121 / 167
きっと人生で1度きりの
しおりを挟む
「ガイ、落ち着いた?」
俺は自分でもびっくりするくらい涙が止まらなくて、イルを連れてきたクーグゥ義兄様に「とりあえず部屋入れ」と、俺の部屋のソファに座っている。
んで俺はいつもの定位置。
つまりイルの膝の上。泣いちゃって恥ずかしいから向かい合わせでイルの胸元をガッツリ濡らしている。現在進行形で。
「ガイ?いつになったらその可愛いお顔見せてくれる?」
「・・・・・・・・・・・・・3゙日゙後゙。」
だって、俺もちょっとどうやって涙止めたらいいんだか分かんないし、滅茶苦茶泣いたから目は赤いし腫れてるし、見られたくないんだもの。
あと可愛くなんかない。
「3日後はさすがに皆が心配するからやめてくれ。」
クーグゥ義兄様がため息混じりに言う。
「ガイ?ごめんね、黙ってて。1週間で仕上げるつもりだったんだけど、他にも色々やらなくちゃいけない事があって時間が足りなくて。ね?」
「・・・・・・・・・・・・・イ゙ル゙な゙ん゙で大゙嫌゙い゙。」
「んふふ。俺の事そこまで想ってくれてたなんて、すごい嬉しい。ガイ、好きだよ、大好き。」
イルは俺の頭にキスを降らせたあと、スリスリスリスリと匂い付けをする。
クーグゥ義兄様が「お前ら会話だけ聞いてたら全くもって噛み合ってねぇぞ」と言っていたが聞かなかった事にする。
イルは遅れてやってきた発情期の為に処理してくるって言って暫く会いに来てくれ無かったのに、本当は発情期じゃなくて俺のために魔道具を作ってくれていたらしい。
嘘なんかつかないで正直に話してくれていたら俺はあんなに悩まなくて良かったのに。イルの馬鹿!大っ嫌い!嘘つきなんて大っ嫌いだぁ!!
「ゔっ~~、ゔ、びっぐ」
収まってきたと思ったらまた涙が溢れてくる。
涙のせいで鼻が詰まって口呼吸だから、喉が乾燥して声がガビガビだし、顔も涙やら鼻水やらで汚いし最悪!それもこれも全部イルの所為だ!
結局その状態で就寝前までは居た。
でもイルはその状態も楽しんでいたようで、俺にキスを降らせたり、ぎゅぅって抱きしめたり、匂い付けしたり色んなことしてきた。
それもそれで頭に来るし!!
俺も意地になって絶対に動かない!って思って涙だけじゃなくて鼻水もいっぱいくっつけてやった。
でも泣くって言うのは結構体力を使うみたいで気がついたら寝てた。
ええと、気がついたら朝でベッドの中にいた。
でも泣きすぎたせいで瞼が重い。何だこれ、めっちゃ瞼が腫れてる?泣きすぎると瞼って腫れるんだね、知らなかったよ。
結局ベッドから出れないじゃないか・・・。
「ガイウス様、そろそろご起床して頂かないと。」
一向にベッドから出ない俺をジャックが出て来いと促してくる。
いやぁ無理ぃぃ、俺今日はここで過ごすぅぅぅ。
お布団被って過ごすんだい。
布団を捲られないように手で抑えていたらジャックは はぁ と溜息を吐いて離れていった。
お?意外とすんなりジャックが諦めてくれた。
と思ったらなんかガラガラ運んできたよ?え?お茶入れてくれる時のなんかあれ?あれってなんて言うの?なんて言うのかよくわかんないけどアレっぽい音がするけど。
もしかして、あまりにも俺が起きないからって熱々のお茶ぶっかけに来たの!?
それはあまりにも酷すぎない!?そこまで俺に苛立っちゃった!?
