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一章 死の王
第11話 幼い肖像〈後編 約束の子〉
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――いってらっしゃい。
結局何も聞けずに、いつもの言葉だけで送り出してしまった。カイムの前で、何もなかったように振る舞えたかどうか、あまり自信はない。エマは屋敷から持ち出してしまった写真を、懐から出す。駄目だと分かっていながら、元の場所へ返せなかった。
カイムらしき子供の隣にいる、同年代らしき子供。その顔が黒いペンで無茶苦茶に塗りつぶされている。気軽に聞いていいものか分からないが、エマは聞きたいと思ってしまう。
――カイムは自分の苦しみを隠してしまうから。
余計なお世話なのだろうとは思う。それでも傍に居るのだから力になりたいと思うのは、そんなに悪い事なのだろうか。カイムはいつもエマの前では笑っている。どんな時も。そうであればあるほど力になりたい、役に立ちたいと思ってしまう。
あの笑顔は傷痕なのだ。
また、けして癒えない傷さえも抱えて、カイムは独りあの椅子に座り続ける。エマはもう、カイムの痛みに気付いていた。誰に何を言われたわけではない、彼が主人の机に着いている時に、独り穏やかに目を伏せる姿。――笑っているようなのに、紛れもなく泣いていた。そうしたカイムを見た時、まだ幼かったエマは、もう二度とあのような顔を、彼へさせてはいけないと思った。
昔のエマを救ってくれたように、これからはエマが守りたいと願った。
今度は自分がカイムの役に立つ番でありたい。守られるだけではなく、自分からカイムを守っていけるように強くありたいと――。
つい、ぼんやりと、カイムの私邸で用いる鍵を握りしめていた。カイム本人は気楽そうに鍵の扱いをエマへ任せていたが、失くしたら大変なことになる。カイムの立場では、生命を脅かされかねない事態へ発展する可能性もあるのだ。鍵は自分が持っているより、マツダへ預けるべきだろう。――そもそも、こういった雑事はマツダの仕事で、鍵の管理もマツダが元々している。だから、それなりに重大事なので、内線電話で呼べば、マツダは来てくれるだろう。しかし、エマは、忙しいマツダを呼び付けるなど申し訳ないと思い、自らカイムの私室へ向かって、直接マツダへ返すことにした。
執務室から秘書室、更に廊下へ出ると、警備の兵士に挨拶をして、カイムの私室へ通じる廊下へ向かう。巨大な観音開きの扉を一つ過ぎるごとに、警備兵の数が増えてくる。そうした光景は、幾ら館に住むエマでも、日常的に見るわけではないから、館の主人が生活している区画へ向かっているのだと実感する。それでも今、エマが歩いているのは、執務室へも通じる外廊下という、誰でも歩ける場所なのだった。
カイムの私室へ通じる、特別な大扉まで来る。扉板には、二匹の蛇が絡み合って、互いを喰らおうとしている飾り彫がしてあり、かなり禍々しい。扉の両脇で兵士が直立不動にしている。彼らは話し掛けなければ、一切反応しない。
「マツダさんに用があるのだけど」
「用向きの内容は?」
「カイムから預かった鍵を返したいの」
兵士は頷くと内線電話でマツダの呼び出しを請け負ってくれる。彼ら大扉の特殊警備兵と話す機会はほぼないが、エマのことは知ってくれているので、怪しまれはしない。直ぐにマツダ本人が来てくれて、エマは鍵を返すと、彼は柔和ににこにことエマへお礼を言ってくれた。
マツダはエマを見送ってくれるようで、折り目正しく大扉の前へ立ったままだ。大扉の奥にまた廊下が続いているのだが、内装は落ち着いた色合いをしているものの、造形の繊細さが高価さへと直ぐに繋がる。
エマはカイムの私室へ、あまり入ったことがなかった。
