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禁書室の殺人は禁術法が適用されるのか否か
古書店の噂
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エイブラムとレイラが路面列車を使って到着したのは、ごくごく普通の繁華街だった。
金物屋や靴屋、小間物屋が並ぶ中で、エイプリル夫妻の営んでいる古書店も見えてきた。
そこは既に町の警備兵たちに閉鎖されていたものの、エイブラムたちの着ているローブの色を見た途端に、中に入れてくれた。
「ごくごく普通の本屋さんですよねえ、ここは……」
レイラは辺りを見渡して首を捻った。
現在主人が亡くなり、夫人が拘束されているため、棚の上には埃が積もってしまっていたが。インクの匂い、黄ばんだ紙の匂いに満ちた、本好きにとってはたまらなく居心地のいい空間が広がっていた。
エイブラムは「ふむふむ」と言いながら、警備兵に尋ねる。
「ここで一時期は禁書を取り扱っていたと、エイプリル夫人からうかがったのだけれど?」
「はい。こちらは既に地元の魔法学院のほうに、禁書の在庫は確認されています」
「ちなみに凶器になった禁書は?」
「こちらは現在警備兵が押収しておりますね」
「それは見せてもらえるかな?」
禁書を確認すると言った瞬間、レイラは強張った。
いくら魔法学院を卒業したからと言って、一般人出身がちょっとやそっとで黒魔法とひとくくりされてしまったものに対する恐怖や畏怖は払拭できるものでもあるまい。
しかしエイブラムは素知らぬ顔で、「できないかな?」と警備兵に確認する。
「はっ、少々お待ちを……」
すぐに警備兵が確認を取りに行ってくれた。
レイラは「先生!」と悲鳴を上げる。
「禁書を開いた途端にご主人亡くなっちゃったんでしょう!? なのにそれを開いて先生が死んじゃったらどうするんですかぁ!?」
「というより、一般人だから、対処できずに死んだだけで、対処したら死ぬもんじゃないさ。酒だって油だって下手な扱いをすれば火事を起こすが、家事をしてたら誰だって使うじゃないか。それと同じさ」
「そうかもしれませんけど……でも先生。ご実家は?」
「萎びた魔法で有名な魔女学の門下だよ。魔女学は解呪師家系の次くらいに呪い避けが多い魔法なんだけどね」
そう言いながら、警備兵が禁書を取りに行っている間に、エイブラムは仕事道具を取り出す。
大きな革張りの鞄の中に入っていたのは、呪い避けの鈴、鐘、束ねたハーブブーケ、鉄のスプーン、などなどだった。
それらを会計をするために使うテーブルに並べて、この辺り一帯を簡易的な呪い避けの部屋へと塗り替えていく。
「一般人も、開きさえしなければ普通に売買できるもんだ。実際に禁術法が発動するまでは、エイプリル夫妻は普通に禁書を売っていただろうが」
「まあ、そうなんですけど……でもでも、今まで普通に売っていたご夫妻が、どうしていきなり禁書を開いた途端に死んじゃったんですかぁ」
「それが不思議だから、内容を確かめたいんじゃないか」
エイブラムとレイラがそう言い合っている間に、警備兵は「ありました」と手袋を嵌めて禁書を持ってきてくれた。
「ありがとう。では中身を確認するから、危ないから外に出たまえ」
「わかりました……しかし、大丈夫ですか?」
「一応眠らせてから開くから、問題はないと思うけど」
警備兵が出て行ったあと、エイブラムは禁書に触れる。
革張りの表紙に、黄ばんだ紙。インクの匂いが漏れて、これだけだと禁書かただの古本かがわからない。表紙カバーがいささかへしゃげてしまっているが、中身自体には問題がなさそうだ。
「普通の本……みたいですね?」
「ああ、これはただ開けばただちに呪いが発動する部類のものではないね。念のため本を寝かしつけてから開くけど」
「寝かしつける……ですか?」
「たまに禁書は開いた途端に呪いが発動するものがあるから、基本的に禁書は寝かしつけてから開くんだよ。魔法使いの施設であったら、あちこちに呪い避けを施してあるからそんな必要はないのだけど。じゃあ寝かそうか」
そう言って、エイブラムは呪い避けの施されたテーブルに禁書を載せて、更にその上にペタンと鉄のアミュレットを載せてから、「じゃあ開くよ」とページを捲った。
