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そういえばクーグゥ義兄様は三男だった
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「義母様、騎士団の制服ではダメなのでしょうか。」
「ダメだよ、ダメダメ。今回は騎士団長としてでは無くて、我が家の4男としてのお披露目ですからね。しっかりと採寸して衣装を作っておかないと。」
俺は今、義母様に呼ばれて、お披露目の時に着用する衣装の採寸を、お針子さん達にして貰っている。パンツ一丁で。
義母様は名前をアヴァ様といい、このフランリード家の正式な家長で、ルアン様は婿養子なんだとか!爵位を譲るというのとは違うみたいなんだけど、ルアン様に外で公爵家を名乗っていいという許可がうんたらかんたらでまぁ、とにかく義母様に外で公爵って名乗っていいよっていう手続きをして外で名乗っているらしい。うわぁ、難しくてよくわかんない。
まぁ実際のお披露目は1ヶ月以上も先なのだが。成長期も過ぎたので、今採寸しても劇的に変わることも無いだろうっていうのと、布を当ててある程度方向性を決めて作って、作りながら手直ししていくみたい。・・・作りながら手直しって何だ?作ってるのか、直してるのか、俺にはもう訳が分かりません。
あとさ、お披露目の時の衣装って言ってるけど、その後着ないなんて事ないよね?まさかそれだけに為に作る衣装じゃないよね?・・・考えちゃいけない気がしてきた。
せっかくの三連休なのに、寝て起きたら義母様に呼ばれて、というかクーグゥ義兄様に連れてこられて採寸だ。お昼過ぎまで寝ちゃってたから、実はお昼を食べていない。
イルはお仕事で、朝きちんとお見送りした。お仕事が終わったらこっちに来てくれるみたい。早く会いたい。
・・・あれ、サンドイッチ作ってくれて無かったっけ?出しっぱなし?大丈夫かな。ぁぁ、イルのサンドイッチ食べたかった。
「奥様。採寸が終わりました。幾つか布を当てますのでご意見をお願いします。」
そう言ってお針子さんのリーダー的な人は、今度は俺に様々な布を当ててきた。
布を当てる度に義母様が「次」「取置き」と声をかけていく。
一旦用意しておいた布を全て当て終えたら今度は「取置き」と言われた布を順々に当てていく。それもまた義母様が同じように「次」「取置き」と声をかけていき、最終的に「取置き」が3枚になるまで続けられた。
「では、この3枚でとりあえずお願いしますね」
と義母様がお針子さん達に注文すると「承知致しました。」とだけ返して荷物を纏めてそそくさと帰ってしまった。
さ、3枚!?3枚も作るの!?そんなに要らなくない??
恐ろしいので確認はしない事にする。
公爵家のお金の使い方恐ろしい、とか考えつつ着て来た服を来ていたら義母様に「それじゃないよ」と言われて侍従さんに別の洋服を渡された。
まぁ、俺寝起きで来てるから、超ラフな格好だったし仕方ないよねって思って渡された服を着た。
何も考えず渡された服を着たんだけど、フリルが着いたブラウス?、シャツじゃないよな、なんか肌触りよすぎる柔らかい生地の、ボタンの左右にフリルが着いいてて、肩んとこと裾にも付いてる。なんじゃこりゃ。
その上に前の開いたもふもふベスト。もふもふ気持ちいい。触り心地最高。コレいいなぁ。
それに黒のスラックスっぽいの。いや俺ズボンの種類よく分かんなくて、とにかく伸びない生地。真っ直ぐ中央に折り線が入ってすとんってしたやつ。うん、この説明で充分でしょ。
ズボン履いたら見えないけど白のソックスに、焦げ茶のローファー。
良いとこの坊ちゃんだ。ぁ、公爵家の4男だから本当に良いとこの坊ちゃんじゃないか!
「うんうん。クーグゥのお古だけど良いね、似合ってる。」
「これ義兄様が来てたお洋服なんですか。」
へぇ。ちょっと複雑。お古って事は昔着てたって事で、俺の成長期は多分とっくに終わってるわけで、うん。
「じゃあ疲れただろうしお茶にでもしようか。お昼、食べてきて無いんだろう?軽食も準備して貰おうか。」
義母様、俺が寝起きで連れてこられたのをご存知で、すぐ採寸させたのですね。
義母様が侍従にお茶の準備を命じる。
聞くともなしに聞いていたんだけど「温室に」という言葉が聞こえて来てテンションが上がる。
「温室!義母様、温室があるのですか!」
「そうだよ、知らなかったのかい?もしかしてまだ邸内の案内を終わらせて無かったのかな?とりあえず、今日はそこでお茶をしようと思って皆を呼んでいるんだ。温室は暖かいしね。植物は、うん、好きそうで良かった。」
俺の様子を見て断言する義母様。
そ、そんなに分かり易いですかね。
俺は温室と軽食が楽しみで仕方ないんです!
