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たまには唐揚げをたっぷりと
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給料日前である。
「……思ってるよりも食べてないんだよねえ」
魔法少女になってから、躊躇なく外食を食べているから、お金がなくなってるんじゃないかと躊躇していたものの、お金はそこまで減ってない。外食では躊躇なくお金を使うものの、家ではセール品を食べていたり、一回炊いたご飯をいつまでも食べてたりするからだろう。時にはお粥ばかり食べているときもあるから、たしかにいつも思っているよりも食べてない。
胃に優しい生活をしようと思ったら、思っているより食べないんだなあとのんびりと思っていたら、近所に町中華ができた。前に餃子が食べたくて食べたくて仕方なくて出かけた店とはまた別の店だ。
でも。
「……四川料理かあ」
中華料理も場所によってまちまちだ。四川料理は地方柄どうしても辛い料理が中心になってしまい、辛いのが駄目な私は躊躇してしまう。でも。
そこでたっぷりの中華風唐揚げを見ると、途端に口の中がダラダラよだれ塗れになる。
アパートだと揚げ物は油の跳ね返りが怖くってなかなかつくることができない。オイルフライヤーみたいなひとり暮らしでも揚げ物をガツガツできる便利道具もあるんだけど、ひとり暮らしでこんなん買うのかという躊躇と、胃が無事なときじゃないとつくれないという健康上の問題で、未だに手を出してない。
なにより、中華風唐揚げっておいしいけれどどうやってつくっているのかいまいちわからないのだ。
「ああ、おいしそう……」
私が口の中をうっとりとさせているときだった。
「ナナ様、闇妖精ですの!」
「またぁ?」
「はい、またですの!」
「最近出た魔法少女さんもいるのにぃ」
「そんな意地悪言わないでくださいね。テンカ様は夜は稼ぎ時なんですから、闇妖精討伐ばかりできないんですよぉ」
屋台なんだから、そりゃサラリーマンターゲットにするだろう。
「あーあーあーあー……わかりました。わかりましたってばぁ!」
給料もうちょっとで払われるし、帰りに唐揚げ定食くらいは食べたいなあ。私はそう思いながら、タクトを取り出した。
「カレイドスコープ、オープン!」
カレイドナナに変身すると、そのまま現場に直行した。
現場では、今日はウナギみたいな犬みたいなものがビチビチ尻尾を揺らしているのが見えた……いつもは闇妖精って言われてるくらいだから、真っ黒な生き物って感じがするんだけど。今回目の前にいるのはクリーチャーみたいな合成獣っぽくって、生理的に気持ち悪くて思わず腰が引けてしまう。
「なにあれぇ……気持ち悪」
「闇妖精の中でも上位種ですねえ、闇オーラのせいで、生き物が数匹ばかり取り込まれてしまっています」
「なにそれ、まんまクリーチャーじゃない!?」
おのれ闇オーラ。そこまで気持ち悪いことをするのか闇オーラ。犬も平べったい魚もなんだか可哀想に思えてきたけれど、とにかく暴れているのを止めないといけない。
尻尾がビタンビタンとアスファルトの道路を叩くたびに、震動であたりがブルンブルンと揺れる……あれだ、日本の下にはなまずが住んでいて、地震はなまずが引き起こしているとかいう奴だ。
前にテンカさんは、オーラの使い方を私は理解してないって言ってたけど。前に倒した分で、一応カレイドタクトのオーラは溜まっているはず。
私は一度大きくクリーチャーに近付くと、まずは一発タクトで脳天をぶん殴った。
ゴニュン、という反応が返ってくる。
「なっ……!」
「あの闇妖精は、なまずの特性が混ざっているようです……!」
「なまずだから表面ぬめってるのかあ……」
タクトがぬるぬるするのは気持ち悪い。カレイドスコープオーラだけだったら、なんだか足りない気がするし、どうしよう。
