【※R-18】私のイケメン夫たちが、毎晩寝かせてくれません。

『昼間から』

「繭まゆ、悪い・・優しくできる自信がねぇ。」


耀亮ようすけの部屋に入るなり、腕を強引に引っ張られてベッドに押し倒された。


「お前を抱きたいって気持ちが膨らみすぎて・・・暴走しちまいそうで怖い・・・」

言いながら、私の目を射るように見つめていた彼が口付けた。
身体と心が一致しない、そんな早急さで、激しく舌を絡める。


「んん・・・ッ・・大丈夫・・・私も、耀亮君が・・・欲しいから。」

強面の彼の瞳に雄のギラギラした欲望が浮かんでいて、見つめられるだけで身体中熱くなった。

私の夫の中で、彼は一番男っぽい見た目をしている。
鍛え上げられた身体に、余計なものが削ぎ落とされたシャープな輪郭、精悍な顔立ち。
男らしさでのみ構成されたような人物だ。


「もう・・我慢できねぇ。抱いて、いいか・・？」

私をぎゅっと抱きしめる逞たくましい腕。
興奮で息が上がっているのか、途切れ途切れに言葉を紡ぎ出した。


「シャワーも浴びてないんだけど・・・」

いつも夫とベッドインする時はお風呂に入った直後なので、それだけは気になる。
こんな時間からお風呂に入れば他の夫に怪しまれるだろうし、仕方がない。


「お前のにおいがする方が、興奮する。」

Tシャツを脱ぎ捨てるとカチャカチャとベルトを外し、ボクサーパンツ一枚になった彼が私を見下ろした。
思わず見惚れてしまうような、男らしい彼の身体。

私の服のボタンを外し、あっという間にお互いの身体があらわになった。


私が初めて見た夫の身体は、耀亮の裸だった。
あの日、お風呂場で見た彼の身体とは違う。

下半身が荒々しく昂たかぶっていた。


クチュクチュと指で私の内側をかき回す、太くてゴツい彼の指。
ハァハァと息を荒げながらも、丁寧に解ほぐしてくれる。



グッと、彼のペニスが押し込まれる圧迫感に息を飲む。
彼が入ってきた瞬間の熱さ。大きさ。太さ。

全てが、身体に刻み込まれていく。


「あっ・・あ・・んッ・・・よう・・・すけ・・君・・・っ」

大きくて硬いモノで、中を擦られる快感。
彼の太さに、大きく広げられこじ開けられる。


「繭・・ッ・・・呼び捨てでいい・・名前、呼んでくれ・・・・っ・・」

グチュグチュグチュ・・・！！！ジュボジュボジュボ・・・！！！


いやらしく混じり合う音が響く。
彼の腰使いのあまりの激しさに、私はすぐに絶頂に上り詰めてしまった。


「耀亮・・・っ耀亮・・ぇ・・・・ッあ・・・ダメ、あ・・・っ！！！」

「繭・・・繭・・・・出すぞッ・・・繭・・・ッ！！！！」


足先までビリビリと痙攣けいれんするように快感が伝っていく。

彼が一番奥に腰を深く打ち付けて、私の中に熱い体液を注ぎ込んだ。
ピンと脚先が気持ち良く伸びて、私は快楽の絶頂に身を震わせながら落ちていった。



♢♢♢


事後のピロートーク。
耀亮は見かけによらず、甘ったるい対応で私を満たしてくれる。

彼の腕枕に照れながら身体を寄せると、じっと見つめていた彼が甘いキスをくれた。


「毎日お前を抱けたら良いのに。」

耀亮の言葉はどれも直球で、言われるたびに私は赤面してしまう。
真っ直ぐ見つめる彼の視線は真剣そのもので、一途な男性に愛される喜びを与えてくれる。



コンコン。
ノックと同時に突然、部屋の扉が大きく開いた。


「耀亮さん、借りてたこの本・・・・」

部屋に入ってきた泉いずみと、ばっちり目が合う。



「あ・・・泉、」

耀亮が起き上がって声をかけようとしたその瞬間、泉の顔がみるみるうちに真っ赤に染まっていった。
１８０度身を翻ひるがえして、逃げるように立ち去る。

「ごごごめん・・・！！」

バン！！！と大きな音でドアが閉まった。



「泉？！お～い、泉、大丈夫？どした？」

ドアの外で、樹いつきの騒がしい声が聞こえる。


（い、泉君に・・・見られた・・・・・！！）

見られたショックと驚きに、ドッドッドッと心臓が激しく脈打つ。



「やべぇ、鍵かけるの忘れてた。」

すぐに着替えた耀亮が、扉の向こう側に出て行って泉をフォローするも、彼は放心状態でしばらくリビングのソファーに突っ伏して動かなかった。