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八花十一

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「これは!?」

指差した先にアイリスが見たもの。

「共食い、、ですか。」

飲み来れていく最中ヒュドリオンは隣にいるヒュドリオンを喰らいそして食われた方は死ぬ。
そしてまた増殖して生き返る。
これを繰り返す事でヒュドリオンは増殖を続けたのだ。

「なんとむごい。」

アイリスや騎士団員は手で口を覆っている。

「これがヒュドリオンの生態なのですか?」

「いや、違う。ヒュドリオンは増殖などせぬ。」

「しかし今目の前で増殖が、、、」

「神の目に疑いをつけるのか?」

立っているのもままならないくらいの神の覇気がアイリスを襲う。

「申し訳ありません。」

「うむ。お主我が気分の良い日でよかったな、さもなくば今の覇気だけで全員死んでおったぞ。」

「本当に申し訳ありません。ご慈悲に感謝いたします。」

アイリスは深く頭を下げた。

「お主の誠意に免じて教えてやろう。あそこを見るがいい。」

遥か先を指差す。
その先には紫色の光が揺らめいていた。

「あ、あれは一体なんですか?」

「あれはアンデッドリバイバー。一度死にそして蘇り生物をアンデッド化する事ができるようになった元魔法使い。」

「それではあいつが、今回の真犯人という事ですか?」

「そうだ。命を弄ぶ行為神として許すわけにはいかぬ。命に関して直接干渉できるのは神のみだ。アンデッド如きが真似して良いものではない。」

かざした右手を軽く握る。

紫色の光の周りをあっという間に黒い炎が包む。
そしてアンデッドリバイバーごと消えた。

「神よ、ありがとうございました。」

「うむ。」

神は天界へと戻った。

ふぅ、疲れた。

黒かった地面も元に戻りヒュドリオンは1体もいなくなった。

「一斉様ありがとうございました。」

「いえ、こちらこそ。また請求書はお送りさせて頂きます。」

「はい、よろしくお願いいたします。」

「アイリス副隊長、一つ頼みたい事が。」

「なんでしょうか。」


アイリスを近くに呼び耳元で話す。

「この国で最高級の酒を2樽用意してくれ。」

「それくらいお安いご用でございます。明日には持ちします。」

「助かります。」

こうして国の仕事は終わった。
やっぱり気も使うし疲労も甚大だ。

明日休みたいが残念ながらそういう訳にもいかない。

今夜は体を清めゆっくりと休むことにしよう。
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