私はカレイドタクトを構えて考え込んでいる間。
プン……と卵の濃い匂いがした。
中華風唐揚げは、衣に卵を多めに使っている。卵を多めに使った衣はさくさくしていて、日本の一般的な唐揚げよりも濃いめの味付けがしてあっておいしい。
……食べたいなあ。口の中が唐揚げになる。
カレイドタクトを構えると、私は前のテンカさんの言葉を思い返した。あの人がどうして火をイメージしたのかはわからないけれど。
私がイメージに浮かんだのは風だった。多分だけれど、風はいい匂いも悪いにおいも運んできてくれるからだろう。
タクトをぎゅっと握りしめると、自然と力が湧き出すのがわかる。
「カレイドスコープウィンド……!!」
カレイドタクトから、ぶわりと風が巻き上がったと思ったら、べしゃんっとクリーチャーが打ち上がった。
これならば。
「いい加減に、しなさーいいいいい!!」
私はタクトでもう一度思いっきししばいてから、カレイドタクトを向ける。闇オーラを抜いていくと、みるみるうちに姿は萎んでいき、「わんっ!」と尻尾ふりふりな犬と、どこかの店の水槽で飼われていたのか、ノローンという顔の髭を蓄えたナマズが転がった。
ナマズはどこか水槽に入れてあげたほうがよくないかなあ。キョロキョロと探し回ったけれど埒があかず、仕方がないから噴水の中に入れた。この子ここで暮らせるといいんだけどと気を揉みながら。
「はあ……終わった終わった」
「お疲れ様です」
「もう無理。今日は絶対に唐揚げ食べるから」
「からあげですか?」
リリパスはわかってない顔をしていたけれど、私は気にすることなく、中華料理屋さんを目指すことにした。
目指せ唐揚げ。食べたい唐揚げ。
****
中華料理のこってりとした味はビールによく合うせいか、いつぞやの餃子とチャーハンを食べた店と同じく、どこもかしこも繁盛していた。
私はどれにしようかと迷った末、「唐揚げとニラ玉炒めと中華スープをお願いします」と頼んだ。給料日前だけれど、まあギリギリ出せるお値段だ。
「今日はずいぶんと食べますねえ」
「そう? 写真を撮ってブログにあげなきゃもだし、揚げ物は借家だったら食べられないんだから外で食べるのがルールってもんよ」
「ミュミュウ?」
言っている内に「お待たせしました、お先に中華スープになります」と置いていってくれた。
とろんとしたスープの中には卵。オーソドックスだけど、これがおいしい。ひとくちすすると体の中からあったまる。あと薄い卵って、鍋の中で渦をつくってそこに卵を流してつくるけれど、何故か途中で固まるんだよなあ。
中華スープを堪能していたところで「お待たせしました、ニラ玉炒めと唐揚げになります」とこんもりと唐揚げを載せたお皿とニラ玉炒めを持ってきてくれた。
ニラはひと束はひとり暮らしだとなかなか消化しにくい。一食で食べきるには罪悪感があるし、二日続けてニラを使う料理は地味に難しい。おまけに外で食べるニラ玉炒めはニラの歯ごたえがあって、卵もいい感じにからんで最高だ。
おまけに。
私はサクッと衣のいい音を立てる唐揚げにも手を伸ばす。噛めば肉汁がブワリと出てくる。
「あー……これを食べるために生きてたんだわあ」
「これがからあげですか?」
「うん。鶏肉を揚げてる奴。一応唐揚げ自体も語源がいろいろだし、中華料理の唐揚げも正確には名前がちょっと違うんだけどね」
「中華料理じゃない唐揚げもあるんですか?」
「ラーメンと同じく、唐揚げも日本食にするためにだいぶカスタマイズされてるからねえ」
そう言いながら「熱いよ」とひと言添えながら唐揚げをひとつあげると、リリパスはそれをふうふうと息をかけながら頬張りはじめた……肉汁が出て熱かったらしく、目を白黒させながら「熱いですの熱いですの」と騒ぎ出した。
「あはははは、肉汁は本当に気を付けてね」
