学生時代から俺に片思いをしている。
自惚れなんかじゃない、実際に告白された実績がある。
学生時代の話だが、当時の俺には恋人がいたので彼の告白は丁重にお断りしたのだ。
今更、虫が良いとは思うけれど、弘樹とエッチできないだろうか?と俺の頭は本気で考え始める。
彼は扱いにくいが、性的にはかなり魅力的な男だ。
いつもはツンツンしているけれど、二人きりの時は素直な一面を見せるツンデレ要素の強い男。告白してきた時の健気な表情や、恥ずかしがり屋な一面もまた良い。
「なぁ、基治。今日お前んち泊めてくんねぇ?」
願ってもない彼の申し出に、俺の心は一気に色めき立った。
「家まで帰る元気ねぇわ。お前の部屋行って寝てるから鍵よこせ、鍵。」
俺の家は病院から近く、昔はよく彼が泊まりに来ていた。
「お前が帰って来るまで寝て待ってるから。なぁ、良いだろ?」
(弘樹の上目遣い・・・この顔はエッチOKの顔だよな?)
本気でそんなことを考えている自分が恐ろしい。
俺のベッドに寝転ぶ彼を想像する。俺を想ってベッドでオナニーする彼の姿が。
帰宅するともう待ちきれないという様子で、彼は俺をベッドに誘い込み可愛い尻を突き出してねだる。
「あぁ。帰って好きに休んでてくれ。」
俺は妄想に下半身を反応させながら、弘樹に鍵を手渡した。
8時には外来の受付が始まり、大勢の患者が押し寄せる。
そこから息をつく暇もなく一日が駆け足で通り過ぎていく。
7時過ぎ、病院の廊下を歩いていた俺は、見知った顔にバッタリ会った。
「なぁ、これ買ってくれよ。」
自動販売機の前でコーラを指差す男。
「弘樹。おはよう。お疲れ。」
水瀬 弘樹は、俺と医学部同期の救命救急医だ。
耳が隠れるくらいの長さの茶髪。彼のヘアスタイルは学生時代から変わらない。
ゆるいウェーブヘア。
「お疲れ。俺、今コーラ飲みたくて死にそうなんだよ。」
救命救急医のくせに病院内で平気な顔して「死にそう」なんて口にする。
コーラをねだる大人の男。彼はいつも不機嫌そうな顔をしている。
夜勤明けで疲れているのだろう。人に物を頼む態度じゃない。
早くしろと催促された。
「どうぞ。」
俺が自販機に小銭を入れると、彼は遠慮なくボタンを押した。
「サンキュ。」
「生意気」に見られがちな顔つき。夜勤明けの彼はいつも機嫌が悪く、ぐったりとしている。
医師になるにしては神経質すぎる、メンタルが弱い、なんてよく同期たちから言われていた彼が、救命救急を選んだ時には驚いた。
「疲れてるな。大丈夫か?」
「大丈夫じゃねえよ。頭痛ぇし、そんな時に限って朝までずっと忙しいし。」
医師なのに偏頭痛持ち。よく救命救急医やってるな、といつも思う。
「お前はスッキリした顔してるな。あ~あ、マジで頭痛ぇ。」
俺の胸に頭を当てて、肩に腕をかけてくる。弘樹の香りがふわりと広がって、俺の頭に良からぬ妄想が広がった。
(あ~、弘樹とエッチしたい。ムラムラしてたまらない。)
「頭痛薬飲んだのか?」
(弘樹のやつ、良いケツしてるんだよなぁ。)
早朝から同期相手にムラムラしているんだから、俺の欲求不満は相当重症だった。
この男は学生時代から俺に片思いをしている。
自惚れなんかじゃない、実際に告白された実績がある。
学生時代の話だが、当時の俺には恋人がいたので彼の告白は丁重にお断りしたのだ。
今更、虫が良いとは思うけれど、弘樹とエッチできないだろうか?と俺の頭は本気で考え始める。
彼は扱いにくいが、性的にはかなり魅力的な男だ。
いつもはツンツンしているけれど、二人きりの時は素直な一面を見せるツンデレ要素の強い男。告白してきた時の健気な表情や、恥ずかしがり屋な一面もまた良い。
「なぁ、基治。今日お前んち泊めてくんねぇ?」
願ってもない彼の申し出に、俺の心は一気に色めき立った。
「家まで帰る元気ねぇわ。お前の部屋行って寝てるから鍵よこせ、鍵。」
俺の家は病院から近く、昔はよく彼が泊まりに来ていた。
「お前が帰って来るまで寝て待ってるから。なぁ、良いだろ?」
(弘樹の上目遣い・・・この顔はエッチOKの顔だよな?)
本気でそんなことを考えている自分が恐ろしい。
俺のベッドに寝転ぶ彼を想像する。俺を想ってベッドでオナニーする彼の姿が。
帰宅するともう待ちきれないという様子で、彼は俺をベッドに誘い込み可愛い尻を突き出してねだる。
「あぁ。帰って好きに休んでてくれ。」
俺は妄想に下半身を反応させながら、弘樹に鍵を手渡した。
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