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蠢めく生命体
しおりを挟む入学式も終わって明日からは普通の日常、と思っていたが帰る前に担任の教官に呼び止められた。
「ちょっと待て、漣。」
またか、最近この手の呼びかけは悪い予感しかしない。
「これを医務室の漆原とノアに届けてくれ。」
それは2人の荷物だった。
「なんで僕なんですか?」
普通に疑問を感じたのとただ単に医務室まで行くのがめんどくさい。
「学年の1位と2位だぞ、もし暴れ出したらどうするんだ?止められるのはお前しかいないだろ。」
その理屈は分からなくもないが
だったら教官であるあんたが行けよ。
「じゃあ頼んだぞ。」
教官は去っていった。
ほらな、悪い予感は的中だ。
しぶしぶ医務室に向かう、
というかまず場所がわからん。
とりあえずそれらしい方向へ歩く、ていうかこの学校広すぎだろ!戦闘訓練の施設となると1部屋1部屋がでかい。多少のイラつきを抑えながら階段を1階までおりる。うっすらと1階ということだけは覚えていた。
しかし1階だけでもとてつもなく広い。あらゆる方向に廊下がのび、どこで曲がっていいかわからない。地図もないため現在地すらわからない。
シュタタタタタタタ
何か小さいものが目の前を横切った。
最初はゴミが風で飛んだのかと思ったが明らかに生命体だ。小さくてすばしっこいから捕獲は難しいと思ったが、僕のスピードが遥かに勝った。
さてさてどんな生命体かな?
「離せー!!」
・・・・・
しゃべった!?
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