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8章 未来への布石
8章6話 祝福 *
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【新帝国歴1140年6月13日 エックハルト】
エックハルトが彼女を見つけたのは、ランデフェルト公宮の中庭だった。
初めて足を踏み入れるものには広い宮殿だが、慣れてみると大したことはない。人生のほとんどの時間をこの宮殿で過ごし、立ち働いてきたエックハルトには、全ての場所が自分の家の庭のようなもの、あるいは自分の身体の延長のようなものだった。
だからこの時も、ヴィルヘルミーナがこの中庭にいるような気が、彼にはしていたのだった。
「ヴィルヘルミーナ様」
中庭の大きな木の前に立ち尽くし、それを見上げていたヴィルヘルミーナ。少し離れた場所から、エックハルトは彼女に声を掛ける。
「……エックハルト様」
「膝掛けをお持ちしました。お使いください、よろしければ」
それによって、自然とヴィルヘルミーナをベンチの方に促し、話し込む態勢に入る。すでに初夏なのに夕方が近づくと空気が冷たくなってくる、そんな奇妙な年だった。
「……お優しいですのね、エックハルト様は。いつでも、昔から」
どこか遠慮がちに、ヴィルヘルミーナは口を開く。その口調はいかにも悄然としていて、普段は活力に溢れたこの娘の様子がおかしいというアリーシャの見立ては間違っていないようだ。これにはエックハルトは敢えて眉を吊り上げ、怪訝そうに聞き返すことにする。
「そうでしょうか?」
「だって。……あの例の、婚約解消の時も。それから、ずっと以前から。リヒャルト様と対立するわたくしの方の肩を、いつでも持っていましたわね、エックハルト様は」
「ああ、それは」
一度言葉を切って、それからエックハルトは続ける。
「悪い衛兵と、良い衛兵の話を知っていますか?」
「なんですの、それ?」
「二人の衛兵が宝を盗んだ泥棒を捕まえたが、その泥棒は宝の在処を頑として吐かない。二人は一計を案じた。一方が泥棒を執拗に責め立て、彼の反感を煽る。一方がそれを諫めて諭し、泥棒が彼に心を許すように画策する。そうして、泥棒は良い衛兵に宝の在処を打ち明ける。そういう人心収攬術のことですよ」
「……つまり。わたくし、お二人から泥棒扱いされていたってことですの?!」
ヴィルヘルミーナは声を上げ、エックハルトは笑う。
「さて、どうでしょうか」
「おかしいですわ。それでしたら、私はリヒャルト様に絆されるのでないと、作戦として成立しませんもの」
「私のような召使が一方的にあなたを責め立てたところで、逆に私が罰せられるだけの気がしますがね」
「それは聞き捨てなりませんわね。ご自身を過小評価しすぎですわ、エックハルト様」
この喩え話には何の意味もない、ただの軽口で冗談なのだと、彼女も理解しただろう、そうエックハルトは考える。だが、ヴィルヘルミーナは溜息を吐くと、続けてこんなことを言い出すのだ。
「わたくし、幼い頃は両親にこう言ったものです。リヒャルト様とも、それから他の偉い方々とも、結婚なんてしたくないと。妃となるために、こんなに大変なお勉強をしなければならないのであれば。それぐらいだったら、エックハルト様と結婚する、と」
「……それは」
エックハルトは苦笑するが、それから少し考え込んでしまう。
子供を大人の事情で無用に傷つけることへの嫌悪感。それがあってエックハルトの彼女への接し方は、他の者たちとはおそらく違っていた。幼い頃の彼女にとって、それが一種の支えとなることもあったかもしれない。
しかし、ヴィルヘルミーナが本当に求めていたのは、そんな頼りない支えではないだろう。彼女は自分の人生でそれを見出して、それに向けて歩んで、獲得して来たし、今彼女の心にあるのは、自分などではないはずだ。