ジャックが俺が被ってる布団に手をかけるのを感じて、俺は布団から手を離した。
俺の方がが力負けするから余計な抵抗をすると怪我をするのは俺。無駄な怪我は自分の為にもジャックの為にも公爵家の為にもならないので、すんなりと布団を剥がされる。
「・・・酷いお顔ですね。」
「その発言がヒドイ。」
「はい、仰向けに寝て目を閉じてください。」
ちらっとワゴンを確認しても熱湯は無さそうなので言う通りにした。
閉じた目の上に暖かいものがふわっと乗せられる。
「何これ気持ちぃ~。」
「ホットアイマスクです。」
温めてるのは目だけのはずなのに顔全体がじんわり暖まってくる気がするし、気持ちいいし眠くなってくる・・・。
うとうとし始めた時にホットアイマスクは外されて今度は冷たいタオルが乗せられた。
「っ冷たっ!」
「温めたのでクールダウンです。」
その後も少し経ったら今度は温かいの次は冷たいの、と温冷を交互に乗せられた。
なんの儀式なんだこれは。
「目をお開けください。如何でしょうか。」
何度か繰り返してからジャックが問いかけてくる。
「ん?え?すごい!あんなに瞼が重かったのにスッキリ!何これ!」
「はい、見た目も元に戻りましたね。」
「ジャック、ありがとう!!」
「ふふ、とんでもございません。」
ジャックはガラガラとワゴンを片付けてから「皆様お待ちですよ。」と俺を食堂へと促す。時計を確認するともうお昼。あーあ、やっちゃった。
食堂へ行くと義母様、義父様、エイデン義兄様が揃っていた。それとイル。イルはお昼を義母様義父様と一緒にするからか、今日は結構カッチリ決めてきている。うーん、俺の彼氏って何着てもカッコイイ。
「お待たせしましたぁ~。」
俺はジャックが開けてくれた扉をそろりとくぐる。
「お、来た来た。朝居なかったからまたイルヴェス君がガイウスに無茶をさせたのかと思ったよ。」
義母様の中のイルって一体・・・。
「お昼も来なかったらイルヴェス君を今後一切うちの敷居は跨がせなくなる所だったよ。」
義父様意外とやる事が・・・。
「それよりもイルヴェス君が作ってたっていう物が気になるんだけれど。」
それは俺も気になります、エイデン義兄様!
「ガイ、おいで。皆様にも見てもらいたいから。」
「うんっ」
俺はひょこひょこイルの傍に駆け寄る。
「はいこれ」とイルから手渡されたものは。
「紐と石のブレスレット?」
それは多分手首に付けるブレスレットで、小さな石がいくつも紐で編み込んである。その紐も1本じゃなくて細い糸を束にして紐状にしているみたいだ。
「長さ調節するから手首出して?」
一旦俺の手に置いたそれをまたイルが取り上げて、俺の左の手首につけ始める。
俺は紐の結び方なんて知らないから、ブレスレットの結び方がこれで合っているか分からないんだけど。複雑に何重にも結んで行っていくのをただただ見守った。最後に余った部分の紐をチョキンとハサミで切り落とす。
「え、これじゃ取れなくない?」
「うん、ずっと付けていて欲しいんだ。でもこれまだ未完成でね、最後にガイに魔力を通して欲しいんだけど、その前に。」
イルは俺にブレスレットをつけた手を取ったまま膝を床に着けた。
いつも高い目線が俺より低くなる。
そのまま手を取っている方に顔を近づけて手の甲にチュっとキスをした。
そしてそのまま俺の目をじっと見つめて言ったんだ。
「俺と結婚してください。」
俺は自分でもびっくりするくらい涙が止まらなくて、イルを連れてきたクーグゥ義兄様に「とりあえず部屋入れ」と、俺の部屋のソファに座っている。
んで俺はいつもの定位置。
つまりイルの膝の上。泣いちゃって恥ずかしいから向かい合わせでイルの胸元をガッツリ濡らしている。現在進行形で。
「ガイ?いつになったらその可愛いお顔見せてくれる?」
「・・・・・・・・・・・・・3゙日゙後゙。」
だって、俺もちょっとどうやって涙止めたらいいんだか分かんないし、滅茶苦茶泣いたから目は赤いし腫れてるし、見られたくないんだもの。
あと可愛くなんかない。
「3日後はさすがに皆が心配するからやめてくれ。」
クーグゥ義兄様がため息混じりに言う。
「ガイ?ごめんね、黙ってて。1週間で仕上げるつもりだったんだけど、他にも色々やらなくちゃいけない事があって時間が足りなくて。ね?」
「・・・・・・・・・・・・・イ゙ル゙な゙ん゙で大゙嫌゙い゙。」
「んふふ。俺の事そこまで想ってくれてたなんて、すごい嬉しい。ガイ、好きだよ、大好き。」
イルは俺の頭にキスを降らせたあと、スリスリスリスリと匂い付けをする。
クーグゥ義兄様が「お前ら会話だけ聞いてたら全くもって噛み合ってねぇぞ」と言っていたが聞かなかった事にする。
イルは遅れてやってきた発情期の為に処理してくるって言って暫く会いに来てくれ無かったのに、本当は発情期じゃなくて俺のために魔道具を作ってくれていたらしい。
嘘なんかつかないで正直に話してくれていたら俺はあんなに悩まなくて良かったのに。イルの馬鹿!大っ嫌い!嘘つきなんて大っ嫌いだぁ!!
「ゔっ~~、ゔ、びっぐ」
収まってきたと思ったらまた涙が溢れてくる。
涙のせいで鼻が詰まって口呼吸だから、喉が乾燥して声がガビガビだし、顔も涙やら鼻水やらで汚いし最悪!それもこれも全部イルの所為だ!
結局その状態で就寝前までは居た。
でもイルはその状態も楽しんでいたようで、俺にキスを降らせたり、ぎゅぅって抱きしめたり、匂い付けしたり色んなことしてきた。
それもそれで頭に来るし!!
俺も意地になって絶対に動かない!って思って涙だけじゃなくて鼻水もいっぱいくっつけてやった。
でも泣くって言うのは結構体力を使うみたいで気がついたら寝てた。
ええと、気がついたら朝でベッドの中にいた。
でも泣きすぎたせいで瞼が重い。何だこれ、めっちゃ瞼が腫れてる?泣きすぎると瞼って腫れるんだね、知らなかったよ。
結局ベッドから出れないじゃないか・・・。
「ガイウス様、そろそろご起床して頂かないと。」
一向にベッドから出ない俺をジャックが出て来いと促してくる。
いやぁ無理ぃぃ、俺今日はここで過ごすぅぅぅ。
お布団被って過ごすんだい。
布団を捲られないように手で抑えていたらジャックは はぁ と溜息を吐いて離れていった。
お?意外とすんなりジャックが諦めてくれた。
と思ったらなんかガラガラ運んできたよ?え?お茶入れてくれる時のなんかあれ?あれってなんて言うの?なんて言うのかよくわかんないけどアレっぽい音がするけど。
もしかして、あまりにも俺が起きないからって熱々のお茶ぶっかけに来たの!?
それはあまりにも酷すぎない!?そこまで俺に苛立っちゃった!?
ジャックが俺が被ってる布団に手をかけるのを感じて、俺は布団から手を離した。
俺の方がが力負けするから余計な抵抗をすると怪我をするのは俺。無駄な怪我は自分の為にもジャックの為にも公爵家の為にもならないので、すんなりと布団を剥がされる。
「・・・酷いお顔ですね。」
「その発言がヒドイ。」
「はい、仰向けに寝て目を閉じてください。」
ちらっとワゴンを確認しても熱湯は無さそうなので言う通りにした。
閉じた目の上に暖かいものがふわっと乗せられる。
「何これ気持ちぃ~。」
「ホットアイマスクです。」
温めてるのは目だけのはずなのに顔全体がじんわり暖まってくる気がするし、気持ちいいし眠くなってくる・・・。
うとうとし始めた時にホットアイマスクは外されて今度は冷たいタオルが乗せられた。
「っ冷たっ!」
「温めたのでクールダウンです。」
その後も少し経ったら今度は温かいの次は冷たいの、と温冷を交互に乗せられた。
なんの儀式なんだこれは。
「目をお開けください。如何でしょうか。」
何度か繰り返してからジャックが問いかけてくる。
「ん?え?すごい!あんなに瞼が重かったのにスッキリ!何これ!」
「はい、見た目も元に戻りましたね。」
「ジャック、ありがとう!!」
「ふふ、とんでもございません。」
ジャックはガラガラとワゴンを片付けてから「皆様お待ちですよ。」と俺を食堂へと促す。時計を確認するともうお昼。あーあ、やっちゃった。
食堂へ行くと義母様、義父様、エイデン義兄様が揃っていた。それとイル。イルはお昼を義母様義父様と一緒にするからか、今日は結構カッチリ決めてきている。うーん、俺の彼氏って何着てもカッコイイ。
「お待たせしましたぁ~。」
俺はジャックが開けてくれた扉をそろりとくぐる。
「お、来た来た。朝居なかったからまたイルヴェス君がガイウスに無茶をさせたのかと思ったよ。」
義母様の中のイルって一体・・・。
「お昼も来なかったらイルヴェス君を今後一切うちの敷居は跨がせなくなる所だったよ。」
義父様意外とやる事が・・・。
「それよりもイルヴェス君が作ってたっていう物が気になるんだけれど。」
それは俺も気になります、エイデン義兄様!
