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橘との歓談 月都サイド
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お久しぶりです。お気に入り登録してくれたかた、ありがとうございます。
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「で、貴様らは何を話していたんだ?」
「秘密だと言ったじゃありませんか。私と橘で確認できることをやりとりしていただけなので、会長は関係ありません」
「海莉も理解してんじゃないの?ま、大したことは話してねぇけど」
2人だけで会話を、アイコンタクトで済ましてしまった咲宮副会長と峯遠。峯遠は副会長が何者なのかってことが分かったのかな?でもなぁ、夜騎士ぐらい強い子がいたらすぐにわかると思ったんだけど……。峯遠も、海莉も教えてくれないだろうし。
百鬼夜行達は教えてくれるかな?あの子達は毒胡蝶崇拝者だし、毒胡蝶自らの手で諜報の手解きを施されてたし。
……狂信者連中は軒並みいなくなった、ashelterから。百鬼夜行もそう。初期メンバーが抜けていった。つまらない、と言って。俺だって、我慢しているのに。鷹多も、目が死に始めた。今は、生きている。それが、副会長のおかげ、って言うことだけが気に入らない。確かに、副会長は毒胡蝶と似ているけれど、さ?
「えぇ、てかさ?転入生きたんでしょ?露骨に話題変えたけど、副会長が反応するぐらいなら気になるよね、星華」
「月都の言うとおり‼︎副会長がそこまで嫌うのなら興味ある‼︎」
「毒胡蝶や夜騎士、静寂なる憤怒の正体自体を不明にしていたり、今現在の行方が確認されていなかったりする者に成り代わろうとするような人ですよ?」
「危険人物すぎるわ。毒胡蝶様を偽るのだけは許せねぇな?あと、静寂なる憤怒って……顧問だよね?」
え?いや、あのホスト野郎がぁぁ⁉︎それだけはないよね?え、と思ったけど星華とか鷹多とか梓とかはすごく驚いでいる。海莉と副会長はさも当然とでも言うような感じなんだけど……えぇ。
「気付いてなかった?海莉達は普通にd……あ゛ぁ……黎蘭が親戚だからだろうけど。本当に、俺が言うのを止める時に殺気出すのはやめてください」
「「「?」」」
「うん、橘が悪いかな。ふふっ、早く慣れて下さいね?」
峯遠は何を言おうとしたんだろう?今度は、梓も全然驚いていない。何がトリガーなんだろう?峯遠が副会長を見る目は、どことなく毒胡蝶を見る目と同じようで違う。峯遠は何かを理解したようだった。でも、俺らには分からない。
「おい、ちゃんとやってるか?」
「あ、良い所に来ましたね、睦月先生。ちょうど、あなたのことについてお話ししていたのですよ」
「嫌な予感しかしねぇ……。昔は、黎蘭は俺のことを睦兄って言ってたのに。その次は睦月兄さんで、睦月お兄様だったな‼︎」
「…………、それ、どこの世界線の副会長なの?」
「いや、一宮先生を睦月、と今もなお名前で呼んでいることに驚かんの?」
「それを、海莉が言いますか?」
もし、副会長がそうやって言ってたんだとしたら、一宮先生はどのぐらいの我慢を強いられていたのだろうか?結構甘えてはいたんだろうけど、もっと甘やかしたいと思っていたのでは?
「甘やかしたい、甘やかしたい、ってほんまうるさしよった。あれは重症としか思えへんけど、兄のような存在はワイはなれんけんな、黙認するしかねぇやろ?」
「昔の話は置いといてください、ね?」
副会長からの無言の圧が酷い。一宮先生って、なんで、副会長と親戚なんだろう?仲が悪くても、良くはないはずだけど。先生の鷹多を見る目がどこか寂しい。副会長を見る目は穏やか。なんで、寂しい目を向けるんだろう?
「あ、蕗江兄弟に転入生の世話任せていい?」
「風紀と生徒会には回さないでください。蕗江だって、生徒間で人気があります。変なやっかみとかもですが、アレは美形をそばにおいてはいけませんよ?極度の面喰いですので。勿論、海莉も橘も不可能です。百鬼夜行やepiculの面々もまた、不可能ですね。アレの死亡と生存はどうでもいいですが、学園の落ち度になるのは避けたいので」
「毒胡蝶様を偽るのは重罪ですので、死んでも良くないですか?って、氷雪が言いそう。まぁでも、毒胡蝶様を偽る奴は死刑で良いと思うけどな~?」
「毒胡蝶について知らない人が今のashelter、ひいては生徒会親衛隊には多いと思います。知っている面々だけが暴走して大丈夫ですか?昔のashelterじゃないんですよ、今は。確かに、昔のashelterは、イベント事をたくさんしていましたし、馬鹿騒ぎしていました。しかし、今は治安維持さえまともにできていないじゃないですか‼︎」
副会長の言っていることは全て正しい。末端の方になるほど好き勝手しているし、幹部のうちにも、族内で権力を濫用している奴もいる。毒胡蝶様直属だった奴らと一緒になった新人やそこの末端部はしっかりとしている。毒胡蝶様をはじめは知らなくても、気が付いたら崇拝している。そんな状況を作り出しているのは、水無月海莉だったりする。何気に恐ろしい。
「そんなに目の敵にするようなものではないと思うんだけどさぁ……。今は、強い新人が入るようになちゃったんだよ……そういうのが全然言うことを聞いてくれない」
「毒胡蝶に、一度半殺しにしてもらいますか?一応連絡を取れるので」
「なんで、咲宮は連絡を取れるんだ?俺でも取れねぇのに……ア”ア”、クソッ。嫌な考えばかり浮かぶ。」
「……高校生にもなって、そんな調子ですか。随分と女々しいですね」
火に油を注ぐようなことを言っちゃダメでしょ⁉︎
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「で、貴様らは何を話していたんだ?」
「秘密だと言ったじゃありませんか。私と橘で確認できることをやりとりしていただけなので、会長は関係ありません」
「海莉も理解してんじゃないの?ま、大したことは話してねぇけど」
2人だけで会話を、アイコンタクトで済ましてしまった咲宮副会長と峯遠。峯遠は副会長が何者なのかってことが分かったのかな?でもなぁ、夜騎士ぐらい強い子がいたらすぐにわかると思ったんだけど……。峯遠も、海莉も教えてくれないだろうし。
百鬼夜行達は教えてくれるかな?あの子達は毒胡蝶崇拝者だし、毒胡蝶自らの手で諜報の手解きを施されてたし。
……狂信者連中は軒並みいなくなった、ashelterから。百鬼夜行もそう。初期メンバーが抜けていった。つまらない、と言って。俺だって、我慢しているのに。鷹多も、目が死に始めた。今は、生きている。それが、副会長のおかげ、って言うことだけが気に入らない。確かに、副会長は毒胡蝶と似ているけれど、さ?