「ミュミュウ……」
お冷やを分けてあげつつ、私は中華スープをすすり、唐揚げにかぶりついた。
揚げ物はたまにどうしようもなく、食べたくなるんだよなあと、そう思いながら。
「……思ってるよりも食べてないんだよねえ」
魔法少女になってから、躊躇なく外食を食べているから、お金がなくなってるんじゃないかと躊躇していたものの、お金はそこまで減ってない。外食では躊躇なくお金を使うものの、家ではセール品を食べていたり、一回炊いたご飯をいつまでも食べてたりするからだろう。時にはお粥ばかり食べているときもあるから、たしかにいつも思っているよりも食べてない。
胃に優しい生活をしようと思ったら、思っているより食べないんだなあとのんびりと思っていたら、近所に町中華ができた。前に餃子が食べたくて食べたくて仕方なくて出かけた店とはまた別の店だ。
でも。
「……四川料理かあ」
中華料理も場所によってまちまちだ。四川料理は地方柄どうしても辛い料理が中心になってしまい、辛いのが駄目な私は躊躇してしまう。でも。
そこでたっぷりの中華風唐揚げを見ると、途端に口の中がダラダラよだれ塗れになる。
アパートだと揚げ物は油の跳ね返りが怖くってなかなかつくることができない。オイルフライヤーみたいなひとり暮らしでも揚げ物をガツガツできる便利道具もあるんだけど、ひとり暮らしでこんなん買うのかという躊躇と、胃が無事なときじゃないとつくれないという健康上の問題で、未だに手を出してない。
なにより、中華風唐揚げっておいしいけれどどうやってつくっているのかいまいちわからないのだ。
「ああ、おいしそう……」
私が口の中をうっとりとさせているときだった。
「ナナ様、闇妖精ですの!」
「またぁ?」
「はい、またですの!」
「最近出た魔法少女さんもいるのにぃ」
「そんな意地悪言わないでくださいね。テンカ様は夜は稼ぎ時なんですから、闇妖精討伐ばかりできないんですよぉ」
屋台なんだから、そりゃサラリーマンターゲットにするだろう。
「あーあーあーあー……わかりました。わかりましたってばぁ!」
給料もうちょっとで払われるし、帰りに唐揚げ定食くらいは食べたいなあ。私はそう思いながら、タクトを取り出した。
「カレイドスコープ、オープン!」
カレイドナナに変身すると、そのまま現場に直行した。
現場では、今日はウナギみたいな犬みたいなものがビチビチ尻尾を揺らしているのが見えた……いつもは闇妖精って言われてるくらいだから、真っ黒な生き物って感じがするんだけど。今回目の前にいるのはクリーチャーみたいな合成獣っぽくって、生理的に気持ち悪くて思わず腰が引けてしまう。
「なにあれぇ……気持ち悪」
「闇妖精の中でも上位種ですねえ、闇オーラのせいで、生き物が数匹ばかり取り込まれてしまっています」
「なにそれ、まんまクリーチャーじゃない!?」
おのれ闇オーラ。そこまで気持ち悪いことをするのか闇オーラ。犬も平べったい魚もなんだか可哀想に思えてきたけれど、とにかく暴れているのを止めないといけない。
尻尾がビタンビタンとアスファルトの道路を叩くたびに、震動であたりがブルンブルンと揺れる……あれだ、日本の下にはなまずが住んでいて、地震はなまずが引き起こしているとかいう奴だ。
前にテンカさんは、オーラの使い方を私は理解してないって言ってたけど。前に倒した分で、一応カレイドタクトのオーラは溜まっているはず。
私は一度大きくクリーチャーに近付くと、まずは一発タクトで脳天をぶん殴った。
ゴニュン、という反応が返ってくる。
「なっ……!」
「あの闇妖精は、なまずの特性が混ざっているようです……!」
「なまずだから表面ぬめってるのかあ……」
タクトがぬるぬるするのは気持ち悪い。カレイドスコープオーラだけだったら、なんだか足りない気がするし、どうしよう。
私はカレイドタクトを構えて考え込んでいる間。
