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「あの、すみません。」
ゆっくりと扉が開き男性が2人、女性が2人お店に入って来る。
「どうされました?」
見たところ、冒険者のようだが。
「本当に神様をお借りする事ができるのでしょうか?」
「ええ、その通りです。」
この手の質問は少なくない。
確かに神様のレンタルと聞いてもイメージがしづらい上、なんとも胡散臭い響きだ。
「神様を一体お借りしたいのです。」
「ありがとうございます。ではお客様に合った神様を提案させて頂きますので用途をお教え願えますか?」
【神様】と一言で現すとシンプルだが神様となのつくモノは数多く存在する。
客に合った神を手配するのも大事な仕事だ。
「はい、この度私たちの一団は冒険者組合より湖の魔女の討伐依頼を受けております。その魔女が住んでいる所が湖の底深くなもので湖ごと干上がらせて魔女をおびき出そうと考えております。」
なるほど、水が蒸発してしまえばいい訳だ。
「かしこまりました。では今回は太陽神であるラー様をお貸しさせて頂きます。」
「ありがとうございます。」
「普通ならお客様の仲間の方に神の力を纒わさせて頂くのですがラー様はお力が強いため体への負担が相当なものになるかと。そこで私も連れて行って頂く事になりますがよろしいですか?」
「そんな、宜しいんですか!?」
「ええ、もちろんです。ご利用料金ですが通常1000ライズの所今回は初回という事で半額にさせて頂きますね。」
「それは助かります!ありがとうございます。」
1000ライズを円で現すと1000万円相当である。
半額にすると売り上げがかなり減ると思ってしまうがそれは違う。
あえて割引をする事によって再びこの店を使ってくれるように誘導するのだ。
リピートしてくれる事によって今回割り引いた分の500ライズが何10倍もの得になる。
「料金ほど先払いになっておりますので。」
「はい、分かりました。」
「ちょうどですね、ありがとうございます。」
これにも理由がある。
それは仕事を遂行する途中で事故が起きた場合のためだ。
神様と言えど万能ではない。
もしも途中で冒険者が死んでしまったら払う人がいなくなってしまうだろう。
それでは商売が成り立たない。
基本先払い、それが神様レンタルの鉄則だ。
「では、湖に参りましょうか?」
「よろしくお願いします。」
ゆっくりと扉が開き男性が2人、女性が2人お店に入って来る。
「どうされました?」
見たところ、冒険者のようだが。
「本当に神様をお借りする事ができるのでしょうか?」
「ええ、その通りです。」
この手の質問は少なくない。
確かに神様のレンタルと聞いてもイメージがしづらい上、なんとも胡散臭い響きだ。
「神様を一体お借りしたいのです。」
「ありがとうございます。ではお客様に合った神様を提案させて頂きますので用途をお教え願えますか?」
【神様】と一言で現すとシンプルだが神様となのつくモノは数多く存在する。
客に合った神を手配するのも大事な仕事だ。
「はい、この度私たちの一団は冒険者組合より湖の魔女の討伐依頼を受けております。その魔女が住んでいる所が湖の底深くなもので湖ごと干上がらせて魔女をおびき出そうと考えております。」
なるほど、水が蒸発してしまえばいい訳だ。
「かしこまりました。では今回は太陽神であるラー様をお貸しさせて頂きます。」
「ありがとうございます。」
「普通ならお客様の仲間の方に神の力を纒わさせて頂くのですがラー様はお力が強いため体への負担が相当なものになるかと。そこで私も連れて行って頂く事になりますがよろしいですか?」
「そんな、宜しいんですか!?」
「ええ、もちろんです。ご利用料金ですが通常1000ライズの所今回は初回という事で半額にさせて頂きますね。」
「それは助かります!ありがとうございます。」
1000ライズを円で現すと1000万円相当である。
半額にすると売り上げがかなり減ると思ってしまうがそれは違う。
あえて割引をする事によって再びこの店を使ってくれるように誘導するのだ。
リピートしてくれる事によって今回割り引いた分の500ライズが何10倍もの得になる。
「料金ほど先払いになっておりますので。」
「はい、分かりました。」
「ちょうどですね、ありがとうございます。」
これにも理由がある。
それは仕事を遂行する途中で事故が起きた場合のためだ。
神様と言えど万能ではない。
もしも途中で冒険者が死んでしまったら払う人がいなくなってしまうだろう。
それでは商売が成り立たない。
基本先払い、それが神様レンタルの鉄則だ。
「では、湖に参りましょうか?」
「よろしくお願いします。」
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