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入学式
のっぽ君と海豚の抱き枕
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アーロンはイチロウの真似をして二人が見えなくなるまで寮の前で見送ろうとしたのだが、タイスケとマーリーに早く中へ入ってくれないと帰れないと言われ、タイスケに背中を押される様にして中へ入らされた。
「大丈夫、おいら早足で帰るから、心配しないで寝て下さい!」
「分かった、分かったよ」
で、中に入ってからアーロンは思い出した。
(あ、明日の朝食一緒にとろうって誘おうと思ってたのに)
慌ててドアを開けたが、もう二人は遥遠くに居た。早足でと言ったのは口だけでは無かった様だ。マーリーの背の高い後ろ姿がちらっと見えるのみ。そんなに急いで帰りたかったのなら、遅らせて悪かったと思ってしまう。呼び止めるのは無理そうなので諦めてドアを閉める。
(はあ、失敗。大失敗)
とぼとぼと自室に戻ろうとすると、「あの」と声を掛けられた。
男爵家の寮は入って直ぐの所に、ソファや椅子が置いてある。丁度時間的に夕食から戻った生徒達がそこで寛いでいる様だった。
話し掛けて来たのはひょろっとした少年だった。顔にそばかすが沢山浮いていて見上げるように背が高い。この、のっぽ君何だか見覚えがある気がする、とアーロンは記憶を遡ってみて、そういえば夕方火の国の寮へ行こうとした時に話し掛けたそうな素振りを見せていた子が居た、同じクラスの生徒だ、と思い出した。
「あの、同じクラスのイアン。その、君、夕食の時、居なかった。から……」
「あ、うん。友達の寮に招待されたので」
「そう。それで、寮の使い方の説明を先輩から受けたけど、君は聞いてないので、待ってた」
「え、そうだったの? ありがとう。あ、僕、アーロンです」
にこっとすると、イアンは恥ずかしそうにもじもじとしてから、辺りを手で示した。
「ここが談話室」
「うん」
(やっぱ、ここがそうなんだ。伯爵家の寮みたいに別には無いんだ)
「あのお茶は自由に飲んで良い」
「分かった」
「あっちの奥が寮監の先生の部屋。何かあったら、あそこへ行けば良い。具合が悪くなった時とか。外泊する時の届出の書類はあそこ、それに記入してあの先生の部屋の前に箱がある」
「うん」
「外泊予定の一週間前迄にあそこに入れておく」
「分かった」
「次は地下」
「うん」
階段へ向かって歩き出すと、談話室に居た生徒達がイアンに話し掛けて来る。
「よお、イアン、戻って来るのか?」
「ううん。このまま寝る」
「おお、分かった。じゃ、また明日な」
「また明日」
イアンが生徒達に手を振って別れを告げるので、アーロンは何となしに彼等に会釈しながらついて行く。おおとかいう声や、こちらをちらちら見ながらこそこそ喋っている様子が気になるが、仕方が無い。今日彼等は、夕食時に交流を深めたのだろうから。そこに居なかった自分がまだ余所者扱いされてしまうのは分かる。
階段を降りて直ぐの部屋でイアンが立ち止まる。
「こっちが給湯室で、こっちが洗濯室」
給湯室と言われた小部屋を覗いてみる。
「部屋でお茶を飲みたい時にはここでお湯が貰える。ポットは自分で用意しないといけない」
「分かった」
「こっちは洗濯室、後で自分の部屋で見て、箪笥の中に麻袋が入っている。それに洗濯して欲しい物を入れて、ここに持って来る。洗濯して欲しい物を入れておく箱。これが一年生の箱」
蓋の閉まる大きめの箱が三つあった。イアンが開けてくれたのを見ると、既に麻袋が幾つか入っていた。
「うん」
「綺麗になったのは部屋番号が書いてある棚に入れておいてくれる」
「へえ」
部屋番号が書かれた棚が沢山並んでいる様は壮観だった。それだけの数の生徒がこの寮で暮らしているという事だろう。扉が付き鍵が掛かっている。
