4 / 26
誘惑
しおりを挟むソワソワしながら急いでマンションに帰ると、弘樹は俺のベッドの上で眠っていた。
上半身裸。下半身は掛け布団のせいでどうなっているかわからない。
無防備な彼の姿に、下半身がムクムクと反応する。
俺の欲求不満レベルを舐めるな!と誰に向けているのかわからない怒りが湧いた。
(あぁ・・このまま弘樹の中に突っ込んでしまおうか・・・!)
そんなことを本気で考えるくらいに、俺は重症だった。
「ふぁ・・・・おはよ。基治、帰ってきたのか・・・。」
ベッドサイドに立つ俺の殺気を感じたのか、弘樹は目を覚ますと欠伸をしながら身体を起こす。
うーん、と悩ましげな声をあげ思い切り身体を伸ばした。
(これは誘ってるのか・・・?誘ってるよな、絶対!)
布団の下から彼のボクサーパンツがチラリと覗く。
(あぁ・・あんなに無防備に下着姿を晒すなんてけしからん・・・)
エッチしたくてたまらない。
俺にはもはや正常な判断などできなかった。
「弘樹・・・」
スーツ姿で帰宅した俺を、弘樹はポーッとした目で見上げる。
「基治・・・」
こいつは俺のスーツ姿に弱い。
これも決して自惚なんかではなく、以前酔った弘樹が俺に寄りかかりながらそう言ったのだ。
(あの時弘樹とエッチしておけば良かった・・・!!)
過去のことさえ持ち出して後悔するほどに、俺は欲求不満だった。
身体が急激に熱くなる。スーツの上着を脱ぐと乱暴に投げ捨てた。
右手でネクタイの首元を緩めながら弘樹に近付く。
俺の様子がおかしいと気付いた彼が、顔を赤くした。
「な・・基治・・・お前、どうしたんだよ?」
「俺のベッドでそんな淫らな格好して誘うお前が悪い。」
まるで犯罪者の言い分だ。
「淫ら・・?誘う・・?お前、何言って・・・」
弘樹に口付ける。
彼の肌、乳首、何もかもが淫らに俺を誘惑していた。
「ん・・・んん~~~!!!っあ・・」
寝起きのせいなのか、スーツ姿の俺を見て興奮したせいなのか、弘樹の股間は完全に勃ち上がっている。
「ちょっ、基治・・・あッ・・ッ!!」
ボクサーパンツ越しに勃起したペニスに触れると、弘樹は甘ったるい声を上げながら腰を揺らした。
「何も聞かずにヤらせてくれ。」
「な!なんだよそれ・・・!!」
「エッチしたいんだよ。頼むから黙ってヤらせろ。」
最低男としか言いようのないセリフに、弘樹は反抗する。
その顔がまた俺の興奮を煽った。
「なんで俺がお前の性処理に使われなきゃなんねぇんだよ・・!」
彼の言い分はもっともだがそんなセリフ、ふやけきって目が潤んだその顔で言われても全く説得力がない。
「弘樹・・お前、最高にエロイよ。」
「誰が喜ぶんだよ、そんな口説き文句。」
そう言いながらも、弘樹の瞳の奥に欲望の火が灯っているのを俺は見逃さなかった。
「・・・俺と寝て、俺の身体に夢中になってもしらねぇからな。」
スイッチが入ってしまったらしい。
弘樹は官能的な表情で唇を舐めると、ネクタイをグイッと引っ張り俺に深く口付けた。
1
あなたにおすすめの小説
守り守られ
ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師
患者 瀬咲朔
腸疾患・排泄障害・下肢不自由
看護師
ベテラン山添さん
準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん
木島 尚久 真幌の恋人同棲中
月弥総合病院
僕君・御月様
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
【短編集】こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる