40 / 96
【本編】
40
しおりを挟む高速道路は、夏休みの割にそんなに混雑していなかった。
「意外と空いてるんだな。ニュースで見るのと全然違う」
「盆休みの時期じゃないしな。あと一週間ずれてたらえらい目に遭う」
不思議な気分で呟いた言葉に、池田の笑う声が重なった。
そういうもんなんだろうか?
車に乗ることなんて無いから、よく分からずに曖昧に頷く。
高速道路に入ってからの池田はどことなく機嫌が良かった。
オートマの運転なんてつまらないと言いながらも、部屋でテレビっ子しているときとは明らかに顔が違う。
活き活きしているように見える。
オーディオから流れてくる曲に合わせて、時折囁くような歌声が聞こえてくる。
車の中の空調は、部屋とは違い普通だった。
ちょっと涼しいくらいだけど、寒いってほどじゃない。
心地好い温度と、時折耳を掠める柔らかい歌声と、流れていく景色。
平和だな、と思わずにはいられなかった。
ちょっと覗いてみたメーターの指し示す速度にぎょっとしたけど、道が真っ直ぐで広い所為かそれほど怖いとも感じない。
……というより、家を出てから既に三時間。
いい加減慣れてきたっていうのもあるんだろう。
窓枠に頬杖を付いて外を眺めてみれば、遠くに入道雲が見える。
綿飴みたいなそれを眺めていると、勝手に腹が鳴った。
うえ、と正直者な胃に自分で驚くと、隣から軽く笑う声が聞こえてきた。
「もう二時か……確かにちょっと腹減ったな」
「……ごめん」
何となく、居た堪れない。
まるでフォローでも入れてくれるみたいに呟いた池田に、自然と肩が落ちた。
高速に入るなり訪れたピンチの予感は、あまり長くは続かなかった。
目に入ってくる光景の何もかもが物珍しくて、対策を考えようと思うのに意識が勝手に外へ外へと向かってしまう所為だ。
飛ぶように流れる景色に、窓を開ければ乱暴に吹き込んでくる風に、そんな場合じゃないと思いながらも高揚してしまった。
きらきらした光景に鼓動が騒いで、ただの標識が珍しくてしきりに池田に声をかけてしまった。
あれは何だこれは何だと煩い俺に呆れる風もなく、池田が笑いながらもいちいち答えてくれるものだから、余計に。
わあわあ一人で騒いでしまう自分に気付いて口を噤めば、池田の方から声をかけてきた。
あっち見てみろ、こっちに何が見えると、大人しくしようとする俺の好奇心をわざわざ掻き立てるような真似をしてくる。
車に乗っているだけで楽しかった。
シートに身体を縛り付けるシートベルトを、煩わしいと思ってしまうくらいに。
ピンチの予感も怪我人の運転に対する恐怖も吹っ飛んだ。
玖朗玖朗と、短時間でこんなにも池田の名前を呼んだのは初めてだ。
ナイフとフォークの絵の描かれた看板が見えてくると、走る速度が少し緩んだ。
ぺかぺかウィンカーを光らせて、車体が左端へと移動していく。
ドッグランまで併設されたサービスエリアは、広々としていた。
車が止まると運転席に回り、池田に手を差し伸べる。
「お姫さまの気分だな」
俺の手を取りながら、池田が笑う。
「どうぞ、お姫さま」
茶化すような口調の池田に、笑いかける余裕があった。
半ば無理矢理とはいえ、一人じゃ絶対に来られないような場所に連れ出してくれた池田に、ちょっとした感謝みたいな思いを抱いていたからかもしれない。
思いつきで飛び出してきた所為で松葉杖を持って来なかったという池田の支えになるくらい、なんてことはない。
握った掌をそのままひょいと引けば、その勢いのままに池田の腕が肩に回ってきた。
けど密着は一瞬、すぐに肩に掌が乗ってくる。
ムカつくことに、俺と池田の身長差はなんと二十センチ以上ある。
組むように肩を貸すより、単に手をかけるだけの方が池田にとっては楽なわけだ。
池田に合わせてゆっくりと歩きながら、周囲を眺めてみる。
道路自体はそんなに込んでいなかったけれど、サービスエリアの駐車場は九割がた埋まっていた。
でっかいトラックに、観光バスに、普通の車にいかつい単車。
灰皿に集って煙草を吸う人、アメリカンドックを頬張りながら歩いてくる人、トイレから出てくる人、犬の散歩をしている人。
大人、子供、男、女。
色んな人がいる。
不思議な感じだ。
物珍しくてきょろきょろしていると……ふと違和感を覚えた。
「?」
何だろう、と頭を捻ると、それに気付いた池田が不思議そうな目を向けてくる。
それでも、自分でもよく分からずに周りを見回して……漸く合点がいった。
と同時に、頭から血の気が引いていく。
「……玖朗」
「ん?」
ぽつりと呼びかけると、返事はすぐにあった。
思わず足を止めた俺に合わせて、池田も止まる。