「鍵は部屋と同じ。洗濯は基本朝食を食べに行く前に出すと、夕食後には出来る。あまり溜め込むと、時間が掛かる」
「分かった」
(溜め込まないで小まめに洗濯に出すようにしよう。そんなに着替えは持ってないし)
「最後は三階」
寮は三階建てで、一階が二年生、二階が三年生、三階が一年生だ。建物の作りとして、二階が一番天井が高く、三階は天井が低めになっている為、この配置になっているという。
「301号室が一年生の寮長の部屋。今日はもう寝たみたい、明日紹介する」
「うん、ありがとう」
イアンがまた歩き出したのでついて行く、アーロンの部屋の方へ向かっている。
「後は、部屋の掃除は一週間に一回だけ、毎週月曜日だけなんだって。信じられないよね? タオルとかはその時に一週間分置いて行ってくれるらしいけど」
と、嫌そうに頭を振りながらイアンは話したが、アーロンは掃除してくれるんだと別の意味で驚いていた。家では自分で掃除していたから、一週間に一度でも他の人がやってくれるならありがたい。
「消灯は夜二十二時。それを過ぎると廊下とか真っ暗。寮の入り口も閉まる」
「分かった」
「ここが僕の部屋」
「あ」
見るとアーロンの隣の部屋だった。
「隣の部屋?」
「うん」
(そっか、だから説明してくれたのか)
「ありがとう」
「どういたしまして。それと」
「うん?」
「明日、朝食一緒に行く? 他の人と約束した?」
「行く! 誰とも約束してない!」
「良かった。明日の朝、六時にここ、部屋の前。少し早いかもしれないけど、初めてだから」
「うん! 分かった」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
イアンの顔はだいぶ上にある。のっぽのイアンと約束してアーロンは自室に入った。
☆
風呂に入り、寝巻きに着替えて髪の毛を拭きながらベッドに腰掛けたアーロンは一息吐く。
「ふー。今日は色んな事があったー」
両手を万歳の格好で上に上げてそのまま後ろに倒れ込んだ。
「頭乾かすのめんどくさい。このまま寝ちゃおうかな」
もぞもぞとベッドに上がり、枕に頭をのせる。部屋の灯を消そうとして、あ、と思い出した。
「あれ、出さなきゃ」
まだ荷物を出し切っていないトランクの所へ行き、一番大事な物を引っ張り出した。
ぎゅうぎゅうに押し込まれていたそれを広げて軽く叩きながら形を整える。抱き枕だ。潰れてくたくたになっている。出掛ける前に出しておくんだったと後悔した。
抱き枕は三番目の兄ケビンがまだアーロンが幼い頃にくれたもので、海豚の形をしている。海豚をアーロンは実際に見た事は無いけれど、絵本で見て知っていた。気に入って大事にして、ずっと一緒に寝ている。家を出る時に持って来た物は必要最低限だ。着替えだって何枚もある訳ではない。けれど此れだけはどうしてもと思って、詰めて来た。
抱きついて部屋の灯を消して寝る体制に入る。まだ新しい部屋には慣れないけど、これがあるだけで落ち着く。
目を瞑って暫くじっとしていたけれど、全然眠れない。目が冴えて、頭の中で色んな出来事がぐるぐる回っているような気がする。今日会った人との会話が断続的に思い出される。「私が真ん中かい?」と言ってくすくす笑うライム先輩とか、講堂の場所が分からなくてもう一度花園に戻った時に「入学式のか?」と言った王太子の顔とか。
(あの顔は絶対に呆れてた。でも殿下助けてくれたからな……)
王太子を思い出すと、あの鍵をくれたケビンを思い出した。
(三の兄上は、もう! もうー!)
ぎゅうっと抱き枕を抱き潰しても怒りが収まらない。
(僕の事、置いてっちゃうし、火の国の二人の話は聞いてないし、もうもう!)
今度会ったら、最初は無視して、その後は我儘を沢山言ってやろうと心に決める。会いに来るって言っていたから、行けなかった王都観光に付き合って貰って、山程奢らせてやるんだと考えて、もう一人の兄が心配になった。
(二の兄上、どうしたんだろうか?)