カイムの私室へ入れるのは、特別な猟犬だけと言った方がいい。親しさのレベルに依存しない何かで、入室の可否を選別している。エマは思い上がっているつもりはない。でも、どれだけカイム本人や、〈影〉、〈雑用〉と普段接しても、エマには踏み込めない場所がある。
肩の荷が下りた思いがして、自室へ帰ることにした。外廊下を逆へ戻って、執務室も大分過ぎて行くと、エレベーターを使って職員用の私室がある区画へ行く。エレベーターを下りて、主人があまり感知しない場所になってくると、少しづつ少しづつ、壁や絨毯の質が悪くなり、絵画や花瓶などが少数しか飾られなくなっていった。
――これは意図的に、見窄らしくしているのだろうと感じる。
エマが幼い頃から棲家に暮らして来て、何となくでも気付いたのは、兵士である猟犬の階級が持つ強い拘束力だ。一番判り易いのはジェイドの部屋で、カイムの私室に最も近く、他の猟犬では考えられない程広い。また、自由な外出が許されてもいるようだ。〈影〉の副隊長であるチェスカルなども、個人的な事務室を持ち、かなりの自由を約束されているようだった。
ジェイド達の階級が高いから、と言えば終ってしまう。だが、そこから目に見える、上級から下級への衣食住といった格差がかなりはっきりとしていた。だから、エマは意図的に内装を変えているのだと考えても、可笑しくはないように思えた。
ステルスハウンドが主人のいる本館という場所へ、資金を渋るはずがない。
館の自室へ戻ったエマは部屋を見渡す。彼女はかなり裕福な暮らしが出来るようにしてもらっている。階級の高い兵士と同等か、それ以上とも言える部分もあった。――エマには兵士や他の職員のような禁は、一切科されていない。
カイムは明らかにエマを特別扱いしてくれている――。
カウンターに置かれた写真立てを手に取った。幼い頃のエマと、今より少しだけ若い、青年に成り立てのカイムが写っている。他にはジェイド、マツダと今と変わらない顔触れも写っている。現在の影結成前なので、オルスタッドもチェスカルも写っていない。当時カイムの側には今と同じように、兵士が居たが、エマは幼く、あまり彼、彼女らと交流しなかった。カイムの側付きであるジェイドと執事のマツダだけが、エマとよく顔を合わせていたのだ。
エマはくすりと笑うと、ソファに座った。
エマが一番辛かった時期に撮られた写真だが、彼女は笑顔で写っている。落ち込んだエマを励ます為に、カイムが家族写真のように撮ってくれたのだろう。当時は幼くて分からずカイムの促すままに笑って写真に写ったが、今思うとこの写真を撮っといてよかったな、と思う。いい思い出どころか消し去ってしまいたい過去ばかりだが、この写真だけは最高の時を写し撮っているのだ。
「そういえば、オルスタッドやチェスカル達と写真を撮ったことなかったな」そう、今の〈影〉全員と写真を撮ろうとしたこともなかった。でも、それは本当のところ、ただ、写せなかったからなのかもしれない。今のエマは〈影〉全員を知っているし、仲も良く交流している。けれど、〈影〉全員が揃って館にいることなどあまりなく、彼らは館でも忙しく働いていた。
エマが口出し出来るような暇などなかったのだ。
エマは二つの写真を並べて見比べた。エマと写っているカイムと、カイムらしき子供の顔を照らし合わせて見る。やはり二人はよく似ている。子供の写っている写真は日に焼けて色褪せているとはいえ、金の髪である事は明らかだった。さすがに瞳の色までは分からないが、常に傍で暮らしているエマだからこそ、些細な不明で判断を誤る事はないと思った。
確信が生じると尚更問いかけたくなったが、エマにその権利が果たしてあるのだろうかという考えが湧いてきた。
――私はカイムにとって何者でもないのだから。
カイムが生きて来た時間は、エマが想像出来ない程複雑だろう。要らぬお節介で、彼を余計に苦しめてしまうことにはならないだろうか。
自己満足ならしない方がいい――。
エマは写真立てを開けて、今まで納めていた写真の後ろに、拾った写真を重ねて写真立てを閉じた。
これはエマの秘密だ。
誰にも――勿論、カイム本人にも――知られてはならない。そんな気がした。
――いってらっしゃい。
結局何も聞けずに、いつもの言葉だけで送り出してしまった。カイムの前で、何もなかったように振る舞えたかどうか、あまり自信はない。エマは屋敷から持ち出してしまった写真を、懐から出す。駄目だと分かっていながら、元の場所へ返せなかった。
カイムらしき子供の隣にいる、同年代らしき子供。その顔が黒いペンで無茶苦茶に塗りつぶされている。気軽に聞いていいものか分からないが、エマは聞きたいと思ってしまう。
――カイムは自分の苦しみを隠してしまうから。
余計なお世話なのだろうとは思う。それでも傍に居るのだから力になりたいと思うのは、そんなに悪い事なのだろうか。カイムはいつもエマの前では笑っている。どんな時も。そうであればあるほど力になりたい、役に立ちたいと思ってしまう。
あの笑顔は傷痕なのだ。
また、けして癒えない傷さえも抱えて、カイムは独りあの椅子に座り続ける。エマはもう、カイムの痛みに気付いていた。誰に何を言われたわけではない、彼が主人の机に着いている時に、独り穏やかに目を伏せる姿。――笑っているようなのに、紛れもなく泣いていた。そうしたカイムを見た時、まだ幼かったエマは、もう二度とあのような顔を、彼へさせてはいけないと思った。
昔のエマを救ってくれたように、これからはエマが守りたいと願った。
今度は自分がカイムの役に立つ番でありたい。守られるだけではなく、自分からカイムを守っていけるように強くありたいと――。
つい、ぼんやりと、カイムの私邸で用いる鍵を握りしめていた。カイム本人は気楽そうに鍵の扱いをエマへ任せていたが、失くしたら大変なことになる。カイムの立場では、生命を脅かされかねない事態へ発展する可能性もあるのだ。鍵は自分が持っているより、マツダへ預けるべきだろう。――そもそも、こういった雑事はマツダの仕事で、鍵の管理もマツダが元々している。だから、それなりに重大事なので、内線電話で呼べば、マツダは来てくれるだろう。しかし、エマは、忙しいマツダを呼び付けるなど申し訳ないと思い、自らカイムの私室へ向かって、直接マツダへ返すことにした。
執務室から秘書室、更に廊下へ出ると、警備の兵士に挨拶をして、カイムの私室へ通じる廊下へ向かう。巨大な観音開きの扉を一つ過ぎるごとに、警備兵の数が増えてくる。そうした光景は、幾ら館に住むエマでも、日常的に見るわけではないから、館の主人が生活している区画へ向かっているのだと実感する。それでも今、エマが歩いているのは、執務室へも通じる外廊下という、誰でも歩ける場所なのだった。
カイムの私室へ通じる、特別な大扉まで来る。扉板には、二匹の蛇が絡み合って、互いを喰らおうとしている飾り彫がしてあり、かなり禍々しい。扉の両脇で兵士が直立不動にしている。彼らは話し掛けなければ、一切反応しない。
「マツダさんに用があるのだけど」
「用向きの内容は?」
「カイムから預かった鍵を返したいの」
兵士は頷くと内線電話でマツダの呼び出しを請け負ってくれる。彼ら大扉の特殊警備兵と話す機会はほぼないが、エマのことは知ってくれているので、怪しまれはしない。直ぐにマツダ本人が来てくれて、エマは鍵を返すと、彼は柔和ににこにことエマへお礼を言ってくれた。
マツダはエマを見送ってくれるようで、折り目正しく大扉の前へ立ったままだ。大扉の奥にまた廊下が続いているのだが、内装は落ち着いた色合いをしているものの、造形の繊細さが高価さへと直ぐに繋がる。
エマはカイムの私室へ、あまり入ったことがなかった。
カイムの私室へ入れるのは、特別な猟犬だけと言った方がいい。親しさのレベルに依存しない何かで、入室の可否を選別している。エマは思い上がっているつもりはない。でも、どれだけカイム本人や、〈影〉、〈雑用〉と普段接しても、エマには踏み込めない場所がある。
