最強な僕は最弱な彼女を守る事にしました。

八花十一

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ふさふさが思いのほか心地いい

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・・・・・
魔法があるくらいだからな、
喋る動物くらいごまんといるだろう。

体は細長く、少し尖った歯、体長はおおよそ10センチくらいか。どこまでが首か分からないがなぜかマフラーを巻いている。

なんと説明したらいいのか、犬ではないし、ネズミでもない、どちらかというとイタチっぽい姿をしている。

「離してくれよ~。なんで捕まえるんだよ。」
そりゃあ校内に得体も知れない生命体がいたら捕まえるだろ。

「く、苦しい。」
首を両手で掴んでそのまま持ち上げている状態だからな、苦しいと思うよ。

「僕、お腹空いてるんだよね。」
口を大きく開く。

「えっ、ちょっと待って!食べないで!!俺、美味しくねぇし!」

半べそをかきながら目を瞑って
叫んでいるその光景は妙に可愛らしい。
しばらく楽しんだ後、

「冗談だよ。」

手の中のそいつはおそるおそる目を開いてこっちを見る。

「くそーバカにしやがって!」

イタチもどきは瞬時に魔法式を展開し、炎の玉を口から吐き出す。

これは炎精特殊系統魔法!

こいつ魔法も使えるのか。

それにしても・・・・・遅い、いつになったら僕の元まで届くのか。

僕は一息でその炎を吹き消す。

イタチもどきは悔しそうな表情でこちらを睨んでいる。

スタスタスタ    誰か来た。

「そこにいたんですね。」

理事長?・・・まさかこいつ理事長のペットか。

「こいつ理事長のですか?」
イタチもどきはするりと僕の手を抜け理事長の元に走って行く。

「ああ、すみません。この子はスー、ずっと探していたんです。捕まえてくれてありがとう。」

スー、というのがこいつの名前らしい。

「こいつ俺の首をずっと掴んでたんだぜ!?死ぬかと思ったよ。」

僕の方を指差しながら必死に訴えるが理事長は軽く聞き流している。

「さあ帰りますよスー。迷惑をかけましたね、ではお気をつけて。」

ちょっと待て、最後に聞きたいことがある。

「すみません理事長。」

「何です?」

・・・・・

「医務室ってどこですか?」


ーーー検査結果報告書vol.1ーーー







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