いつもいい加減な三番目の兄ケビンと違って、二番目の兄ジェフはしっかりしている。余り目立たず影が薄いと家族には揶揄われていたが、困った時に皆が頼りにするのはジェフだった。ジェフならケビンと違って、何があっても大丈夫だと思うが、いつもとは様子が違ったような気もする。
(それにしても……眠れない。あ、そうだ。あれをすれば眠れるかも)
アーロンはぎゅっと抱き付いていた抱き枕に意識して股間を押し当てた。そのままの姿勢で上に下に擦り付けるようにすると、何とも言えない快感を得られる。
(ふう。ん……、んっ………)
夢中になって快感を追って暫くして、出そうになったところで止める。
「はあ、はあ、はあ」
息が荒く、心臓がばくばくしている。落ち着くのを待っていると、段々と眠気が襲ってきた。それに満足してそのまま眠りに落ちた。
「大丈夫、おいら早足で帰るから、心配しないで寝て下さい!」
「分かった、分かったよ」
で、中に入ってからアーロンは思い出した。
(あ、明日の朝食一緒にとろうって誘おうと思ってたのに)
慌ててドアを開けたが、もう二人は遥遠くに居た。早足でと言ったのは口だけでは無かった様だ。マーリーの背の高い後ろ姿がちらっと見えるのみ。そんなに急いで帰りたかったのなら、遅らせて悪かったと思ってしまう。呼び止めるのは無理そうなので諦めてドアを閉める。
(はあ、失敗。大失敗)
とぼとぼと自室に戻ろうとすると、「あの」と声を掛けられた。
男爵家の寮は入って直ぐの所に、ソファや椅子が置いてある。丁度時間的に夕食から戻った生徒達がそこで寛いでいる様だった。
話し掛けて来たのはひょろっとした少年だった。顔にそばかすが沢山浮いていて見上げるように背が高い。この、のっぽ君何だか見覚えがある気がする、とアーロンは記憶を遡ってみて、そういえば夕方火の国の寮へ行こうとした時に話し掛けたそうな素振りを見せていた子が居た、同じクラスの生徒だ、と思い出した。
「あの、同じクラスのイアン。その、君、夕食の時、居なかった。から……」
「あ、うん。友達の寮に招待されたので」
「そう。それで、寮の使い方の説明を先輩から受けたけど、君は聞いてないので、待ってた」
「え、そうだったの? ありがとう。あ、僕、アーロンです」
にこっとすると、イアンは恥ずかしそうにもじもじとしてから、辺りを手で示した。
「ここが談話室」
「うん」
(やっぱ、ここがそうなんだ。伯爵家の寮みたいに別には無いんだ)
「あのお茶は自由に飲んで良い」
「分かった」
「あっちの奥が寮監の先生の部屋。何かあったら、あそこへ行けば良い。具合が悪くなった時とか。外泊する時の届出の書類はあそこ、それに記入してあの先生の部屋の前に箱がある」
「うん」
「外泊予定の一週間前迄にあそこに入れておく」
「分かった」
「次は地下」
「うん」
階段へ向かって歩き出すと、談話室に居た生徒達がイアンに話し掛けて来る。
「よお、イアン、戻って来るのか?」
「ううん。このまま寝る」
「おお、分かった。じゃ、また明日な」
「また明日」
イアンが生徒達に手を振って別れを告げるので、アーロンは何となしに彼等に会釈しながらついて行く。おおとかいう声や、こちらをちらちら見ながらこそこそ喋っている様子が気になるが、仕方が無い。今日彼等は、夕食時に交流を深めたのだろうから。そこに居なかった自分がまだ余所者扱いされてしまうのは分かる。
階段を降りて直ぐの部屋でイアンが立ち止まる。
「こっちが給湯室で、こっちが洗濯室」
給湯室と言われた小部屋を覗いてみる。
「部屋でお茶を飲みたい時にはここでお湯が貰える。ポットは自分で用意しないといけない」
「分かった」
「こっちは洗濯室、後で自分の部屋で見て、箪笥の中に麻袋が入っている。それに洗濯して欲しい物を入れて、ここに持って来る。洗濯して欲しい物を入れておく箱。これが一年生の箱」
蓋の閉まる大きめの箱が三つあった。イアンが開けてくれたのを見ると、既に麻袋が幾つか入っていた。
「うん」
「綺麗になったのは部屋番号が書いてある棚に入れておいてくれる」
「へえ」
部屋番号が書かれた棚が沢山並んでいる様は壮観だった。それだけの数の生徒がこの寮で暮らしているという事だろう。扉が付き鍵が掛かっている。
「鍵は部屋と同じ。洗濯は基本朝食を食べに行く前に出すと、夕食後には出来る。あまり溜め込むと、時間が掛かる」
「分かった」
(溜め込まないで小まめに洗濯に出すようにしよう。そんなに着替えは持ってないし)
「最後は三階」
