凶悪ハニィ

文字の大きさ
89 / 96
【本編】

おまけ

しおりを挟む





 ちゅんちゅん鳥の声がする。
 それにゆるりと意識が浮かび上がると、窓から差し込む朝の光が瞼に映った。
 白く霞むその色に、ゆったりとまた意識が沈みかける。
 布団に移った自分の体温が心地好くなってくる夏の終わりは、なかなか起き出そうという気になれない。
 隣に誰かが眠っていれば、尚更。
 夢心地でひたりと肌に馴染む別の体温に擦り寄りかけ、

「……しまった!」

 一息に意識が覚醒、がばりと跳ね起きる。
「く、くろ、玖朗! 起き……ッ」
「ん……?」
 力任せに布団を殴り、ベッドから飛び降りる。
 うっかり足が縺れかけ転びそうになりながらも、がばりとクローゼットを開け放つ。
 そこで呑気な池田は、漸く身体を起こした。
 週末の池田はこの上なく寝汚い。
 ともすれば一日中ベッドの上でごろごろ過ごそうとするのに活を入れるのは大変だ。
 ……いやまあ、そのまま一緒にうだうだしてしまうのも多々あるけど……まあ、そこはそれ。
 寝過ごしていい週末と、そうでない週末というものがあり、今日は絶対に絶対に寝過ごしちゃならない週末だったはずだった。
 だのに、なんで。
「ごめん、ほんっとごめんけど、会場まで送って!」
 衣装ケースから適当に引っ張り出した服を着込み、ついでとばかりにベッドにも服を投げつける。
 しおらしく「ごめん」とか言っているけど、拒否を受け入れる気は毛頭ない。
「ちょっと涼ちゃん、この取り合わせってどうかと思うんだけど……」
「え、何ッ?」
「……や、いいや」
 頭が起ききっていない池田はぽつりと呟き、のそのそ着替えを始めた。
 それを横目に確認、部屋を飛び出しお座なりに顔を洗う。
 鏡に映る前髪がぴょこんと跳ねているのを発見、半泣きで直そうにもなかなか直らない。
 仕方なしに髪はそのままに、再び部屋に駆け戻ると、池田はしゃきんと立ち上がりながらも大あくびしていた。
 着込んだ服は、黄色いインナーに紫のシャツに赤のパンツ、一体どこのサーカス団員かと問い詰めたくなるような奇天烈なものだった。
「うわ、ケバ! 何その格好!」
「……お前が選んだんでしょうが」
 流石に白けた目を向けられ、咄嗟に愛想笑いを顔面に貼り付かせる。
 今ここで池田の機嫌を損ねるのはお利巧じゃない。
「……池田さんたら、ラフレシアみたいな格好も素敵!」
「……」
 へらりと笑いながらも、思わず本音が出てしまい内心「しまった」と舌を打ったけど、もう遅い。
 じろりと横目で睨めつけられて飛び上がる……が、意外にもそれだけで終わった。
 一度池田の機嫌を損ねると、後が長い。
 うろうろ周りを纏わりついて、猫撫で声であやしてあやして、それでも駄目なら渋々ベッドに連れ込む。
 そんなことをもう何回も繰り返していただけに、引き際あっさりの態度に思わず拍子抜けしかけた。
 けど、まあ長引かないならそれに越したことはない。
 わたわた背後に回りこんで、さあさあと背を押し急き立てる。
 そのまま池田の身体を洗面台に押し込み、クローゼットに戻ってスーツケースを二つ引っ張り出し手早く畳んでまた部屋を飛び出せば、ちょうどこっちに向かっていた池田とぶつかった。
 と同時に、まるで当たり前みたいにするりと腰に腕が絡んでくる。
「おはようございますは?」
「……おはよう、ございます」
 ひっそり唇を舐められて、わたわた焦っていた気分が少しだけ落ち着いた。
 ほっと息を吐き、照れ隠しに軽く唇を拭ってから改めて池田の背を押す。
「送って。お願い。遅刻しそう」
「了解」
 再度の呼びかけに、池田は軽く肩を揺らして笑った。


 兄貴がさくらを手に入れるのに、結局二年かかった。
 結婚に、さくらの両親が反対した所為だ。
 さくらは普通の商社マンの家に生まれた一人っ子で、そんな両親は自営業の上親もいない家に娘をやるのをそれは嫌がった。
 しかも兄貴は顔が怖い。
 いや、別によくよく見ればそれほど怖いわけじゃないけど……何というか、雰囲気が怖い。
 多分さくらの両親は、兄貴がちゃぶ台でも引っ繰り返す幻覚が見えたんだろう。
 俺も時々見える。
 第一印象が最悪だったのは、その場に居なかった俺にも容易く想像出来た。
 兄貴は時間が空けばせっせと向こうの親を説得しに行き、同時に家の中ではさくらも何とか説き伏せようと頑張っていたらしいけど、状況は好転の兆しすらなく一年経った。
 いっそ既成事実に子供でも作ってしまえば良いんじゃないのかと、周りからはそんな乱暴な意見も出たけど、それは兄貴が嫌がった。
 決め手となったのは……というか、向こうの両親が折れる切欠にはったのは、さくらの涙だ。
 俺が見ている前で、兄貴が見ている前で、さくらがとうとうブチ切れた。
 あんなさくらを見たのは初めてのことだった。
 何で政一じゃだめなんだと。
 政一以上に自分を大事にしてくれる人間がこの世にいるなら、今すぐ目の前に連れて来て見せろと。
 どうして自分が選んだ相手を信じようとしてくれないんだと。
 何も知らないくせに、政一を語ろうとするなと。
 あんな激情は、初めて見た。
 癇癪を起こして泣き喚くさくらを、思わず兄貴が止めに入ったくらいだった。
 親に向かって酷い言葉を繰り出そうとするその唇を、優しく掌で塞いだ。
 その顔はどこか傷付いているように見えた。
 庇われているのに悲しそうな顔をしているように見えた。
 兄貴はあんまり自分のことを喋ろうとしない。
 だからその時、何を考えていたのかはよく分からない。
 そのままその場に居たら泣けてきそうで思わず逃げ出した俺には、さくらを宥めた兄貴と向こうの両親の間でその後どんな話がされたのは知らない。
 けど、それから数ヵ月後に、満面の笑みを携えてさくらが家にやってきた。
 それから暫くして、さくらの両親は初めて家にやってきて、仏壇に丁寧に手を合わせた。
 それが、つい半年ほど前の話だ。


「ごめん、遅くなった!」
 勢い任せに扉を開き、硬直……それから、咄嗟に口許を押さえた。
 後ろの池田は堪えきれずにというか堪える気もなかったのか「ぶは、」と吹き出した。
「……笑いに来たなら即帰れ」
 ドスの効いた声に、反射的にしゃきんと背筋を伸ばすけど、震える口角はどうにもならない。
 似合わない。
 真っ白なタキシードは、兄貴が着るには清純すぎる。
 夏の終わりの結婚式は、海辺の小さな教会で行われることになった。
 別に式とかいいよね、なんて言い合っていた兄貴とさくらに、さくらの親が猛反対した所為だ。
 披露宴はなくとも、式だけは譲れない……というか、一人娘のウェディングドレス姿も見せない気かこの親不孝者と、物凄い剣幕で捲くし立てる向こうの両親……主に父親に気圧され、式だけでも挙げましょうということになったわけだ。
 せめてタキシードが黒なら良かったのに。
 そう思わずにいられないくらい、白いタキシードは兄貴には似合っていなかった。
 それが自分でも分かっているのか、すっかりやさぐれてぷかぷか煙草を吸っている。
 灰皿の中は同じ銘柄の吸殻がてんこ盛りだ。
「じゃ、俺手伝い行ってこよ」
 これ以上ここに居ても八つ当たりされるだけだ。
 そう考え、くるりと踵を返すと、それと擦れ違うみたいに池田は部屋の中に入って行った。
 それを横目に眺めつつも、そのままぱたんと扉を閉じた。
 一体二人が何を話すのか、気にならないわけじゃないけど……そのままへばり付いて聞き耳を立てるほど野暮じゃない。
 会場の入り口付近では既になにやらごそごそ準備が始まっている。
 それを手伝うために早めに来たわけだけど、
「……」
 何となく、そんな気を使う必要はなかったみたいだ。
 ぱたぱた忙しなく走り回っている中には、兄貴の控え室に駆け込む途中で擦れ違った人も何人か居る。
 胸に名札をつけた業者みたいな人も居る。
 今更俺が出張って「さあ手伝います!」と乗り込んだところで、逆に邪魔っぽい。
 そう思うと意気込みがぷしゅっと萎えて、そのまま外に出ることにした。
 率先して自分が動かなくても、動いてくれる人が周りにいるというのは……何だか変な感じだ。
 今日を境に、俺の周りの環境ががらりと変わる。
 そう思うと、楽しみなような……どこか淋しいような、変な気分だ。
 それでも、外を歩けば風は程好く暖かく、今日が晴れて良かったと心から思える。
 だから俺は、もう多分大丈夫だ。
「涼くん」
 ふと耳に飛び込んできた声に顔を上げてみれば、窓から顔を覗かせているさくらが見えた。
 髪を緩く結い上げて、兄貴と同じ真っ白な衣装に身を包んでいる。
 いつもと違う化粧のさくらは、まるで別人みたいに綺麗だった。
 駆け寄り見上げると、勝手に口許が緩む。
「今日から片山さくらだね。綺麗だよ」
 素直に賞賛を口にすれば、さくらは花開くような笑みを見せた。
 今日はきっと、忘れられない日になるだろう。
 そんな予感に胸の奥がじわりと温かくなった。

