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着信
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麻琴と千鶴と飛鳥は彼女が作ったペスカトーレを頂いた。
「美味しい~~~~。ワッハハハハハハハハハハ。千鶴様は良妻賢母になり~~~~~~~ます~~~~~~~~ねぇ~~~~?麻琴様が~~~~~~~羨ましい~~~~~~でぇ~~~~~~す。ワッハハハハハハハハハハ!」
「黙れ!飛鳥!麻琴が可哀想だからって言ったから作ったんだからね!あんたのために食事を作りたいなんて、1ミリも思ってないんだから。」
飛鳥は出されたパスタを一分も経たずに平らげてしまい、無言で食べたお皿を千鶴に差し出す。
「お代わりはないわよ。フライパンに残っているお代わりは麻琴の分。」
彼女は涼しげに言った。
「千鶴様ぁ~~~~~~~冷たいでぇ~~~~~すねぇ~~~~~~。ワッハハハハハハハハハハ!」
麻琴は三分の二程食べて。
「フライパンのヤツは飛鳥にあげよう。俺はもう、食べられそうにない。」
「東京で入院してた時から思ってたけど、麻琴って本当、少食だよね。」
彼女は口唇に着いたトマトソースをゆっくりと舐めて言った。先程の千鶴の自慰行為を観た後では、それが何とも艶かしく感じる。
「でも・・・飛鳥にはあげないわ。棄てた方がマシだもの。我慢しなさい。」
「そんな~~~~~~淋しいことぉ~~~~~言わないでぇ~~~~」
「その声がウザイのよ!飛鳥!食べたら、比嘉と伊賀って人に採点、いつ終わるのか聞いてきて!大至急よ!」
飛鳥がシュンとして、リビングを離れた。太っている割には案外フットワークが軽い。
時計を持って家を出てこなかったので、麻琴はスマートフォンで時間を確認した。5:20を指している。テストが終わってから、まだ、一時間も経っていない。
千鶴を見た。彼女も上目遣いで麻琴を見て、恥ずかしそうにしている。
ダイニングテーブルの上を彼の右手が這って彼女の方に行く。彼女も満更でもなさそうに口をすぼめる。
麻琴の右が彼女の左指を捕らえた。指と指がぶつかり合い、一瞬、麻琴の指が止まる。
「もう、エッチだなぁっ・・・」
千鶴は恥ずかしそうに膨れっ面をしたが手を引っ込めるような事はしない。むしろ受け入れ指先を絡めてくる。彼の指が彼女の手首の下に入ると千鶴の吐息は荒くなり始めた。
「麻琴、ダメだよっ!何のために飛鳥を行かせたと思ってるのっ!?」
「何のため?・・・なの?」
「一緒に私の部屋に行くのっ!部屋で続きの・・・あぁ、麻琴、それ以上は私からは・・・言わせてないで!」
「部屋に行って何がしたいの!?」
千鶴が飛鳥を言葉責めにするように、麻琴もまた、千鶴を言葉責めにする。彼女の顔は薄紅が指し、目が左右に泳いでいる。
「あのっ!・・・これ以上は、言わないっ!」
「言ってくれなきゃ分からないだろ?」
墜ちていく。墜ちていく。清楚な女の子が性的な行為の事しか考えられなくなってきている。
「麻琴はズルいよっ!駆け引きが上手なんだからっ!梨沙さんもきっとまだ、あなたの事を忘れないでいるわ。きっと・・・私もいつか・・・」
「なに、言ってんだ。俺、今はちづの事しか見てない。見えてない。いつか、なんだよ。」
「嘘つきっ!こんなに近くにいるのにっ!」
恋は女性の心を不安定にさせる。古今東西、令和の時代にも。
千鶴は立ち上がり、駆け出した。麻琴も立ち上がり追いかける。
彼女は自室のある三階まで駆け上がろうとした。三階に向かう踊り場で麻琴は千鶴を捉えた。
麻琴は慣れた手つきで彼女の着ていたロングTシャツを一気にたくしあげた。
千鶴は着ていたシャツが両手首に絡まり、身動きが取れない。バタバタと両手を振るが、不自由になって行くばかりである。
彼女が産まれて初めてランジェリーショップで買い求めた、ショッキングピンクのブラジャーが顕になる。下着の周りにエロチックでフリルが付いたセクシーなものだ。
「ちづ、エロい下着着てるんだな。誰のため?」
彼女は無言だった。
「ちぇっ。生意気だ。」
プチっ!