寮は三階建てで、一階が二年生、二階が三年生、三階が一年生だ。建物の作りとして、二階が一番天井が高く、三階は天井が低めになっている為、この配置になっているという。
「301号室が一年生の寮長の部屋。今日はもう寝たみたい、明日紹介する」
「うん、ありがとう」
イアンがまた歩き出したのでついて行く、アーロンの部屋の方へ向かっている。
「後は、部屋の掃除は一週間に一回だけ、毎週月曜日だけなんだって。信じられないよね? タオルとかはその時に一週間分置いて行ってくれるらしいけど」
と、嫌そうに頭を振りながらイアンは話したが、アーロンは掃除してくれるんだと別の意味で驚いていた。家では自分で掃除していたから、一週間に一度でも他の人がやってくれるならありがたい。
「消灯は夜二十二時。それを過ぎると廊下とか真っ暗。寮の入り口も閉まる」
「分かった」
「ここが僕の部屋」
「あ」
見るとアーロンの隣の部屋だった。
「隣の部屋?」
「うん」
(そっか、だから説明してくれたのか)
「ありがとう」
「どういたしまして。それと」
「うん?」
「明日、朝食一緒に行く? 他の人と約束した?」
「行く! 誰とも約束してない!」
「良かった。明日の朝、六時にここ、部屋の前。少し早いかもしれないけど、初めてだから」
「うん! 分かった」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
イアンの顔はだいぶ上にある。のっぽのイアンと約束してアーロンは自室に入った。
☆
風呂に入り、寝巻きに着替えて髪の毛を拭きながらベッドに腰掛けたアーロンは一息吐く。
「ふー。今日は色んな事があったー」
両手を万歳の格好で上に上げてそのまま後ろに倒れ込んだ。
「頭乾かすのめんどくさい。このまま寝ちゃおうかな」
もぞもぞとベッドに上がり、枕に頭をのせる。部屋の灯を消そうとして、あ、と思い出した。
「あれ、出さなきゃ」
まだ荷物を出し切っていないトランクの所へ行き、一番大事な物を引っ張り出した。
ぎゅうぎゅうに押し込まれていたそれを広げて軽く叩きながら形を整える。抱き枕だ。潰れてくたくたになっている。出掛ける前に出しておくんだったと後悔した。
抱き枕は三番目の兄ケビンがまだアーロンが幼い頃にくれたもので、海豚の形をしている。海豚をアーロンは実際に見た事は無いけれど、絵本で見て知っていた。気に入って大事にして、ずっと一緒に寝ている。家を出る時に持って来た物は必要最低限だ。着替えだって何枚もある訳ではない。けれど此れだけはどうしてもと思って、詰めて来た。
抱きついて部屋の灯を消して寝る体制に入る。まだ新しい部屋には慣れないけど、これがあるだけで落ち着く。
目を瞑って暫くじっとしていたけれど、全然眠れない。目が冴えて、頭の中で色んな出来事がぐるぐる回っているような気がする。今日会った人との会話が断続的に思い出される。「私が真ん中かい?」と言ってくすくす笑うライム先輩とか、講堂の場所が分からなくてもう一度花園に戻った時に「入学式のか?」と言った王太子の顔とか。
(あの顔は絶対に呆れてた。でも殿下助けてくれたからな……)
王太子を思い出すと、あの鍵をくれたケビンを思い出した。
(三の兄上は、もう! もうー!)
ぎゅうっと抱き枕を抱き潰しても怒りが収まらない。
(僕の事、置いてっちゃうし、火の国の二人の話は聞いてないし、もうもう!)
今度会ったら、最初は無視して、その後は我儘を沢山言ってやろうと心に決める。会いに来るって言っていたから、行けなかった王都観光に付き合って貰って、山程奢らせてやるんだと考えて、もう一人の兄が心配になった。
(二の兄上、どうしたんだろうか?)
いつもいい加減な三番目の兄ケビンと違って、二番目の兄ジェフはしっかりしている。余り目立たず影が薄いと家族には揶揄われていたが、困った時に皆が頼りにするのはジェフだった。ジェフならケビンと違って、何があっても大丈夫だと思うが、いつもとは様子が違ったような気もする。
(それにしても……眠れない。あ、そうだ。あれをすれば眠れるかも)
アーロンはぎゅっと抱き付いていた抱き枕に意識して股間を押し当てた。そのままの姿勢で上に下に擦り付けるようにすると、何とも言えない快感を得られる。
(ふう。ん……、んっ………)
夢中になって快感を追って暫くして、出そうになったところで止める。
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