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怪我はしない、させない事が大事
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発情期期間が終わって少し経つと、騎士団は春の入団試験だ。
既に、筆記と面談は先日までに終えていて、今日は実技試験の日。
天気も快晴。時折心地好い風が吹く。
あーあ、こんな気持ちのいい日はイルと2人で遠出してのんびり過ごしたいねぇ。
まぁ、今までそんな事した事ないけど。
でも5日後にはイルと2人でハルトまで小旅行だもんね、んふふふふっ。
「気持ち悪い顔してないで、試験者の前でだけでもしっかりして下さい。」
き、気持ち悪い顔!?レスト副団長酷くない!?
「それだと気持ち悪い顔で仕事してるみたいな言い方じゃないですか、それ・・・。」
「はぁ、まぁ。」
「え!?・・・ええっと、俺今日はとりあえずここで見学だけで良いんですよね?前までみたいに俺が直々に反乱分子の心を折らなくて良いんですよね?」
「もうそんな人は居ないと思いますけれど。公爵家の一員として堂々と試験員として審査をお願いします。」
そうなのだ。俺がまだ、ただの平民で団長をしてた頃は、平民のヒト族に俺が負けるわけねぇだろ?っていう輩が多くて、試験の後に俺が片っ端から相手してあげてその心をポキポキっと折ってあげてたんだよねぇ。
「ふぅん。それはそれで暇ですね?」
「これが普通です。」
審査と言っても、事前に提出された入団希望書であらかた調査は終えてるし、ここでの審査といってもニールがどこのチームが適切か判断してくれるから俺本当にやる事無いんだよなぁ。
まぁ、とりあえず見てるか!
実際に手合わせする試験官は、騎士団内12チームあるチームリーダーがそれぞれ選抜した12人居て、今回は人数が俺が団長になりたての頃の倍以上居るという、これまでにない多さなので、第1訓練場で2組一気に進めるというかつてない方法で進めて行く。
実際に組手するのはその中の6人をローテーションで。ほかの6人は場内整理だ。滞りなく進めるために皆それぞれの役割をきちんと果たせるメンバーがリーダーによって選抜されてるから安心だね!
実は3組同時進行という話も出たが、流石にそれだとチーム分けするニールが大変だという事になり、2組になった。俺、2組でも無理だけど。絶対どっちか片方に集中しちゃう自信があるよ。
実際に始まると、思ったよりも早くサクサクと進んでいく。なんてったって、俺が率いる騎士団のメンバーだしね?そんじょそこらのちょっと力自慢な人達では勝てないよ?負けちゃったら指導と言う名のトレーニング地獄だしね!
ただ負かすのもつまらないので、試験官に少し条件を設定した。
怪我をさせないこと、と武器を落とす事。この2つだけだけどね。怪我をさせないことっていうのは骨折とか大きな怪我の事ね。これから騎士団に入団するであろう新人君たちに怪我は可哀想でしょ?
あと武器を落とすっていうのは、相手の攻撃手段を断つ、という事で色んな場面で役に立つからね。
俺はよく相手の動きを制するって事で足を良く狙うんだけどってこれは対魔物や魔獣の場合ね。あとはとりあえず拘束したい時とかに有効な手段だ。
因みに条件を達成出来なかったらその分のペナルティはもちろんある。反省文だ。その内容は出来なかった理由の客観的観察とそれを踏まえた上での今後の自身のトレーニングについて、である。
まぁ、それぞれのトレーニングなんて監視しないし書いたら終わりだが、条件を設定した以上何かないかと思って取って付けただけ。
今実技を見ててもちょっと危うい奴居るし、反省文読むの楽しみだなぁ。槍とか飛び道具とか、魔術との複合系が苦手っぽいなぁ、まぁそうなるか。今度対策考えて実技教習するか!
って違う違う。俺が見るのは試験官じゃなくて入団志願者。しっかり見ておかないと。
ちらっとニールを見ると試験を見ながら書類にたんもり書き込んでいた。うん俺より仕事してるね。俺やっぱり居なくても良かったのでは?
ぁ、そーいえばニールの恋路はどうなったんだろう?2人にとって良い方向に向かってたら良いんだけど。
そんな事を思いつつ、視線を戻す。
うーん、見てるとなんだか俺も体動かしたくなってきちゃうなぁ。今度討伐にしれっと紛れこもうっと。
そんな感じで滞りなく、予定していた時間よりだいぶ早く実技試験は終えてしまった。
「はい、では辞退したいものがいれば5日以内に申し出を。問題なければ5日後に書類を送る、以上。」
レスト副団長が締めた後、試験を受けた体育座りの集団の中からそろそろと幾つか手が上がった。
「はい、そこの君。」
そのうちの1人をレスト副団長が指名する。
指名された彼はすっと立ち上がるとおもむろに口を開いた。
「あの、その。実技試験が終わったら希望者は、その、団長様と手合わせが出来ると伺っていたのですが。」
・・・・・・はい??