背中のブラホックが外れる音がした。彼女から自ずから閉じ込めていたタワワな果実が二つ。下着からバウンドした。形のいい丘陵状の大きな乳房である。
「いっやっ!今は観ないでっ!」
シャツで塞がれた両手を持ってして千鶴は両胸を隠そうとする。
しかし、それを麻琴が許さない。まだ、オトコを知らない、燃えるような紅い、彼女の上半身の中では最も感じる二点を彼が的確に指で掴まえた。
千鶴の身体が電極化したように、ビリビリと電気が走った。彼女さえビックリするような快感だった。もう、彼女は観念した。
「す・・・好きにしてっ!貴方のでメチャクチャにしてっ!」
麻琴は彼女に抱きつき、見える所に証を着けようとした。
「だ!ダメっ!見えるトコロにはっ!」
しかし、彼女の身体は悦びで打ち震え、身悶えしていた。全てを受け入れる準備はできている。
その時、彼のボトムスに入っていたスマートフォンが唸りを上げた。
表面の液晶上には、
『梨沙先輩♡』
と、表示されていた。
「な、なんだってんだ!今更!」
麻琴は驚愕し、身を硬くし、持っていたスマートフォンを投げ捨てた。
「美味しい~~~~。ワッハハハハハハハハハハ。千鶴様は良妻賢母になり~~~~~~~ます~~~~~~~~ねぇ~~~~?麻琴様が~~~~~~~羨ましい~~~~~~でぇ~~~~~~す。ワッハハハハハハハハハハ!」
「黙れ!飛鳥!麻琴が可哀想だからって言ったから作ったんだからね!あんたのために食事を作りたいなんて、1ミリも思ってないんだから。」
飛鳥は出されたパスタを一分も経たずに平らげてしまい、無言で食べたお皿を千鶴に差し出す。
「お代わりはないわよ。フライパンに残っているお代わりは麻琴の分。」
彼女は涼しげに言った。
「千鶴様ぁ~~~~~~~冷たいでぇ~~~~~すねぇ~~~~~~。ワッハハハハハハハハハハ!」
麻琴は三分の二程食べて。
「フライパンのヤツは飛鳥にあげよう。俺はもう、食べられそうにない。」
「東京で入院してた時から思ってたけど、麻琴って本当、少食だよね。」
彼女は口唇に着いたトマトソースをゆっくりと舐めて言った。先程の千鶴の自慰行為を観た後では、それが何とも艶かしく感じる。
「でも・・・飛鳥にはあげないわ。棄てた方がマシだもの。我慢しなさい。」
「そんな~~~~~~淋しいことぉ~~~~~言わないでぇ~~~~」
「その声がウザイのよ!飛鳥!食べたら、比嘉と伊賀って人に採点、いつ終わるのか聞いてきて!大至急よ!」
飛鳥がシュンとして、リビングを離れた。太っている割には案外フットワークが軽い。
時計を持って家を出てこなかったので、麻琴はスマートフォンで時間を確認した。5:20を指している。テストが終わってから、まだ、一時間も経っていない。
千鶴を見た。彼女も上目遣いで麻琴を見て、恥ずかしそうにしている。
ダイニングテーブルの上を彼の右手が這って彼女の方に行く。彼女も満更でもなさそうに口をすぼめる。
麻琴の右が彼女の左指を捕らえた。指と指がぶつかり合い、一瞬、麻琴の指が止まる。
「もう、エッチだなぁっ・・・」
千鶴は恥ずかしそうに膨れっ面をしたが手を引っ込めるような事はしない。むしろ受け入れ指先を絡めてくる。彼の指が彼女の手首の下に入ると千鶴の吐息は荒くなり始めた。
「麻琴、ダメだよっ!何のために飛鳥を行かせたと思ってるのっ!?」
「何のため?・・・なの?」
「一緒に私の部屋に行くのっ!部屋で続きの・・・あぁ、麻琴、それ以上は私からは・・・言わせてないで!」
「部屋に行って何がしたいの!?」
千鶴が飛鳥を言葉責めにするように、麻琴もまた、千鶴を言葉責めにする。彼女の顔は薄紅が指し、目が左右に泳いでいる。
「あのっ!・・・これ以上は、言わないっ!」
「言ってくれなきゃ分からないだろ?」
墜ちていく。墜ちていく。清楚な女の子が性的な行為の事しか考えられなくなってきている。
「麻琴はズルいよっ!駆け引きが上手なんだからっ!梨沙さんもきっとまだ、あなたの事を忘れないでいるわ。きっと・・・私もいつか・・・」
「なに、言ってんだ。俺、今はちづの事しか見てない。見えてない。いつか、なんだよ。」
「嘘つきっ!こんなに近くにいるのにっ!」
恋は女性の心を不安定にさせる。古今東西、令和の時代にも。
千鶴は立ち上がり、駆け出した。麻琴も立ち上がり追いかける。
彼女は自室のある三階まで駆け上がろうとした。三階に向かう踊り場で麻琴は千鶴を捉えた。
麻琴は慣れた手つきで彼女の着ていたロングTシャツを一気にたくしあげた。
千鶴は着ていたシャツが両手首に絡まり、身動きが取れない。バタバタと両手を振るが、不自由になって行くばかりである。
彼女が産まれて初めてランジェリーショップで買い求めた、ショッキングピンクのブラジャーが顕になる。下着の周りにエロチックでフリルが付いたセクシーなものだ。
「ちづ、エロい下着着てるんだな。誰のため?」
彼女は無言だった。
「ちぇっ。生意気だ。」
プチっ!
背中のブラホックが外れる音がした。彼女から自ずから閉じ込めていたタワワな果実が二つ。下着からバウンドした。形のいい丘陵状の大きな乳房である。
「いっやっ!今は観ないでっ!」
シャツで塞がれた両手を持ってして千鶴は両胸を隠そうとする。
しかし、それを麻琴が許さない。まだ、オトコを知らない、燃えるような紅い、彼女の上半身の中では最も感じる二点を彼が的確に指で掴まえた。
千鶴の身体が電極化したように、ビリビリと電気が走った。彼女さえビックリするような快感だった。もう、彼女は観念した。
「す・・・好きにしてっ!貴方のでメチャクチャにしてっ!」
麻琴は彼女に抱きつき、見える所に証を着けようとした。
「だ!ダメっ!見えるトコロにはっ!」
しかし、彼女の身体は悦びで打ち震え、身悶えしていた。全てを受け入れる準備はできている。
その時、彼のボトムスに入っていたスマートフォンが唸りを上げた。
表面の液晶上には、
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と、表示されていた。
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