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パートナー

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全員異論はなし。

「では生徒同士2人でペアを組んでくれ、これからパートナーとなる事を自覚して選別する様に。」

3年3人、2年3人、1年3人、、、
明らかに1人余る。

「1年の3位は流(ながれ)ですわよね?わたくし幼馴染ですのでペアを組みますわ。」

空蝉先輩は流と古くからの付き合いで
家によく遊びに言っていた仲らしい。

ペア1 3年3位 空蝉・
               1年3位 流ペア

先輩方はスムーズにペアを決めていく。

ペア2 3年2位 花泉・
              2年3位 城小路(しろのこうじ)ペア

ペア3 2年1位 穂村坂・
              2年2位 傘小裏(かさこうら)ペア 


「王神先輩!!俺と是非ペアを組んでください!!色々ご指導お願いします!!」

まるで弟子入りの様に頼み込んでいるのは漆原だ。

「・・・別に構わんが、俺は厳しいぞ。」
 
「はい!!よろしくお願いします、着いていきます!!」

ペア4 3年1位 王神
              1年2位 漆原ペア

という訳で余った僕と彼女で最後の様だ。

ペア5 1年1位 ノア・
              1年最下位 僕

彼女は嫌がり気味だがまあ知ったこっちゃない。

ペア決定。

「1年生が2人のペアで大丈夫かね?」

教官の1人が反論する。

ちっ、余計な事を。

「教官、おそらくこの中で一番戦力になるのは漣だと考えます。何も問題はないでしょう。」

・・・皆確かに、と頷く。

「よし、ではこれで確定する。明日から同じ部屋で生活し、常に非常事態に備えてくれ!」

了解了解、明日から同じ部屋でね・・・・・・・

は!!??








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