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FILE5–3
しおりを挟む時間が経過するのは早くあっという間に次の日の昼はやってきた。
「さあ一斉!いくわよ!!」
このテンションだけはどうにかならないものか。
俺は一角馬の馬車に乗せられ豪雨の中虹の柱へ向かった。
「で、あれの正体は結局なんだったの?」
「半日しかなかったので調べられる情報はすくなかったのでほとんどわかりません。」
「とか言って本当はわかってるくせに。」
実際のところほとんど分かっていない。
その生き物が何なのか、それを調べることで手一杯だった。
まぁ実際目にすればわかるだろう。
「さてと、着いたわ!!」
まだ雨が降っている、もう少し待ちだな。
「で、この雨はいつ病むんですか?」
「そんなの神様にしか分からないわよ。もう少し待ちなさい。」
まぁそのうち止むか。
その後も雨足は強くなる一方で一向に止む気配はない。
「社長、全然止まないです。」
オーキッドは空を見上げて馬車の中に腰掛けた。
「仕方ないわね。みんな今日の就業時間は終了よ。帰っていいわ。」
オーキッドは自分以外について来ていた数人の社員を帰してしまった。
「さすが社長、就業時間はきったりですか。」
「もちろんじゃない。あの子達は本当に一生懸命働いてくれる。この仕事が好きってだけで働いてくれている子は残念ながら少ないわね。それぞれ自分の時間があって家族との時間があるのよ。だから仕事もそれ以外も全部大事にして欲しいのよ。」
なんとお手本のような経営者だろう。
「かっこいいですね。ユニフォリウスプレゼンツが長い間続きなお進化し続けている理由がわかりました。」
「そう?ありがとう。これはもうずっと先代からの教えなのよ。過去には色々あったみたいだけどね。」
これほど大きく歴史のある会社だ。
何も無い方が不思議か。
「社長は帰らなくて大丈夫ですか?」
この問いかけにオーキッドは笑った。
「恥ずかしながら私には仕事しかないのよ。帰っても家族はいないし、恋人もいない。それに大事な一角馬たちが待ってる。ここで帰るわけにはいかないわ。」
「出すぎたお言葉かもしれませんがとても無理をしておられるように感じますよ。」
「無理なんてしていないわ、全然元気よ!」
マッスルポーズをしながらこっちを見る社長を見て思わず吹き出してしまった。
「お体的な話じゃないですよ。」
賑やかな2人の会話に負けないくらい雨は降り続けた。
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