「ガイ、おいで。皆様にも見てもらいたいから。」
「うんっ」
俺はひょこひょこイルの傍に駆け寄る。
「はいこれ」とイルから手渡されたものは。
「紐と石のブレスレット?」
それは多分手首に付けるブレスレットで、小さな石がいくつも紐で編み込んである。その紐も1本じゃなくて細い糸を束にして紐状にしているみたいだ。
「長さ調節するから手首出して?」
一旦俺の手に置いたそれをまたイルが取り上げて、俺の左の手首につけ始める。
俺は紐の結び方なんて知らないから、ブレスレットの結び方がこれで合っているか分からないんだけど。複雑に何重にも結んで行っていくのをただただ見守った。最後に余った部分の紐をチョキンとハサミで切り落とす。
「え、これじゃ取れなくない?」
「うん、ずっと付けていて欲しいんだ。でもこれまだ未完成でね、最後にガイに魔力を通して欲しいんだけど、その前に。」
イルは俺にブレスレットをつけた手を取ったまま膝を床に着けた。
いつも高い目線が俺より低くなる。
そのまま手を取っている方に顔を近づけて手の甲にチュっとキスをした。
そしてそのまま俺の目をじっと見つめて言ったんだ。
「俺と結婚してください。」
32
あなたにおすすめの小説
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
悪役令息(Ω)に転生したので、破滅を避けてスローライフを目指します。だけどなぜか最強騎士団長(α)の運命の番に認定され、溺愛ルートに突入!
水凪しおん
BL
貧乏男爵家の三男リヒトには秘密があった。
それは、自分が乙女ゲームの「悪役令息」であり、現代日本から転生してきたという記憶だ。
家は没落寸前、自身の立場は断罪エンドへまっしぐら。
そんな破滅フラグを回避するため、前世の知識を活かして領地改革に奮闘するリヒトだったが、彼が生まれ持った「Ω」という性は、否応なく運命の渦へと彼を巻き込んでいく。
ある夜会で出会ったのは、氷のように冷徹で、王国最強と謳われる騎士団長のカイ。
誰もが恐れるαの彼に、なぜかリヒトは興味を持たれてしまう。
「関わってはいけない」――そう思えば思うほど、抗いがたいフェロモンと、カイの不器用な優しさがリヒトの心を揺さぶる。
これは、運命に翻弄される悪役令息が、最強騎士団長の激重な愛に包まれ、やがて国をも動かす存在へと成り上がっていく、甘くて刺激的な溺愛ラブストーリー。
【本編完結】転生先で断罪された僕は冷酷な騎士団長に囚われる
ゆうきぼし/優輝星
BL
断罪された直後に前世の記憶がよみがえった主人公が、世界を無双するお話。
・冤罪で断罪された元侯爵子息のルーン・ヴァルトゼーレは、処刑直前に、前世が日本のゲームプログラマーだった相沢唯人(あいざわゆいと)だったことを思い出す。ルーンは魔力を持たない「ノンコード」として家族や貴族社会から虐げられてきた。実は彼の魔力は覚醒前の「コードゼロ」で、世界を書き換えるほどの潜在能力を持つが、転生前の記憶が封印されていたため発現してなかったのだ。
・間一髪のところで魔力を発動させ騎士団長に救い出される。実は騎士団長は呪われた第三王子だった。ルーンは冤罪を晴らし、騎士団長の呪いを解くために奮闘することを決める。
・惹かれあう二人。互いの魔力の相性が良いことがわかり、抱き合う事で魔力が循環し活性化されることがわかるが……。
【完結】もふもふ獣人転生
* ゆるゆ
BL
白い耳としっぽのもふもふ獣人に生まれ、強制労働で死にそうなところを助けてくれたのは、最愛の推しでした。
もふもふ獣人リトと、攻略対象の凛々しいジゼの両片思い? なお話です。
本編、舞踏会編、完結しました!
キャラ人気投票の上位のお話を更新しています。
リトとジゼの動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントなくてもどなたでもご覧になれます
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
『伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします』のノィユとヴィル
『悪役令息の従者に転職しました』の透夜とロロァとよい子の隠密団の皆が遊びにくる舞踏会編は、他のお話を読まなくても大丈夫なようにお書きしているので、お気軽に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
ジゼの父ゲォルグ×家令長セバのお話が『ずっと、だいすきです』完結済みです。
ジゼが生まれるお話です。もしよかったらどうぞです!
第12回BL大賞さまで奨励賞をいただきました。
読んでくださった方、応援してくださった皆さまのおかげです。ほんとうにありがとうございました!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる