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八花十一

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20時ちょうどアイリス御一行は時間通りにやってきた。

「さて、行きましょうか一斉様。」

「はい、よろしくお願い致します。」

国外の荒野といってもそう遠くはない。

馬車でも使えばすぐに着くはずだ。

まぁそんなところまでヒュドリオンが迫ってきているのだから国としても早急に対処したいのだろう。

「現状確認できているヒュドリオンは4体、どうしましょうか?」

「はい、騎士団の皆さんの力もお借りしたいと思っていますがよろしいですか?」

「ええもちろんです。何をしたらよろしいでしょう?」

「その4体を一箇所に集めてください。そうしていただければ後は私の方でなんとかしましょう。」

「それぐらいでしたらお安い御用です。」

実際のところ騎士団に下手に倒されて増殖される方が手間だし面倒だ。
最初から俺、というか神様に頼んだ方が早い。

門から国外へ出た。
ここからは次の国まで国の法律も関係ない無所属の場所。

いわば無法地帯、一般の人間にはかなり危険な場所だ。

「さて一斉様、この辺りに生息している事が確認されています。」

「わかりました、では全員で捜索しこの現在のポイントまでおびき出してください。」

「かしこまりました、では捜索開始!!」

騎士団が辺りに散らばりヒュドリオンを捜索する。

俺は探すというよりここで待機していた方がいいだろう。

右の奥の方で何やらうめき声のような低い音がする、1体見つかったらしい。

さすがは国の騎士団といったところか、捜索に長けた術を使うものもいるのだろう。

「アイリス副隊長!1体発見しました!!」

これで2体、後2体か。

そんな事をふと考えていると何やらかなり遠方の方からか足音が聞こえてくる。

ドドドドドドド

その足音は徐々に大きさを増しまるでこちらに向かっているようだった。

「どうした?」

アイリスがインカムを通じて仲間から声をきく。

「副隊長大変です、ヒュドリオン4体どころの騒ぎじゃありません。現在第1班が引きつけこちらに陽動中ですが、どちらかというと追われているという状態です。」

「確認できる数だけで何体だ?」

「現状目に見える範囲で確認ができる数は34体!!現在猛スピードでポイントへ移動中!!」
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