俺が気付いた異常に、池田は気付いていない。
脇に止まる車を確認し、駐輪場に止まる単車を確認し、わらわらと散らばる人々を確認し、それからどこか恐る恐る池田を見上げる。
「俺ら……手ぶらじゃない?」
愕然とした問いかけに、池田は灰色の目をぱちくりさせた。
そうだ。
脇をすり抜ける車の中、止められた単車の荷台に、でっかい荷物が積まれている。
外を歩く人々は確かに身軽だけど、それは多分車に荷物を積んでいるからだ。
それに引き換え、俺と池田は身軽な上に車も空。
別に海に行くわけじゃないから、浮き輪や板が要ると言っているわけじゃない。
それ以前の問題だ。
遠出の準備なんて何一つ無い。
それどころか、近所のコンビニに行くくらい、気楽で油断した格好だ。
自分の財布は一応持ってきたが、中身は空に等しい。
俺は馬鹿だ。
今更思い出した。
お出かけは、ただじゃ出来ない。
身一つじゃ出来ない。
途端に足が竦んで動けなくなった俺に、池田は酷く曖昧な相槌を打った。
同意というよりは、何と返事をしたら良いのかが分からない、という感じの態度だ。
「帰ろう」
勝手に言葉が出てきた。
池田がぎょっとしたように目を剥く。
それをもう一度見上げ、同じ言葉を繰り返した。
「引き返そう。だって俺ら遠出の態勢じゃないよ。荷物も無いし金もない。俺の懐事情知ってるだろ? 飯一食で吹っ飛ぶよ。消し炭になるよ。俺スライムだもん。木の棒にだって負けるよ」
「あー……」
切々と訴えた言葉で、漸く俺の意図を察知したらしい池田が、また曖昧に頷いた。
そういうことね、と合点したような表情。
気付くのが遅い。
……俺もだけど。
「ちょっとしたドライブだったと思えば良いよ。十分楽しかったよ」
だから、な、と。
地面に根を張ったような足を動かし、踵を返す。
と同時に、左肩に乗っかっていた手が組む形で右肩に回されてきた。
俺の動きを阻止するみたいに、ぐ、と力が込められる。
「まあまあ、良いじゃん。手ぶらでも金ありゃどうとでもなるし、お前が持ってなくてもオレが持ってる」
「何だよ、俺の財布になってくれるわけ」
「なるよ」
このボンボンが。
ひょいと身を屈めて顔を覗き込んでくる池田の目は珍しく酷く真面目で、揶揄いや冗談の色は無い。
それでもそれが逆に憎らしくて睨むと、池田はふと息を吐いた。
「……ってのは、多分お前は嫌なんだろうな」
当たり前だ。
小間使いとして派遣されている俺が、何だって被介護者を財布に遊ぶってんだ。
「じゃ、こういうのは? オレが行きたいからお前は付き合ってるだけ。デートの費用は誘った側が持つのが普通だろ」
詭弁だ。
「じゃ、こうするか。立替。お前が高校卒業して、大学卒業して、働き始めたらそのうち返してくれりゃ良いよ。出世払い」
「……」
何年先の話だよ。
食い下がってくる池田に、自分の目がじっとり据わってくるのが分かる。
池田が向けてくる目はほとほと困り果てた様子で、聞き分けのない子供を一体どうやって懐柔してやろうかと思案するようなものだ。
それもまた気に入らない。
俺は真っ当な主張をしているはずなのに、ただ我儘を言っているだけのようなこの雰囲気が気に入らない。
むっつり黙り込むと、頭の上からまた溜息が降ってきた。
肩に回された手が、宥めるようにして身体を揺らしてくる。
「んな顔すんなよ。折角笑ってたのに、勿体ねえ」
「そんな価値のあるもんじゃない」
「あるよ」
吐き捨てた言葉を即否定し、池田がひょいと背後に回ってきた。
何だと振り向くよりも先に、両肩に手が乗っかってきた。
右肩には右手、左肩にはギプス。
両手で突き飛ばすようにして背中を押されれば、勢い余ってたたらを踏む。
「ま、とりあえず飯食うぞ飯。腹減ってんだろ」
「ちょ、押すなよ!」
「押さなきゃお前動かねえじゃん」
ぎゃあと喚いてみたところで突き飛ばしてくる力は止まず、わあわあ騒ぎながら移動していると微妙に注目を浴びた。
それに気付くと途端に居心地が悪くなって、抵抗の声を上げていた口をぴったりと閉じる。
すると、これ幸いとばかりに池田がまた隣に回りこんできた。
自分が歩くのに不便だと分かっているくせに、抱き込む形で肩に腕を回してくる。
「腹減ってっから考え方が後ろ向きになんだよ。折角出てきたんだから、気楽に構えて難しいこと考えんな」
「……」
気楽に構えて池田に付き合っていたら、俺は胃潰瘍で入院だ。
そう思いはしたが、口にすることは出来なかった。
なんか、あまりに池田が必死になって宥めてくるものだから、言えなくなった。
普通逆だろ。
たかるほうが相手の機嫌を損ねないように頑張るんじゃないのか?