肩の荷が下りた思いがして、自室へ帰ることにした。外廊下を逆へ戻って、執務室も大分過ぎて行くと、エレベーターを使って職員用の私室がある区画へ行く。エレベーターを下りて、主人があまり感知しない場所になってくると、少しづつ少しづつ、壁や絨毯の質が悪くなり、絵画や花瓶などが少数しか飾られなくなっていった。
――これは意図的に、見窄らしくしているのだろうと感じる。
エマが幼い頃から棲家に暮らして来て、何となくでも気付いたのは、兵士である猟犬の階級が持つ強い拘束力だ。一番判り易いのはジェイドの部屋で、カイムの私室に最も近く、他の猟犬では考えられない程広い。また、自由な外出が許されてもいるようだ。〈影〉の副隊長であるチェスカルなども、個人的な事務室を持ち、かなりの自由を約束されているようだった。
ジェイド達の階級が高いから、と言えば終ってしまう。だが、そこから目に見える、上級から下級への衣食住といった格差がかなりはっきりとしていた。だから、エマは意図的に内装を変えているのだと考えても、可笑しくはないように思えた。
ステルスハウンドが主人のいる本館という場所へ、資金を渋るはずがない。
館の自室へ戻ったエマは部屋を見渡す。彼女はかなり裕福な暮らしが出来るようにしてもらっている。階級の高い兵士と同等か、それ以上とも言える部分もあった。――エマには兵士や他の職員のような禁は、一切科されていない。
カイムは明らかにエマを特別扱いしてくれている――。
カウンターに置かれた写真立てを手に取った。幼い頃のエマと、今より少しだけ若い、青年に成り立てのカイムが写っている。他にはジェイド、マツダと今と変わらない顔触れも写っている。現在の影結成前なので、オルスタッドもチェスカルも写っていない。当時カイムの側には今と同じように、兵士が居たが、エマは幼く、あまり彼、彼女らと交流しなかった。カイムの側付きであるジェイドと執事のマツダだけが、エマとよく顔を合わせていたのだ。
エマはくすりと笑うと、ソファに座った。
エマが一番辛かった時期に撮られた写真だが、彼女は笑顔で写っている。落ち込んだエマを励ます為に、カイムが家族写真のように撮ってくれたのだろう。当時は幼くて分からずカイムの促すままに笑って写真に写ったが、今思うとこの写真を撮っといてよかったな、と思う。いい思い出どころか消し去ってしまいたい過去ばかりだが、この写真だけは最高の時を写し撮っているのだ。
「そういえば、オルスタッドやチェスカル達と写真を撮ったことなかったな」そう、今の〈影〉全員と写真を撮ろうとしたこともなかった。でも、それは本当のところ、ただ、写せなかったからなのかもしれない。今のエマは〈影〉全員を知っているし、仲も良く交流している。けれど、〈影〉全員が揃って館にいることなどあまりなく、彼らは館でも忙しく働いていた。
エマが口出し出来るような暇などなかったのだ。
エマは二つの写真を並べて見比べた。エマと写っているカイムと、カイムらしき子供の顔を照らし合わせて見る。やはり二人はよく似ている。子供の写っている写真は日に焼けて色褪せているとはいえ、金の髪である事は明らかだった。さすがに瞳の色までは分からないが、常に傍で暮らしているエマだからこそ、些細な不明で判断を誤る事はないと思った。
確信が生じると尚更問いかけたくなったが、エマにその権利が果たしてあるのだろうかという考えが湧いてきた。
――私はカイムにとって何者でもないのだから。
カイムが生きて来た時間は、エマが想像出来ない程複雑だろう。要らぬお節介で、彼を余計に苦しめてしまうことにはならないだろうか。
自己満足ならしない方がいい――。
エマは写真立てを開けて、今まで納めていた写真の後ろに、拾った写真を重ねて写真立てを閉じた。
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