 が。

「ちょ、さくら」
 最初のずっこけは、式が始まってからすぐに訪れた。
 父親の腕にそっと手を添えてバージンロードに現れたさくらが、兄貴を見るなり吹き出した。
 さくらは慌てて咳払い、澄まし返った表情を取り戻すけど……すぐ横を通り過ぎていく時に僅かに肩と喉が震えているのが見えた。
 思わず突っ込みそうになった俺の隣で、池田はずっと口許に手をやって笑いを堪えている。
 会場に集まった人間は、それほど多くはなかった。
 しかも殆どがさくらの友達で、女ばかりだ。
 その中にぽつんと参列する数少ない兄貴の友達は、その存在だけでも浮いているのに、皆一様に笑いを堪えているから余計に怪しい。
 しかも、さくらまで笑いを堪えているとなるともう最悪だ。
 多分この気配に気付いているんだろう、神前でさくらを待つ兄貴は苦虫を噛み潰したみたいな顔をしている。
 神聖な式の雰囲気に酔っているのはごく僅かだ。
 この手の式典に出たのは初めてだけど、結婚式っていうのは普通にこんな風に、根底をさらさらお笑いの匂いが流れるものなんだろうか?
 限界まで膨らませた風船を、後は誰かが針で突付くだけ……こんな緊張感を伴うものなんだろうか。
 分からずちらりと隣を見ると、池田はゆるりと微笑んでごくさり気なく肩を寄せてきた。
「さくら、吹いたな」
「……」
 忍び笑いの池田を横目で睨み、近付く肩をこれまたさり気なく押し返す。
 折角の記念日がお笑いで終わりそうな予感に、心臓が縮みそうになる。
 もしそんなことになったら、あの恐ろしいさくらの親御さんがどんな顔をするか……
 兄貴のタキシードが似合わないのは皆思ってるから、だからさくら、式が終わるまでは耐えてくれ。
 祈る気持ちで指を組む。
 しっとり涙ぐんでいるのはさくらの両親だけ。
 雰囲気だけは粛々と神様に永遠の愛を誓い、兄貴がさくらの額に口付ける。
 それを見届けると、どっと肩から力が抜けた。
 何で、兄貴の結婚式で俺がこんなにはらはらしないといけないんだろうか。
 分からない。
 けど、誓いのキスさえしてしまえばこっちのもんだ。
 後は退場を残すのみ。
 内心ガッツポーズでしずしず出て行く二人を見送る。
 二人が扉に近付けば、係りの人が厳かに扉を開く。
 その瞬間――

「ッ、何だッ?」

 わあ、と大きな歓声と割れるような拍手が静かな教会に飛び込んできた。
 何事かと弾かれたように腰を浮かせるよりも先に、歓声以上に大きな笑い声が混じる。
 それから軽い銃声にも似た……あれは、クラッカーの音だ。
「なに、何で?」
 静かな会場の雰囲気が一転、周囲も何だ何だと腰を浮かせる。
 扉を潜り表に出かかっていた兄貴とさくらの背中は、呆然とその場に突っ立っている。
 わたわたと別の場所から外に出て裏に回りこみ、それから言葉を失った。
 小さな教会の外に、何台もの単車がずらりと止まっている。
 海に面したバージンロードの果てに、人だかりができている。
 それらの大半が……兄貴を指差し笑っている。
「……」
「あらら、思ったよか大勢来たな」
 ひょっこり背後に現れた池田が感心したように呟いたのに、愕然としながらも振り向いた。
「何……玖朗の仕業?」
 台無し。
 台無しだよ池田。
 折角しずしず何事もなく式が終わろうとしていたのに、なにこのお祭騒ぎ。
 つられて外に飛び出してきた参列者も、状況が分からず目を白黒させている。
 すぐさま順応して騒ぎに飛び込んだのは兄貴の連れだけだ。
「仕業とか言うなよ。別にオレは、ちょっと顔見知り二、三人に今日政一結婚するぜーって漏らしただけ」
「……」
 それだけ?
 それだけでこれだけの人間が兄貴を指差し笑いにやって……違う、兄貴とさくらを祝いに来たのか?
 押しかけてきた顔ぶれは、年下から年上、中学生みたいなのから頑固親父みたいなのまで、明らかに怪しい商売をしていそうなのからビシッとスーツを着こなすのまで様々だ。
 中にはしょっちゅう店に顔を出してくる人も沢山居る。
 何人くらい居るんだろう……三十人? 四十人? よく分からない。
 人だかりは一頻り笑い終えると、歓声に混じりに結婚行進曲の大合唱が始まった。
 同じように飛び出してきたさくらの母親が眩暈、それを父親が支えている景色が視界の隅に引っかかった。
 兄貴に寄り添い呆然としていたさくらが、弾かれたように腹を抱えて笑い始めた。
 目元を指が拭っている。
 兄貴は相変わらず、何とも言えない仏頂面だけど……驚きは隠しきれていない。
「政一さ、愛想ねえくせにめちゃめちゃモテんだよね。まあ妬けること妬けること」
「……」
 笑う池田の腕が、肩に乗っかってくる。
 この光景を見て、さくらの親御さんはどんな風に思っているんだろうか。
 やっぱりこんな男に娘をやるんじゃなかったと、早くも後悔しているのかもしれない。
 そう思いながらも俺は……俺は、嬉しかった。
 兄貴のことを好きな人間が、この世の中にこんなに沢山いた事実が。
 嬉しくて泣けた。
 美しさの欠片もないだみ声の合唱が、締め付けるように胸に染みた。
 大合唱が終わると同時に、空に大量の花が舞った。



 家の中に、写真立てが一つ増えた。
 開き直ってヤンキー座り、カメラをじっと睨み付けるタキシードの兄貴の隣で、純白ドレスのさくらがピースサインで笑ってる。
 その周りをぐるりと取り囲む人間は、その大半が斜に構えてカメラを睨み付けている。
 笑っているのは、さくらの連れの女の人だけだ。
 これが何の写真なのか、多分ぱっと見て分かる人は少ないだろう。
 それでも別に構わなかった。
 分かる人だけ分かればいい。
 これは、うちに家族が一人増えた、特別な日の証だ。
 兄貴と付き合い始めてから七年、俺と出会ってから二年、「村上さくら」がやっと「片山さくら」になった。





しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~

青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」 その言葉を言われたのが社会人2年目の春。 あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。 だが、今はー 「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」 「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」 冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。 貴方の視界に、俺は映らないー。 2人の記念日もずっと1人で祝っている。 あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。 そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。 あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。 ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー ※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。 表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。

孤独な蝶は仮面を被る

緋影 ナヅキ
BL
   とある街の山の中に建っている、小中高一貫である全寮制男子校、華織学園(かしきのがくえん)─通称:“王道学園”。  全学園生徒の憧れの的である生徒会役員は、全員容姿や頭脳が飛び抜けて良く、運動力や芸術力等の他の能力にも優れていた。また、とても個性豊かであったが、役員仲は比較的良好だった。  さて、そんな生徒会役員のうちの1人である、会計の水無月真琴。  彼は己の本質を隠しながらも、他のメンバーと各々仕事をこなし、極々平穏に、楽しく日々を過ごしていた。  あの日、例の不思議な転入生が来るまでは… ーーーーーーーーー  作者は執筆初心者なので、おかしくなったりするかもしれませんが、温かく見守って(?)くれると嬉しいです。  学生のため、ストック残量状況によっては土曜更新が出来ないことがあるかもしれません。ご了承下さい。  所々シリアス&コメディ(?)風味有り *表紙は、我が妹である あくす(Twitter名) に描いてもらった真琴です。かわいい *多少内容を修正しました。2023/07/05 *お気に入り数200突破!!有難う御座います!2023/08/25 *エブリスタでも投稿し始めました。アルファポリス先行です。2023/03/20

[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった

ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン モデル事務所で メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才 中学時代の初恋相手 高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が 突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。 昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき… 夏にピッタリな青春ラブストーリー💕

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

必ず会いに行くから、どうか待っていて

十時(如月皐)
BL
たとえ、君が覚えていなくても。たとえ、僕がすべてを忘れてしまっても。それでもまた、君に会いに行こう。きっと、きっと…… 帯刀を許された武士である弥生は宴の席で美しい面差しを持ちながら人形のようである〝ゆきや〟に出会い、彼を自分の屋敷へ引き取った。 生きる事、愛されること、あらゆる感情を教え込んだ時、雪也は弥生の屋敷から出て小さな庵に住まうことになる。 そこに集まったのは、雪也と同じ人の愛情に餓えた者たちだった。 そして彼らを見守る弥生たちにも、時代の変化は襲い掛かり……。 もう一度会いに行こう。時を超え、時代を超えて。 「男子大学生たちの愉快なルームシェア」に出てくる彼らの過去のお話です。詳しくはタグをご覧くださいませ!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...