これじゃ立場が逆だ。
意味が分からない。
池田に半ば無理矢理連れ込まれる形で摂った飯は、大変美味かった。
いや本当に。
ご当地自慢の食材をふんだんに使いました、な海鮮丼のお値段は、俺の持ち金じゃ一食分も払えないものだった。
「……ごちそうさまでした」
車の中に戻り深々と頭を下げると、池田は「はいはい」と適当な返事をしながら頭をぽんぽんしてきた。
何となく、池田の顔が見られなかった。
どんな風な態度を取ったら良いのかが分からない。
なんとも言えない気まずい気分でシートベルトを締めれば、涼二、と名前を呼ばれた。
反射的に顔を上げると同時に、運転席から身体を乗り出した池田の右手が左頬に触ってきた。
次いで近付いた顔が、右頬にくっ付く。
キスされた。
そう気付いたのは、ちゅ、と濡れた音が近くから聞こえてきてから暫くしてのことだった。
魔王終了のお知らせじゃない。
何の意味も無い、ただのキスだ。
何で?
「頑張って甘やかそうとしてんだから、甘えろ。我儘言えよ。何でもしてやるよ」
何で?
思考停止した頭に、どこか不機嫌そうな池田の声が響いた。
言葉の意味が分からない。
何で?
そう訊ねるよりも先に、池田はさっさと運転席に戻りエンジンをかけた。
何で?
凍り付いた思考がゆるゆると溶け始めると、途端に顔が上げられなくなった。
俺の態度を緩和させるために取った行動だったんだろうが、だったら逆効果だ。
目の前で「さあ来い」と両手を広げられたって、無邪気に飛び込めるわけがない俺は犬じゃない。
我儘を言え、甘えろと言われたって、どんな態度を取ったら良いのかが分からない。
余計に池田の顔が見れなくなった。
なんだか無性に、気恥ずかしくて。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~
青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」
その言葉を言われたのが社会人2年目の春。
あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。
だが、今はー
「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」
「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」
冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。
貴方の視界に、俺は映らないー。
2人の記念日もずっと1人で祝っている。
あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。
そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。
あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。
ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー
※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。
表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。
孤独な蝶は仮面を被る
緋影 ナヅキ
BL
とある街の山の中に建っている、小中高一貫である全寮制男子校、華織学園(かしきのがくえん)─通称:“王道学園”。
全学園生徒の憧れの的である生徒会役員は、全員容姿や頭脳が飛び抜けて良く、運動力や芸術力等の他の能力にも優れていた。また、とても個性豊かであったが、役員仲は比較的良好だった。
さて、そんな生徒会役員のうちの1人である、会計の水無月真琴。
彼は己の本質を隠しながらも、他のメンバーと各々仕事をこなし、極々平穏に、楽しく日々を過ごしていた。
あの日、例の不思議な転入生が来るまでは…
ーーーーーーーーー
作者は執筆初心者なので、おかしくなったりするかもしれませんが、温かく見守って(?)くれると嬉しいです。
学生のため、ストック残量状況によっては土曜更新が出来ないことがあるかもしれません。ご了承下さい。
所々シリアス&コメディ(?)風味有り
*表紙は、我が妹である あくす(Twitter名) に描いてもらった真琴です。かわいい
*多少内容を修正しました。2023/07/05
*お気に入り数200突破!!有難う御座います!2023/08/25
*エブリスタでも投稿し始めました。アルファポリス先行です。2023/03/20
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
必ず会いに行くから、どうか待っていて
十時(如月皐)
BL
たとえ、君が覚えていなくても。たとえ、僕がすべてを忘れてしまっても。それでもまた、君に会いに行こう。きっと、きっと……
帯刀を許された武士である弥生は宴の席で美しい面差しを持ちながら人形のようである〝ゆきや〟に出会い、彼を自分の屋敷へ引き取った。
生きる事、愛されること、あらゆる感情を教え込んだ時、雪也は弥生の屋敷から出て小さな庵に住まうことになる。
そこに集まったのは、雪也と同じ人の愛情に餓えた者たちだった。
そして彼らを見守る弥生たちにも、時代の変化は襲い掛かり……。
もう一度会いに行こう。時を超え、時代を超えて。
「男子大学生たちの愉快なルームシェア」に出てくる彼らの過去のお話です。詳しくはタグをご覧くださいませ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる