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懇願
しおりを挟む視界に入れるのさえ不快と思えるような、汚らしい男。
ギトギトと油ぎった汗まみれの手のひらが、こちらへ伸びてくる。
「やめて・・・こっちにこないで・・・っ・・・」
意識せずとも自然と口から拒絶の言葉が漏れた。
(こんな男とセックスするなんて考えられない・・・死んだ方がマシだわ・・っ)
実験室。
無機質なコンクリートの壁に、簡素なベッド。
この部屋ですることは、セックス以外何もない。
「梓さん、始めましょう。」
「いや・・・っ!!こないで・・・!!」
男は私の手首を捉えると、一気にベッドへ押し倒す。
キィッとベッドの脚が大きな金属音をたて、不快指数がさらに上がった。
「離して・・・!!」
ぽってりと突き出た腹部、脂肪だらけの身体に乗り掛かられ、身動きが取れない。
潔癖症の天敵とさえ思える、醜く汚らしい男。
「こういうのがお好きなんですよねぇ、梓さんは・・っ」
ヒヒィと気持ち悪い笑みを浮かべた男は、興奮のせいなのかハァハァと気色悪い呼吸音を室内に響かせている。
(おぞましい・・・っ)
醜い大男は私のブラウスに手をかけると、バリッと大きな音を立てて引き裂いた。
「キャァ・・!何するの・・ッ!」
顕になった下着を隠そうと必死にもがいた片腕は、あっさりと大きな手のひらに押さえ込まれてしまう。
「やめて・・っ・・お願い・・・お願いだから・・・っ」
必死に懇願する私をニタァっと気色悪い表情で見下ろしながら、男は声をあげて笑った。
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