それなのに今の言葉。愛の告白だとすると突然過ぎてさすがのエックハルトも驚くが、そんな雰囲気ではない。昔話をしたいのか、何かを聞いてほしいのか。
やっぱりヴィルヘルミーナの様子はおかしい。今まで彼女が獲得して来た声望や名誉を、急に頼りなく考えるような何かがあったということではないのか。
「エックハルト様は、ご結婚はなさいませんの?」
ヴィルヘルミーナは首を傾げて、尋ねる。リヒャルトやアリーシャに訊かれたなら言葉通りには受け取れなかっただろうその質問に、エックハルトは正直に答えることにする。
「考えたことはあります。正直。……彼女が消えてしまってからの数年は。他ならぬ彼女が、それを望んでいたのなら」
ヴィルヘルミーナは少し目を細め、それからエックハルトの顔を見つめるが、その彼女が誰なのか、尋ねることはしない。エックハルトも敢えて説明をする気はなかった。彼女が誰なのか、それはヴィルヘルミーナには関係のないことだ。
「……だけど、どうしてもそんな気にはなれなかった。いつかは気が変わるのか……変わらなくてもいいのかもしれない。変わることなど望んではいない。彼女のことを覚えていられなくなること、その方が怖い。彼女を忘れれば、彼女が教えてくれた人間の心すら、きっと僕は手放してしまう。僕が忘れたら、きっと彼女はこの世界から消えてしまう。彼女は最初から……。そうなったら、僕は」
「……エックハルト様?」
いつの間にかエックハルトは、俯いて、掠れた低い声で、自分自身に向かって呟いていた。顔を上げたエックハルトの目に映ったのは、ヴィルヘルミーナの怪訝な顔だ。
今度は、自分の様子の方がおかしかったようだ。エックハルトはそう思い、それから笑うのだ。
「私はね。恋を知っていると思っていた。惚れた腫れたは所詮こういうもの、憂さの多い人生の中での暇潰し、いずれは冷める一時の高揚に過ぎないと。でも違っていた」
エックハルトの言葉を、ヴィルヘルミーナは瞬きしながらも真面目な顔で聞いている。こんな話をしても構わないと彼が思えるほどに彼女は大人になって、つまりそれだけの月日が経ってしまったということだ。
「恋とは良いものですね。それが無私の愛に至らなくても、利己的な感情の発露に過ぎなかったとしても。だってそれは、自分がどんな存在なのかを教えてくれる。自分の心の正直な在処を教えてくれる。そうではないですか」
ここで初めて、エックハルトはヴィルヘルミーナに向き直ると、真っ直ぐに見つめる。
「それは、嘘偽りのない魂の形が、自由と解放を求める叫びだ。ひとたびそれを知ってしまえば、身の裡だけに留めておくことはできない。美しさも醜さも、全て白日の下に曝け出してしまう。それらを取り繕い、偽ることなどできない。それなのに、最も弱く惨めな自分自身ですら、それを知るために存在していたと思えるのだから。……そうでしょう」
ここまで言うとエックハルトは立ち上がる。
「ヴィルヘルミーナ様。私はヴィルヘルミーナ様には、私と同じ思いはしてほしくない。どうか、心が生きているうちに。それをご自身で、窒息させることのないように」
それからヴィルヘルミーナの前で屈むと、その手を取り、額を近づけて敬意の仕草をする。それが、未来の頼りなさに怯える彼女のための祝福となるように。
エックハルトの動きに呼応したようにヴィルヘルミーナは立ち上がり、それから顔を覆う。
「エックハルト様。わたくし……わたくし」
エックハルトは立ち止まり、ヴィルヘルミーナを覗き込む。そして、ヴィルヘルミーナは話し始めるのだった。
つまりはこれは、政略結婚の話だった。それが再び持ち上がったのだ。ヴィルヘルミーナと、それからヴォルハイム大公アルトゥル。それから、リヒャルトとアリーシャ、二人の娘のベアトリクスの間で。