俺はレスト副団長と目を合わせた。
そんなの知らないよ!?
私も存じませんが。
何、どういう事!?
今までの試験後のアレが何か変な感じで伝わってしまってるのでしょうかね。
っていうやり取りを目線でした気がする。
レスト副団長はどう思ってるか知らないけど。
何人かの受験者は目をキラキラさせてる気がする。
うーん、何故だかは知らないけどすっごく期待されている?
まぁ予定より早く終わったし良いよね!?
期待には応えるべきだよね!?
レスト副団長が小さく溜息を吐かれたのを確認して俺は立ち上がった。
小さく息を吸って、公爵家として堂々と。ってん?どうすれば良いんだ?
よく分かんなかったのでいつも通り振る舞うことにした。
「よし、その話が何処から出たのかは知らないが、良いよ。希望者はえーと、どうしようか?」
「はぁ。」
ちらっとレスト副団長を見たら溜息を吐かれたけど、この場を仕切ってくれた。
「では試験自体は終わってますので希望者以外はお帰りいただいてなんの問題もありません。希望者は入口前に。もし見学されたい者がいれば場外へ。」
レスト副団長が試験官を務めた団員へ目配せすると、指示もないのにそれぞれテキパキと誘導し始める。あれ、帰った奴居るか?ってくらい殆ど場外の見学スペースへ移動して行った。
うーん、俺の団長としての立場って一体・・・。
深く考えないことにしよう、俺が落ち込んじゃうし。
「ええと、じゃぁ簡単にルールでも決めておきましょうか。怪我はしないように、そうですねぇ。あ、尻餅着いたら退場、でどうでしょう?」
20人近く集まった希望者からざわざわと、しかしよく聞くと不満の声が上がる。が、レスト副団長は当たり前のように無視して俺に応えた。
「そうですね、ではそれで。くれぐれも怪我させないで下さいね。一斉にで問題ないですか?」
俺はレスト副団長に笑顔でこくりと頷いて、他の団員に声を投げた。
「投げるからきちんとキャッチしてねー!」
は?という表情が返ってくるがまぁいい。
ふふふ、よぉーし、あっばれるぞー!!
訓練場の真ん中に立って希望者達を振り返る。
「さて。何処からでも何人でもお好きにどうぞ?」
既に、筆記と面談は先日までに終えていて、今日は実技試験の日。
天気も快晴。時折心地好い風が吹く。
あーあ、こんな気持ちのいい日はイルと2人で遠出してのんびり過ごしたいねぇ。
まぁ、今までそんな事した事ないけど。
でも5日後にはイルと2人でハルトまで小旅行だもんね、んふふふふっ。
「気持ち悪い顔してないで、試験者の前でだけでもしっかりして下さい。」
き、気持ち悪い顔!?レスト副団長酷くない!?
「それだと気持ち悪い顔で仕事してるみたいな言い方じゃないですか、それ・・・。」
「はぁ、まぁ。」
「え!?・・・ええっと、俺今日はとりあえずここで見学だけで良いんですよね?前までみたいに俺が直々に反乱分子の心を折らなくて良いんですよね?」
「もうそんな人は居ないと思いますけれど。公爵家の一員として堂々と試験員として審査をお願いします。」
そうなのだ。俺がまだ、ただの平民で団長をしてた頃は、平民のヒト族に俺が負けるわけねぇだろ?っていう輩が多くて、試験の後に俺が片っ端から相手してあげてその心をポキポキっと折ってあげてたんだよねぇ。
「ふぅん。それはそれで暇ですね?」
「これが普通です。」
審査と言っても、事前に提出された入団希望書であらかた調査は終えてるし、ここでの審査といってもニールがどこのチームが適切か判断してくれるから俺本当にやる事無いんだよなぁ。
まぁ、とりあえず見てるか!
実際に手合わせする試験官は、騎士団内12チームあるチームリーダーがそれぞれ選抜した12人居て、今回は人数が俺が団長になりたての頃の倍以上居るという、これまでにない多さなので、第1訓練場で2組一気に進めるというかつてない方法で進めて行く。
実際に組手するのはその中の6人をローテーションで。ほかの6人は場内整理だ。滞りなく進めるために皆それぞれの役割をきちんと果たせるメンバーがリーダーによって選抜されてるから安心だね!
