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スイカがどんぶらこ・2
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机の上に小さなスイカをのせてみた。
サイズは確かに小さいけれど、どうみても本物のスイカだ。
僕は静かに台所に入ると母さんがスイカをすくうのに躍起になって隙に果物ナイフを拝借した。
部屋に戻って小さなスイカに果物ナイフの先っちょを刺してみた。
すると、「痛っ!」という小さな声がした。
「え?」僕は首をかしげながら、今度はもっとやさしく刺してみた。
するとやっぱり「痛っ!」という声が小さなスイカから聞こえてきたのだ。
「ええーっ」僕は頭を抱えた。
そして、あらためて小さなスイカを指でつまんでみた。
すると、普通のスイカとは違ってなんだか柔らかい感触がすることに気づいた。
そうなんだ、そのスイカは果物じゃなくて、どうやら動物のようなんだ。
「わぁー」
僕は、その小さなスイカを持ったまま母さんのところへ飛んで行った。
「母さん、これ生きてるよ」
僕が言うと、母さんはさっきよりもっと怖い顔になって僕のことを睨んだ。
「もう、いい加減にしてちょうだい。母さんはこれをどうにかするだけで精一杯なんだから。ほら、じゃましないで!」
母さんは、どうにか米を研ぎ終えて、今度は料理作りに取り掛かっていた。
「ちぇっ」
僕は、こんな大発見を自分の中だけに収めておけなくて、外に飛び出した。
すると、隣の家の中学生のお兄さんが同時に飛び出してきたんだ。
お兄さんの手にも小さなスイカが乗っている。
「これ、生きてるよね!」
僕が思わず叫ぶと、お兄さんも同時に叫んだんだ。
サイズは確かに小さいけれど、どうみても本物のスイカだ。
僕は静かに台所に入ると母さんがスイカをすくうのに躍起になって隙に果物ナイフを拝借した。
部屋に戻って小さなスイカに果物ナイフの先っちょを刺してみた。
すると、「痛っ!」という小さな声がした。
「え?」僕は首をかしげながら、今度はもっとやさしく刺してみた。
するとやっぱり「痛っ!」という声が小さなスイカから聞こえてきたのだ。
「ええーっ」僕は頭を抱えた。
そして、あらためて小さなスイカを指でつまんでみた。
すると、普通のスイカとは違ってなんだか柔らかい感触がすることに気づいた。
そうなんだ、そのスイカは果物じゃなくて、どうやら動物のようなんだ。
「わぁー」
僕は、その小さなスイカを持ったまま母さんのところへ飛んで行った。
「母さん、これ生きてるよ」
僕が言うと、母さんはさっきよりもっと怖い顔になって僕のことを睨んだ。
「もう、いい加減にしてちょうだい。母さんはこれをどうにかするだけで精一杯なんだから。ほら、じゃましないで!」
母さんは、どうにか米を研ぎ終えて、今度は料理作りに取り掛かっていた。
「ちぇっ」
僕は、こんな大発見を自分の中だけに収めておけなくて、外に飛び出した。
すると、隣の家の中学生のお兄さんが同時に飛び出してきたんだ。
お兄さんの手にも小さなスイカが乗っている。
「これ、生きてるよね!」
僕が思わず叫ぶと、お兄さんも同時に叫んだんだ。
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