義母様に連れられて着いた温室はなんと2.5階建てだった。
「でか。すご。」
「大きいでしょう?実は南国にある木を植えてて、それが思いのほか大きくなってしまってね、一緒に温室も大きくしていったんだよ。」
「南国の木!?」
「そう南国の木。ガイ君は初めて見ると思うよ。ほら、寒いから早く入ろう。」
温室の入口は外気を入れないためか、扉があって透明な布がかけてあって、1つ目の扉を閉めてからそのまた奥にある扉を開けて中に入る構造になっていた。
中に入ると温室特有のちょっと苔むした匂いが鼻をくすぐる。中は暖かくて、中央におそらく先程の会話で出てきた南国の木と思われる見た事のない大きな木がドーンと鎮座していた。
その木の前が小さな広場見たく開けていて、お茶の準備と義父様とクーグゥ義兄様と知らないお兄さんが立っていた。
・・・誰?
「あー、なんか懐かしい服着せられてんな?」
「似合ってるだろう?」
「ってかなんでこれにしたの母さん・・・。」
「ふふふ。」
俺の着用している服について二三言クーグゥ義兄様は言葉を交わして俺に向き直る。
「遅くなっちゃったけど、俺の兄貴。長兄はあの人の我儘で急遽来れなくなっちゃったんだけど、次兄のエイデンだ。」
あの人がもう1人のお義兄様!
そしてエイデン様は俺の前まで歩いてきてくれた。
「あ、騎士団団長を務めさせて頂いていますガイウスと申します。以後よろしくお願いいたします!」
挨拶しなくちゃ!と思って咄嗟に騎士団長用の挨拶が口をついて出た。
クーグゥ義兄様は腹抱えて笑ってるし、義父様も口を抑えて肩震わせてるし、義母様はにこにこしてるし・・・。
エイデン様もにこにこして挨拶を返してくれた。
「初めまして、ガイウス君。フランリード公爵家が次男、エイデンです。王宮の書庫室で仕事をしているよ。ふふ、こんな可愛い子がうちの4男だなんてついてるね。本当はすぐ顔を見に来たかったんだけど、年末で仕事が抜けられなくてね、これから宜しくね。」
「はい。こちらこそよろしくお願いいたします。あと、俺別に可愛くは無いですよ?多分耳とか色が珍しいだけです。」
見た目は言わずもがなだし、口汚いし、すぐ力技で何とかしようとするし?
「うーん、無自覚がなんとも言えないね?今度騎士団の詰所に行ってもいい?」
「いや、無自覚とかじゃなくてデスね・・・。来て頂くこと自体に問題はありませんが、騎士団の詰所なんて別に見るものないですよ?執務机と書類と資料。地下には一次拘留出来る檻。会議室が幾つかと休憩室仮眠室。と宿舎棟ですからねぇ。」
「ふふふ、そういうところだよねぇ?ぁぁ可愛い。」
そしてエイデン義兄様は俺を優しくむぎゅっと抱きしめた。
そういうところってどういうところですか。
っていうか身体強化解いて無くて良かったぁ。
「ダメだよ、ダメダメ。今回は騎士団長としてでは無くて、我が家の4男としてのお披露目ですからね。しっかりと採寸して衣装を作っておかないと。」
俺は今、義母様に呼ばれて、お披露目の時に着用する衣装の採寸を、お針子さん達にして貰っている。パンツ一丁で。
義母様は名前をアヴァ様といい、このフランリード家の正式な家長で、ルアン様は婿養子なんだとか!爵位を譲るというのとは違うみたいなんだけど、ルアン様に外で公爵家を名乗っていいという許可がうんたらかんたらでまぁ、とにかく義母様に外で公爵って名乗っていいよっていう手続きをして外で名乗っているらしい。うわぁ、難しくてよくわかんない。
まぁ実際のお披露目は1ヶ月以上も先なのだが。成長期も過ぎたので、今採寸しても劇的に変わることも無いだろうっていうのと、布を当ててある程度方向性を決めて作って、作りながら手直ししていくみたい。・・・作りながら手直しって何だ?作ってるのか、直してるのか、俺にはもう訳が分かりません。
あとさ、お披露目の時の衣装って言ってるけど、その後着ないなんて事ないよね?まさかそれだけに為に作る衣装じゃないよね?・・・考えちゃいけない気がしてきた。
せっかくの三連休なのに、寝て起きたら義母様に呼ばれて、というかクーグゥ義兄様に連れてこられて採寸だ。お昼過ぎまで寝ちゃってたから、実はお昼を食べていない。
イルはお仕事で、朝きちんとお見送りした。お仕事が終わったらこっちに来てくれるみたい。早く会いたい。
・・・あれ、サンドイッチ作ってくれて無かったっけ?出しっぱなし?大丈夫かな。ぁぁ、イルのサンドイッチ食べたかった。
「奥様。採寸が終わりました。幾つか布を当てますのでご意見をお願いします。」
そう言ってお針子さんのリーダー的な人は、今度は俺に様々な布を当ててきた。
布を当てる度に義母様が「次」「取置き」と声をかけていく。
一旦用意しておいた布を全て当て終えたら今度は「取置き」と言われた布を順々に当てていく。それもまた義母様が同じように「次」「取置き」と声をかけていき、最終的に「取置き」が3枚になるまで続けられた。
「では、この3枚でとりあえずお願いしますね」
と義母様がお針子さん達に注文すると「承知致しました。」とだけ返して荷物を纏めてそそくさと帰ってしまった。
さ、3枚!?3枚も作るの!?そんなに要らなくない??