「えぇ、てかさ?転入生きたんでしょ?露骨に話題変えたけど、副会長が反応するぐらいなら気になるよね、星華」
「月都の言うとおり‼︎副会長がそこまで嫌うのなら興味ある‼︎」
「毒胡蝶や夜騎士、静寂なる憤怒の正体自体を不明にしていたり、今現在の行方が確認されていなかったりする者に成り代わろうとするような人ですよ?」
「危険人物すぎるわ。毒胡蝶様を偽るのだけは許せねぇな?あと、静寂なる憤怒って……顧問だよね?」
え?いや、あのホスト野郎がぁぁ⁉︎それだけはないよね?え、と思ったけど星華とか鷹多とか梓とかはすごく驚いでいる。海莉と副会長はさも当然とでも言うような感じなんだけど……えぇ。
「気付いてなかった?海莉達は普通にd……あ゛ぁ……黎蘭が親戚だからだろうけど。本当に、俺が言うのを止める時に殺気出すのはやめてください」
「「「?」」」
「うん、橘が悪いかな。ふふっ、早く慣れて下さいね?」
峯遠は何を言おうとしたんだろう?今度は、梓も全然驚いていない。何がトリガーなんだろう?峯遠が副会長を見る目は、どことなく毒胡蝶を見る目と同じようで違う。峯遠は何かを理解したようだった。でも、俺らには分からない。
「おい、ちゃんとやってるか?」
「あ、良い所に来ましたね、睦月先生。ちょうど、あなたのことについてお話ししていたのですよ」
「嫌な予感しかしねぇ……。昔は、黎蘭は俺のことを睦兄って言ってたのに。その次は睦月兄さんで、睦月お兄様だったな‼︎」
「…………、それ、どこの世界線の副会長なの?」
「いや、一宮先生を睦月、と今もなお名前で呼んでいることに驚かんの?」
「それを、海莉が言いますか?」
もし、副会長がそうやって言ってたんだとしたら、一宮先生はどのぐらいの我慢を強いられていたのだろうか?結構甘えてはいたんだろうけど、もっと甘やかしたいと思っていたのでは?
「甘やかしたい、甘やかしたい、ってほんまうるさしよった。あれは重症としか思えへんけど、兄のような存在はワイはなれんけんな、黙認するしかねぇやろ?」
「昔の話は置いといてください、ね?」
副会長からの無言の圧が酷い。一宮先生って、なんで、副会長と親戚なんだろう?仲が悪くても、良くはないはずだけど。先生の鷹多を見る目がどこか寂しい。副会長を見る目は穏やか。なんで、寂しい目を向けるんだろう?
「あ、蕗江兄弟に転入生の世話任せていい?」
「風紀と生徒会には回さないでください。蕗江だって、生徒間で人気があります。変なやっかみとかもですが、アレは美形をそばにおいてはいけませんよ?極度の面喰いですので。勿論、海莉も橘も不可能です。百鬼夜行やepiculの面々もまた、不可能ですね。アレの死亡と生存はどうでもいいですが、学園の落ち度になるのは避けたいので」
「毒胡蝶様を偽るのは重罪ですので、死んでも良くないですか?って、氷雪が言いそう。まぁでも、毒胡蝶様を偽る奴は死刑で良いと思うけどな~?」
「毒胡蝶について知らない人が今のashelter、ひいては生徒会親衛隊には多いと思います。知っている面々だけが暴走して大丈夫ですか?昔のashelterじゃないんですよ、今は。確かに、昔のashelterは、イベント事をたくさんしていましたし、馬鹿騒ぎしていました。しかし、今は治安維持さえまともにできていないじゃないですか‼︎」
副会長の言っていることは全て正しい。末端の方になるほど好き勝手しているし、幹部のうちにも、族内で権力を濫用している奴もいる。毒胡蝶様直属だった奴らと一緒になった新人やそこの末端部はしっかりとしている。毒胡蝶様をはじめは知らなくても、気が付いたら崇拝している。そんな状況を作り出しているのは、水無月海莉だったりする。何気に恐ろしい。
「そんなに目の敵にするようなものではないと思うんだけどさぁ……。今は、強い新人が入るようになちゃったんだよ……そういうのが全然言うことを聞いてくれない」
「毒胡蝶に、一度半殺しにしてもらいますか?一応連絡を取れるので」
「なんで、咲宮は連絡を取れるんだ?俺でも取れねぇのに……ア”ア”、クソッ。嫌な考えばかり浮かぶ。」
「……高校生にもなって、そんな調子ですか。随分と女々しいですね」
火に油を注ぐようなことを言っちゃダメでしょ⁉︎
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