その話が彼女に降りかかったのは、今回の訪問の直前、ヴィルヘルミーナがヴォルハイム大公国に滞在していた際のことだった。
エックハルトが彼女を見つけたのは、ランデフェルト公宮の中庭だった。
初めて足を踏み入れるものには広い宮殿だが、慣れてみると大したことはない。人生のほとんどの時間をこの宮殿で過ごし、立ち働いてきたエックハルトには、全ての場所が自分の家の庭のようなもの、あるいは自分の身体の延長のようなものだった。
だからこの時も、ヴィルヘルミーナがこの中庭にいるような気が、彼にはしていたのだった。
「ヴィルヘルミーナ様」
中庭の大きな木の前に立ち尽くし、それを見上げていたヴィルヘルミーナ。少し離れた場所から、エックハルトは彼女に声を掛ける。
「……エックハルト様」
「膝掛けをお持ちしました。お使いください、よろしければ」
それによって、自然とヴィルヘルミーナをベンチの方に促し、話し込む態勢に入る。すでに初夏なのに夕方が近づくと空気が冷たくなってくる、そんな奇妙な年だった。
「……お優しいですのね、エックハルト様は。いつでも、昔から」
どこか遠慮がちに、ヴィルヘルミーナは口を開く。その口調はいかにも悄然としていて、普段は活力に溢れたこの娘の様子がおかしいというアリーシャの見立ては間違っていないようだ。これにはエックハルトは敢えて眉を吊り上げ、怪訝そうに聞き返すことにする。
「そうでしょうか?」
「だって。……あの例の、婚約解消の時も。それから、ずっと以前から。リヒャルト様と対立するわたくしの方の肩を、いつでも持っていましたわね、エックハルト様は」
「ああ、それは」
一度言葉を切って、それからエックハルトは続ける。
「悪い衛兵と、良い衛兵の話を知っていますか?」
「なんですの、それ?」
「二人の衛兵が宝を盗んだ泥棒を捕まえたが、その泥棒は宝の在処を頑として吐かない。二人は一計を案じた。一方が泥棒を執拗に責め立て、彼の反感を煽る。一方がそれを諫めて諭し、泥棒が彼に心を許すように画策する。そうして、泥棒は良い衛兵に宝の在処を打ち明ける。そういう人心収攬術のことですよ」
「……つまり。わたくし、お二人から泥棒扱いされていたってことですの?!」
ヴィルヘルミーナは声を上げ、エックハルトは笑う。
「さて、どうでしょうか」
「おかしいですわ。それでしたら、私はリヒャルト様に絆されるのでないと、作戦として成立しませんもの」
「私のような召使が一方的にあなたを責め立てたところで、逆に私が罰せられるだけの気がしますがね」
「それは聞き捨てなりませんわね。ご自身を過小評価しすぎですわ、エックハルト様」
この喩え話には何の意味もない、ただの軽口で冗談なのだと、彼女も理解しただろう、そうエックハルトは考える。だが、ヴィルヘルミーナは溜息を吐くと、続けてこんなことを言い出すのだ。
「わたくし、幼い頃は両親にこう言ったものです。リヒャルト様とも、それから他の偉い方々とも、結婚なんてしたくないと。妃となるために、こんなに大変なお勉強をしなければならないのであれば。それぐらいだったら、エックハルト様と結婚する、と」
「……それは」
エックハルトは苦笑するが、それから少し考え込んでしまう。
子供を大人の事情で無用に傷つけることへの嫌悪感。それがあってエックハルトの彼女への接し方は、他の者たちとはおそらく違っていた。幼い頃の彼女にとって、それが一種の支えとなることもあったかもしれない。
しかし、ヴィルヘルミーナが本当に求めていたのは、そんな頼りない支えではないだろう。彼女は自分の人生でそれを見出して、それに向けて歩んで、獲得して来たし、今彼女の心にあるのは、自分などではないはずだ。
それなのに今の言葉。愛の告白だとすると突然過ぎてさすがのエックハルトも驚くが、そんな雰囲気ではない。昔話をしたいのか、何かを聞いてほしいのか。