……なにも起こらない。
「ええ……これだけじゃ、なにがなんだかわからないじゃないですか。このままじゃエイプリルさんの容疑も晴れませんし、どうしてご主人が亡くなったかわからないじゃないですか」
「まあ落ち着きたまえよ」
エイブラムは小瓶を取り出すと、慎重に掛けはじめた。妖精の羽の鱗粉である。それを羽箒で落とすと、光って文字が浮き出す。
「わあ! これなんですか?」
「開いたときになにが起こったのかを、探索妖精の鱗粉を使って確認しているんだよ……ふむ。これは相当に不幸な事故だ」
「事故……ですか? この本自体には問題がなかったのでは」
「いや、禁書の内容自体は、これはただのラブレターだったんだけれど。問題はこれは本当だったら普通の方法では開かないよう細工がされていたんだよ」
「細工……? でも今、普通に開けてますよね……」
「ご主人が開いたせいで、呪いが発動してしまったからだよ」
それにレイラは言葉を失う。
「これはただ、恋人以外が読むことがないように封印の魔法が施されていた。ただ本自体が経年劣化をしていたせいで、封印に使っていた魔道具が壊れてしまったんだね。ほら、表紙カバーがへしゃげているだろう? これは魔道具が壊れてしまった跡だよ」
「ああ……古本ですから、ただの経年劣化でカバーが傷んだんだとばかり思ってましたけど……」
「おそらく、禁書を魔法学院に寄贈する際に分別作業中に起こった事故だろうさ」
「じゃあ奥さんはなんにも……」
「一応確認したけれど、表紙カバーのへしゃげた跡に細工はない」
妖精の鱗粉が光らせている部分は、ぐしゃぐしゃに歪んでいる。
もし壊れるように細工を施す場合、切り口は真っ直ぐになるはずだが、この歪みは故意にはつくり出せそうもない。
「よかった……これであとは奥さんの身辺調査で、奥さんの無実は証明できますね」
「そうだね……。生命保険の問題さえ、特定できれば……」
レイラは心底ほっとしているが、まだエイブラムの鈍色の瞳には、安堵の色は宿っていなかった。
羽箒で妖精の鱗粉を取り去ってから、警備兵に禁書を返却すると、ふたりは夫妻の聞き込みへと赴いた。
****
「魔法使いですか? エイプリルさん家に本を持ち込むような」
「心当たりはあるかい?」
「んー……基本的に魔法学院の生徒さんたちも、休みの日以外は町まで出てきませんし。もし古書を買うにしても、こんな一般人の町よりも専門書店があるでしょうし」
「ありがとう」
聞き込みをしても、エイプリル夫妻の古書店の利用者は、ほぼ一般人だった。
とかく魔法には金がかかり、破産寸前の魔法使いたちが、せめてもの生活の足しに持ち本を売り払うような急用でない限りは、魔法使いが本の販売に来ることはないようだった。
「本当にエイプリルさん家に禁書が回ってくるのは稀だったみたいですね……これで無実ってことにはならないんでしょうか」
「そうだねえ……本当だったらそうしたいところなんだけど」
「先生はいったいなにをそんなに引っかかってるんですかぁ……」
レイラはあのしくしくと泣いていたエイプリルの無実を信じ、早く彼女を釈放してあげたいようだったが。
まだエイブラムは引っかかることがあるらしく、顎に手を当て考え込んでいる。
「……恋文を売り払うって、どんな状態だと思う? ましてや呪いがかかってる」
「ああ……もしかして、その本の入手に問題があったのではと?」
「というよりもだねえ。魔法使いじゃなかったら開けられなかっただけで、あれは彼女の持ち物だったんじゃないかと思ったんだよ」
「ええ……」
「君も内容を見ただろう? あれはラブレターだ。外装が派手な上に魔道具が付いていただけで、あれは売る価値なんてない。商売をしていたんだったら、ご主人もいくらなんでも日記を買い取るような真似なんてしないはずなんだよ。開けられなかったとはいえどね」
「つまりは……あのラブレターの詳細を掴めない限りは……」
「……奥さんの無実を確定してあげられないんだよ。しかしこれ、持ち主だった奥さんに聞けない以上は、書いた張本人を探さないといけないけど、どうやって探し出したものか」
「先生、魔法使いだったら使い魔とかいないんですかあ? 犬とか、猫とか」
「うちの魔法執政館に、使い魔連れてこられないだろ。紙束だらけなのに。でもそうか……嗅覚……うーん」
エイブラムは自身の鞄を開いた。