恐ろしいので確認はしない事にする。
公爵家のお金の使い方恐ろしい、とか考えつつ着て来た服を来ていたら義母様に「それじゃないよ」と言われて侍従さんに別の洋服を渡された。
まぁ、俺寝起きで来てるから、超ラフな格好だったし仕方ないよねって思って渡された服を着た。
何も考えず渡された服を着たんだけど、フリルが着いたブラウス?、シャツじゃないよな、なんか肌触りよすぎる柔らかい生地の、ボタンの左右にフリルが着いいてて、肩んとこと裾にも付いてる。なんじゃこりゃ。
その上に前の開いたもふもふベスト。もふもふ気持ちいい。触り心地最高。コレいいなぁ。
それに黒のスラックスっぽいの。いや俺ズボンの種類よく分かんなくて、とにかく伸びない生地。真っ直ぐ中央に折り線が入ってすとんってしたやつ。うん、この説明で充分でしょ。
ズボン履いたら見えないけど白のソックスに、焦げ茶のローファー。
良いとこの坊ちゃんだ。ぁ、公爵家の4男だから本当に良いとこの坊ちゃんじゃないか!
「うんうん。クーグゥのお古だけど良いね、似合ってる。」
「これ義兄様が来てたお洋服なんですか。」
へぇ。ちょっと複雑。お古って事は昔着てたって事で、俺の成長期は多分とっくに終わってるわけで、うん。
「じゃあ疲れただろうしお茶にでもしようか。お昼、食べてきて無いんだろう?軽食も準備して貰おうか。」
義母様、俺が寝起きで連れてこられたのをご存知で、すぐ採寸させたのですね。
義母様が侍従にお茶の準備を命じる。
聞くともなしに聞いていたんだけど「温室に」という言葉が聞こえて来てテンションが上がる。
「温室!義母様、温室があるのですか!」
「そうだよ、知らなかったのかい?もしかしてまだ邸内の案内を終わらせて無かったのかな?とりあえず、今日はそこでお茶をしようと思って皆を呼んでいるんだ。温室は暖かいしね。植物は、うん、好きそうで良かった。」
俺の様子を見て断言する義母様。
そ、そんなに分かり易いですかね。
俺は温室と軽食が楽しみで仕方ないんです!
義母様に連れられて着いた温室はなんと2.5階建てだった。
「でか。すご。」
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「南国の木!?」
「そう南国の木。ガイ君は初めて見ると思うよ。ほら、寒いから早く入ろう。」
温室の入口は外気を入れないためか、扉があって透明な布がかけてあって、1つ目の扉を閉めてからそのまた奥にある扉を開けて中に入る構造になっていた。
中に入ると温室特有のちょっと苔むした匂いが鼻をくすぐる。中は暖かくて、中央におそらく先程の会話で出てきた南国の木と思われる見た事のない大きな木がドーンと鎮座していた。
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・・・誰?
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「ふふふ。」
俺の着用している服について二三言クーグゥ義兄様は言葉を交わして俺に向き直る。
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あの人がもう1人のお義兄様!
そしてエイデン様は俺の前まで歩いてきてくれた。
「あ、騎士団団長を務めさせて頂いていますガイウスと申します。以後よろしくお願いいたします!」
挨拶しなくちゃ!と思って咄嗟に騎士団長用の挨拶が口をついて出た。
クーグゥ義兄様は腹抱えて笑ってるし、義父様も口を抑えて肩震わせてるし、義母様はにこにこしてるし・・・。
エイデン様もにこにこして挨拶を返してくれた。
「初めまして、ガイウス君。フランリード公爵家が次男、エイデンです。王宮の書庫室で仕事をしているよ。ふふ、こんな可愛い子がうちの4男だなんてついてるね。本当はすぐ顔を見に来たかったんだけど、年末で仕事が抜けられなくてね、これから宜しくね。」
「はい。こちらこそよろしくお願いいたします。あと、俺別に可愛くは無いですよ?多分耳とか色が珍しいだけです。」
見た目は言わずもがなだし、口汚いし、すぐ力技で何とかしようとするし?
「うーん、無自覚がなんとも言えないね?今度騎士団の詰所に行ってもいい?」
「いや、無自覚とかじゃなくてデスね・・・。来て頂くこと自体に問題はありませんが、騎士団の詰所なんて別に見るものないですよ?執務机と書類と資料。地下には一次拘留出来る檻。会議室が幾つかと休憩室仮眠室。と宿舎棟ですからねぇ。」
「ふふふ、そういうところだよねぇ?ぁぁ可愛い。」
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