プン……と卵の濃い匂いがした。
中華風唐揚げは、衣に卵を多めに使っている。卵を多めに使った衣はさくさくしていて、日本の一般的な唐揚げよりも濃いめの味付けがしてあっておいしい。
……食べたいなあ。口の中が唐揚げになる。
カレイドタクトを構えると、私は前のテンカさんの言葉を思い返した。あの人がどうして火をイメージしたのかはわからないけれど。
私がイメージに浮かんだのは風だった。多分だけれど、風はいい匂いも悪いにおいも運んできてくれるからだろう。
タクトをぎゅっと握りしめると、自然と力が湧き出すのがわかる。
「カレイドスコープウィンド……!!」
カレイドタクトから、ぶわりと風が巻き上がったと思ったら、べしゃんっとクリーチャーが打ち上がった。
これならば。
「いい加減に、しなさーいいいいい!!」
私はタクトでもう一度思いっきししばいてから、カレイドタクトを向ける。闇オーラを抜いていくと、みるみるうちに姿は萎んでいき、「わんっ!」と尻尾ふりふりな犬と、どこかの店の水槽で飼われていたのか、ノローンという顔の髭を蓄えたナマズが転がった。
ナマズはどこか水槽に入れてあげたほうがよくないかなあ。キョロキョロと探し回ったけれど埒があかず、仕方がないから噴水の中に入れた。この子ここで暮らせるといいんだけどと気を揉みながら。
「はあ……終わった終わった」
「お疲れ様です」
「もう無理。今日は絶対に唐揚げ食べるから」
「からあげですか?」
リリパスはわかってない顔をしていたけれど、私は気にすることなく、中華料理屋さんを目指すことにした。
目指せ唐揚げ。食べたい唐揚げ。
****
中華料理のこってりとした味はビールによく合うせいか、いつぞやの餃子とチャーハンを食べた店と同じく、どこもかしこも繁盛していた。
私はどれにしようかと迷った末、「唐揚げとニラ玉炒めと中華スープをお願いします」と頼んだ。給料日前だけれど、まあギリギリ出せるお値段だ。
「今日はずいぶんと食べますねえ」
「そう? 写真を撮ってブログにあげなきゃもだし、揚げ物は借家だったら食べられないんだから外で食べるのがルールってもんよ」
「ミュミュウ?」
言っている内に「お待たせしました、お先に中華スープになります」と置いていってくれた。
とろんとしたスープの中には卵。オーソドックスだけど、これがおいしい。ひとくちすすると体の中からあったまる。あと薄い卵って、鍋の中で渦をつくってそこに卵を流してつくるけれど、何故か途中で固まるんだよなあ。
中華スープを堪能していたところで「お待たせしました、ニラ玉炒めと唐揚げになります」とこんもりと唐揚げを載せたお皿とニラ玉炒めを持ってきてくれた。
ニラはひと束はひとり暮らしだとなかなか消化しにくい。一食で食べきるには罪悪感があるし、二日続けてニラを使う料理は地味に難しい。おまけに外で食べるニラ玉炒めはニラの歯ごたえがあって、卵もいい感じにからんで最高だ。
おまけに。
私はサクッと衣のいい音を立てる唐揚げにも手を伸ばす。噛めば肉汁がブワリと出てくる。
「あー……これを食べるために生きてたんだわあ」
「これがからあげですか?」
「うん。鶏肉を揚げてる奴。一応唐揚げ自体も語源がいろいろだし、中華料理の唐揚げも正確には名前がちょっと違うんだけどね」
「中華料理じゃない唐揚げもあるんですか?」
「ラーメンと同じく、唐揚げも日本食にするためにだいぶカスタマイズされてるからねえ」
そう言いながら「熱いよ」とひと言添えながら唐揚げをひとつあげると、リリパスはそれをふうふうと息をかけながら頬張りはじめた……肉汁が出て熱かったらしく、目を白黒させながら「熱いですの熱いですの」と騒ぎ出した。
「あはははは、肉汁は本当に気を付けてね」
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