「なにするんですか?」
「少しくらいならば俺も召喚術が使えるからね。これでちょっと呼び出して探してみるさ」
レイラの問いかけに、エイブラムは軽くウィンクした。
金物屋や靴屋、小間物屋が並ぶ中で、エイプリル夫妻の営んでいる古書店も見えてきた。
そこは既に町の警備兵たちに閉鎖されていたものの、エイブラムたちの着ているローブの色を見た途端に、中に入れてくれた。
「ごくごく普通の本屋さんですよねえ、ここは……」
レイラは辺りを見渡して首を捻った。
現在主人が亡くなり、夫人が拘束されているため、棚の上には埃が積もってしまっていたが。インクの匂い、黄ばんだ紙の匂いに満ちた、本好きにとってはたまらなく居心地のいい空間が広がっていた。
エイブラムは「ふむふむ」と言いながら、警備兵に尋ねる。
「ここで一時期は禁書を取り扱っていたと、エイプリル夫人からうかがったのだけれど?」
「はい。こちらは既に地元の魔法学院のほうに、禁書の在庫は確認されています」
「ちなみに凶器になった禁書は?」
「こちらは現在警備兵が押収しておりますね」
「それは見せてもらえるかな?」
禁書を確認すると言った瞬間、レイラは強張った。
いくら魔法学院を卒業したからと言って、一般人出身がちょっとやそっとで黒魔法とひとくくりされてしまったものに対する恐怖や畏怖は払拭できるものでもあるまい。
しかしエイブラムは素知らぬ顔で、「できないかな?」と警備兵に確認する。
「はっ、少々お待ちを……」
すぐに警備兵が確認を取りに行ってくれた。
レイラは「先生!」と悲鳴を上げる。
「禁書を開いた途端にご主人亡くなっちゃったんでしょう!? なのにそれを開いて先生が死んじゃったらどうするんですかぁ!?」
「というより、一般人だから、対処できずに死んだだけで、対処したら死ぬもんじゃないさ。酒だって油だって下手な扱いをすれば火事を起こすが、家事をしてたら誰だって使うじゃないか。それと同じさ」
「そうかもしれませんけど……でも先生。ご実家は?」
「萎びた魔法で有名な魔女学の門下だよ。魔女学は解呪師家系の次くらいに呪い避けが多い魔法なんだけどね」
そう言いながら、警備兵が禁書を取りに行っている間に、エイブラムは仕事道具を取り出す。
大きな革張りの鞄の中に入っていたのは、呪い避けの鈴、鐘、束ねたハーブブーケ、鉄のスプーン、などなどだった。
それらを会計をするために使うテーブルに並べて、この辺り一帯を簡易的な呪い避けの部屋へと塗り替えていく。
「一般人も、開きさえしなければ普通に売買できるもんだ。実際に禁術法が発動するまでは、エイプリル夫妻は普通に禁書を売っていただろうが」
「まあ、そうなんですけど……でもでも、今まで普通に売っていたご夫妻が、どうしていきなり禁書を開いた途端に死んじゃったんですかぁ」
「それが不思議だから、内容を確かめたいんじゃないか」
エイブラムとレイラがそう言い合っている間に、警備兵は「ありました」と手袋を嵌めて禁書を持ってきてくれた。
「ありがとう。では中身を確認するから、危ないから外に出たまえ」
「わかりました……しかし、大丈夫ですか?」
「一応眠らせてから開くから、問題はないと思うけど」
警備兵が出て行ったあと、エイブラムは禁書に触れる。
革張りの表紙に、黄ばんだ紙。インクの匂いが漏れて、これだけだと禁書かただの古本かがわからない。表紙カバーがいささかへしゃげてしまっているが、中身自体には問題がなさそうだ。
「普通の本……みたいですね?」
「ああ、これはただ開けばただちに呪いが発動する部類のものではないね。念のため本を寝かしつけてから開くけど」
「寝かしつける……ですか?」
「たまに禁書は開いた途端に呪いが発動するものがあるから、基本的に禁書は寝かしつけてから開くんだよ。魔法使いの施設であったら、あちこちに呪い避けを施してあるからそんな必要はないのだけど。じゃあ寝かそうか」
そう言って、エイブラムは呪い避けの施されたテーブルに禁書を載せて、更にその上にペタンと鉄のアミュレットを載せてから、「じゃあ開くよ」とページを捲った。
……なにも起こらない。
「ええ……これだけじゃ、なにがなんだかわからないじゃないですか。このままじゃエイプリルさんの容疑も晴れませんし、どうしてご主人が亡くなったかわからないじゃないですか」
「まあ落ち着きたまえよ」
エイブラムは小瓶を取り出すと、慎重に掛けはじめた。妖精の羽の鱗粉である。それを羽箒で落とすと、光って文字が浮き出す。
「わあ! これなんですか?」
「開いたときになにが起こったのかを、探索妖精の鱗粉を使って確認しているんだよ……ふむ。これは相当に不幸な事故だ」
「事故……ですか? この本自体には問題がなかったのでは」
「いや、禁書の内容自体は、これはただのラブレターだったんだけれど。問題はこれは本当だったら普通の方法では開かないよう細工がされていたんだよ」
「細工……? でも今、普通に開けてますよね……」
「ご主人が開いたせいで、呪いが発動してしまったからだよ」
それにレイラは言葉を失う。
「これはただ、恋人以外が読むことがないように封印の魔法が施されていた。ただ本自体が経年劣化をしていたせいで、封印に使っていた魔道具が壊れてしまったんだね。ほら、表紙カバーがへしゃげているだろう? これは魔道具が壊れてしまった跡だよ」
「ああ……古本ですから、ただの経年劣化でカバーが傷んだんだとばかり思ってましたけど……」
「おそらく、禁書を魔法学院に寄贈する際に分別作業中に起こった事故だろうさ」
「じゃあ奥さんはなんにも……」
「一応確認したけれど、表紙カバーのへしゃげた跡に細工はない」
妖精の鱗粉が光らせている部分は、ぐしゃぐしゃに歪んでいる。
もし壊れるように細工を施す場合、切り口は真っ直ぐになるはずだが、この歪みは故意にはつくり出せそうもない。
「よかった……これであとは奥さんの身辺調査で、奥さんの無実は証明できますね」
「そうだね……。生命保険の問題さえ、特定できれば……」
レイラは心底ほっとしているが、まだエイブラムの鈍色の瞳には、安堵の色は宿っていなかった。
羽箒で妖精の鱗粉を取り去ってから、警備兵に禁書を返却すると、ふたりは夫妻の聞き込みへと赴いた。
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「魔法使いですか? エイプリルさん家に本を持ち込むような」
「心当たりはあるかい?」
「んー……基本的に魔法学院の生徒さんたちも、休みの日以外は町まで出てきませんし。もし古書を買うにしても、こんな一般人の町よりも専門書店があるでしょうし」
「ありがとう」
聞き込みをしても、エイプリル夫妻の古書店の利用者は、ほぼ一般人だった。
とかく魔法には金がかかり、破産寸前の魔法使いたちが、せめてもの生活の足しに持ち本を売り払うような急用でない限りは、魔法使いが本の販売に来ることはないようだった。
「本当にエイプリルさん家に禁書が回ってくるのは稀だったみたいですね……これで無実ってことにはならないんでしょうか」
「そうだねえ……本当だったらそうしたいところなんだけど」
「先生はいったいなにをそんなに引っかかってるんですかぁ……」
レイラはあのしくしくと泣いていたエイプリルの無実を信じ、早く彼女を釈放してあげたいようだったが。
まだエイブラムは引っかかることがあるらしく、顎に手を当て考え込んでいる。
「……恋文を売り払うって、どんな状態だと思う? ましてや呪いがかかってる」
「ああ……もしかして、その本の入手に問題があったのではと?」
「というよりもだねえ。魔法使いじゃなかったら開けられなかっただけで、あれは彼女の持ち物だったんじゃないかと思ったんだよ」
「ええ……」
「君も内容を見ただろう? あれはラブレターだ。外装が派手な上に魔道具が付いていただけで、あれは売る価値なんてない。商売をしていたんだったら、ご主人もいくらなんでも日記を買い取るような真似なんてしないはずなんだよ。開けられなかったとはいえどね」
「つまりは……あのラブレターの詳細を掴めない限りは……」
「……奥さんの無実を確定してあげられないんだよ。しかしこれ、持ち主だった奥さんに聞けない以上は、書いた張本人を探さないといけないけど、どうやって探し出したものか」
「先生、魔法使いだったら使い魔とかいないんですかあ? 犬とか、猫とか」
「うちの魔法執政館に、使い魔連れてこられないだろ。紙束だらけなのに。でもそうか……嗅覚……うーん」
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