やっぱりヴィルヘルミーナの様子はおかしい。今まで彼女が獲得して来た声望や名誉を、急に頼りなく考えるような何かがあったということではないのか。
「エックハルト様は、ご結婚はなさいませんの?」
ヴィルヘルミーナは首を傾げて、尋ねる。リヒャルトやアリーシャに訊かれたなら言葉通りには受け取れなかっただろうその質問に、エックハルトは正直に答えることにする。
「考えたことはあります。正直。……彼女が消えてしまってからの数年は。他ならぬ彼女が、それを望んでいたのなら」
ヴィルヘルミーナは少し目を細め、それからエックハルトの顔を見つめるが、その彼女が誰なのか、尋ねることはしない。エックハルトも敢えて説明をする気はなかった。彼女が誰なのか、それはヴィルヘルミーナには関係のないことだ。
「……だけど、どうしてもそんな気にはなれなかった。いつかは気が変わるのか……変わらなくてもいいのかもしれない。変わることなど望んではいない。彼女のことを覚えていられなくなること、その方が怖い。彼女を忘れれば、彼女が教えてくれた人間の心すら、きっと僕は手放してしまう。僕が忘れたら、きっと彼女はこの世界から消えてしまう。彼女は最初から……。そうなったら、僕は」
「……エックハルト様?」
いつの間にかエックハルトは、俯いて、掠れた低い声で、自分自身に向かって呟いていた。顔を上げたエックハルトの目に映ったのは、ヴィルヘルミーナの怪訝な顔だ。
今度は、自分の様子の方がおかしかったようだ。エックハルトはそう思い、それから笑うのだ。
「私はね。恋を知っていると思っていた。惚れた腫れたは所詮こういうもの、憂さの多い人生の中での暇潰し、いずれは冷める一時の高揚に過ぎないと。でも違っていた」
エックハルトの言葉を、ヴィルヘルミーナは瞬きしながらも真面目な顔で聞いている。こんな話をしても構わないと彼が思えるほどに彼女は大人になって、つまりそれだけの月日が経ってしまったということだ。
「恋とは良いものですね。それが無私の愛に至らなくても、利己的な感情の発露に過ぎなかったとしても。だってそれは、自分がどんな存在なのかを教えてくれる。自分の心の正直な在処を教えてくれる。そうではないですか」
ここで初めて、エックハルトはヴィルヘルミーナに向き直ると、真っ直ぐに見つめる。
「それは、嘘偽りのない魂の形が、自由と解放を求める叫びだ。ひとたびそれを知ってしまえば、身の裡だけに留めておくことはできない。美しさも醜さも、全て白日の下に曝け出してしまう。それらを取り繕い、偽ることなどできない。それなのに、最も弱く惨めな自分自身ですら、それを知るために存在していたと思えるのだから。……そうでしょう」
ここまで言うとエックハルトは立ち上がる。
「ヴィルヘルミーナ様。私はヴィルヘルミーナ様には、私と同じ思いはしてほしくない。どうか、心が生きているうちに。それをご自身で、窒息させることのないように」
それからヴィルヘルミーナの前で屈むと、その手を取り、額を近づけて敬意の仕草をする。それが、未来の頼りなさに怯える彼女のための祝福となるように。
エックハルトの動きに呼応したようにヴィルヘルミーナは立ち上がり、それから顔を覆う。
「エックハルト様。わたくし……わたくし」
エックハルトは立ち止まり、ヴィルヘルミーナを覗き込む。そして、ヴィルヘルミーナは話し始めるのだった。
つまりはこれは、政略結婚の話だった。それが再び持ち上がったのだ。ヴィルヘルミーナと、それからヴォルハイム大公アルトゥル。それから、リヒャルトとアリーシャ、二人の娘のベアトリクスの間で。
その話が彼女に降りかかったのは、今回の訪問の直前、ヴィルヘルミーナがヴォルハイム大公国に滞在していた際のことだった。
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