実は3組同時進行という話も出たが、流石にそれだとチーム分けするニールが大変だという事になり、2組になった。俺、2組でも無理だけど。絶対どっちか片方に集中しちゃう自信があるよ。
実際に始まると、思ったよりも早くサクサクと進んでいく。なんてったって、俺が率いる騎士団のメンバーだしね?そんじょそこらのちょっと力自慢な人達では勝てないよ?負けちゃったら指導と言う名のトレーニング地獄だしね!
ただ負かすのもつまらないので、試験官に少し条件を設定した。
怪我をさせないこと、と武器を落とす事。この2つだけだけどね。怪我をさせないことっていうのは骨折とか大きな怪我の事ね。これから騎士団に入団するであろう新人君たちに怪我は可哀想でしょ?
あと武器を落とすっていうのは、相手の攻撃手段を断つ、という事で色んな場面で役に立つからね。
俺はよく相手の動きを制するって事で足を良く狙うんだけどってこれは対魔物や魔獣の場合ね。あとはとりあえず拘束したい時とかに有効な手段だ。
因みに条件を達成出来なかったらその分のペナルティはもちろんある。反省文だ。その内容は出来なかった理由の客観的観察とそれを踏まえた上での今後の自身のトレーニングについて、である。
まぁ、それぞれのトレーニングなんて監視しないし書いたら終わりだが、条件を設定した以上何かないかと思って取って付けただけ。
今実技を見ててもちょっと危うい奴居るし、反省文読むの楽しみだなぁ。槍とか飛び道具とか、魔術との複合系が苦手っぽいなぁ、まぁそうなるか。今度対策考えて実技教習するか!
って違う違う。俺が見るのは試験官じゃなくて入団志願者。しっかり見ておかないと。
ちらっとニールを見ると試験を見ながら書類にたんもり書き込んでいた。うん俺より仕事してるね。俺やっぱり居なくても良かったのでは?
ぁ、そーいえばニールの恋路はどうなったんだろう?2人にとって良い方向に向かってたら良いんだけど。
そんな事を思いつつ、視線を戻す。
うーん、見てるとなんだか俺も体動かしたくなってきちゃうなぁ。今度討伐にしれっと紛れこもうっと。
そんな感じで滞りなく、予定していた時間よりだいぶ早く実技試験は終えてしまった。
「はい、では辞退したいものがいれば5日以内に申し出を。問題なければ5日後に書類を送る、以上。」
レスト副団長が締めた後、試験を受けた体育座りの集団の中からそろそろと幾つか手が上がった。
「はい、そこの君。」
そのうちの1人をレスト副団長が指名する。
指名された彼はすっと立ち上がるとおもむろに口を開いた。
「あの、その。実技試験が終わったら希望者は、その、団長様と手合わせが出来ると伺っていたのですが。」
・・・・・・はい??
俺はレスト副団長と目を合わせた。
そんなの知らないよ!?
私も存じませんが。
何、どういう事!?
今までの試験後のアレが何か変な感じで伝わってしまってるのでしょうかね。
っていうやり取りを目線でした気がする。
レスト副団長はどう思ってるか知らないけど。
何人かの受験者は目をキラキラさせてる気がする。
うーん、何故だかは知らないけどすっごく期待されている?
まぁ予定より早く終わったし良いよね!?
期待には応えるべきだよね!?
レスト副団長が小さく溜息を吐かれたのを確認して俺は立ち上がった。
小さく息を吸って、公爵家として堂々と。ってん?どうすれば良いんだ?
よく分かんなかったのでいつも通り振る舞うことにした。
「よし、その話が何処から出たのかは知らないが、良いよ。希望者はえーと、どうしようか?」
「はぁ。」
ちらっとレスト副団長を見たら溜息を吐かれたけど、この場を仕切ってくれた。
「では試験自体は終わってますので希望者以外はお帰りいただいてなんの問題もありません。希望者は入口前に。もし見学されたい者がいれば場外へ。」
レスト副団長が試験官を務めた団員へ目配せすると、指示もないのにそれぞれテキパキと誘導し始める。あれ、帰った奴居るか?ってくらい殆ど場外の見学スペースへ移動して行った。
うーん、俺の団長としての立場って一体・・・。
深く考えないことにしよう、俺が落ち込んじゃうし。
「ええと、じゃぁ簡単にルールでも決めておきましょうか。怪我はしないように、そうですねぇ。あ、尻餅着いたら退場、でどうでしょう?」
20人近く集まった希望者からざわざわと、しかしよく聞くと不満の声が上がる。が、レスト副団長は当たり前のように無視して俺に応えた。
「そうですね、ではそれで。くれぐれも怪我させないで下さいね。一斉にで問題ないですか?」
俺はレスト副団長に笑顔でこくりと頷いて、他の団員に声を投げた。
「投げるからきちんとキャッチしてねー!」
は?という表情が返ってくるがまぁいい。
ふふふ、よぉーし、あっばれるぞー!!
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