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一章 死の王
第23話 自ら生死を決める者
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31
使徒達はジェイドをまるで見ていなかった。
ジェイドは既に、押し寄せて来た使徒達に囲まれていたが、銃を持って佇むその姿を、岩か何かの様に避けている。使徒が見ているのは一点だけ。王と綺士が相対する場所だけであった。
ヘルレアは群をなして押し寄せて来る使徒の一体を、片手だけで捉えて首を捻った。もう片方の手は未だ綺士の胸に刺さったナイフの柄を握り締めていた。使徒の頭を引き抜き打ち棄てると、身体だけになった使徒は、頭のあった場所から血を噴出させて、自身が動くべき場所が分からず、うろついている。次々に溢れて来る使徒に、王は埋もれながらも、恐るべき正確さで使徒を片付けていた。
人間の姿をしている死体と、鱗をまとった使徒の死体がヘルレアの周りを血海に沈めている。明らかに形振り構わず集中的にヘルレアを狙っている。
「王、使徒の様子がおかしい。自滅しに行っている様にしか見えない」ジェイドは叫んだ。
使徒はヘルレアの攻撃から逃れるどころか、敢えて、殺到して手を煩わせて動きを封じている様に見える。
綺士が血を吐きながら一声吠えると、更に使徒がヘルレアへ押し寄せて来て犇めき合い、王は呑み込まれてしまった。
「王……いずれまた会える事を楽しみにしている」口から血が泥の様に噴き出した。
「貴様――」
綺士は王のナイフが握られた腕を掴むと、巨大な手に力を込めてヘルレアの腕ごとナイフを引き抜いた。綺士は後方に大きく跳躍すると、そのまま森へと消えていった。すると使徒は波の様に引いていき、王は死体の山に一人で佇んでいた。ジェイドは動けなくなっていたが、ヘルレアがナイフを鞘に収めた音で我に帰り、王の元へ走った。
ヘルレアの身体は傷だらけになり、服もズタズタに切り裂かれていた。胸の辺りまで見えていて、当たり前だが白い胸は平坦で少年の様だった。番が居なければ男でも女でもないが、見た目はたおやかな少女の様に感じるのは、中性的な人間などそうは居ない為に、中性が持ち得る柔らかさを女性的と感じてしまうからだろう。幼い子供の性別が分からない場合と同じだ。
「一応、聞くが……怪我は」
「していない」
ジェイドは本気で頭を抱えたくなった。質問も、質問だが、答えも酷過ぎる。喋っている間で、既に深い切り傷は浅くなり消えつつあった。傷が治ると、再生した部分の肌がより滑らかに整っていた。
ヘルレアは死体の山を踏み越えると、綺紋で服を再生させ元通りにしてしまった。
「深追いはしない。急ぐぞ」
「本当に身体は大丈夫なのか?」
「見れば分かるだろう」
「確かに分かるが、調子が狂う」
「痛がって、介抱されればいいのか?」
「いや、そこまでは言わないが。余韻がどうもなさすぎておかしな気がする。初めて綺士に会って、一応は勝ったんだ。何か言う事はないのか」
「あれだけ動けばさすがに空腹だ。何か食べたい。そこいらに落ちているのでも良いけどな」
「本気か……?」
「冗談に決まっているだろう」
「王が言えば冗談に聞こえない」
「心外だな」
ヘルレアはもう何事もなかったかの様に森を歩き出した。正直ジェイドは、疲れていた。綺士に出会った事で緊張疲れが酷く、早い鼓動もまだ治っていない。しかし、激しく戦った当のヘルレアが何事もなかったかの様に進み続けているというのに、休みたいと言えるはずもなく、ジェイドは王に遅れまいと必死に追った。
死体が積み上がった地点から遠ざかり、新雪の穢れない、青くすらある白い雪が延々と続く。二人は森を歩き続けると、戦闘の気配が収まり始める。ジェイドは息を切らしながらも、王の歩調に合わせて歩いていた。すると、ヘルレアはちらりと振り返り、溜息を吐いてから立ち止まった。
「忘れていた。今回のことは、人間には過酷だったな。少し、休もう」
「王が平気ならば、無理に止まる事はない。俺は訓練を受けているから、身体に多少負荷を掛けても大事ない」
「いや、これで良いんだ。私は直ぐに人間というものを忘れるから……」
ヘルレアは自分から大きな木の下へ入ると、幹に寄りかかり座った。ジェイドも今回は黙って側へ腰を下ろし、顔をしばし伏せて息を整えていた。
ジェイドの心臓は今だ悲鳴をあげている。興奮が身体を駆け巡っていて、戦慄きを抑える為に両手を合わせて握り締めた。
ヘルレアはそっとジェイドの両手を叩いた。ヘルレアの手は優しく、先程まで蛇を引き裂いていた様が、嘘だったのではないかと思えるくらいだった。
「怖いか?」
「強がっているわけではないが、この震えが恐怖からくるのかどうかは分からない」
「なら、武者震いというやつか? 今回は運が良かった。綺士の性質が穏やかだった上、配下の使徒が少なかったからな」
「あれで穏やかと言えるのが、俺には納得できない」
「あの綺士は話に乗って来ただろう。あれは、まだ人間の質が残っている証拠に感じる」
「何故そのような事が分かる。綺士についての口伝でそういったものはない。それに王は、初めて綺士に会ったのではないのか?」
「先程会って直ぐに分かったんだ。そういうものなのだとしか言えない。双生児の本能と言えるだろう」
ヘルレアは本能を失い掛けているのだと今までジェイドは感じていた。あまりに人と近しくする為に、双生児本来の本性を見失いつつあるのだと。それが、戦っている時は歪みが影を潜めているのではないかとジェイドは思った。実際の所、ジェイドは王の何を知っているわけではなく、普段の王と比べてかなり生臭さと狂暴さを感じるから程度の認識でしかない。王はどれだけ人に馴染んでいるのか、共に行動して直に確認したが、思った以上に人に近しかったから余計にそう思うのかもしれなかった。
「王に本能というもので、対処する術が残されているとは思わなかった」
「私は飼い慣らされた家畜か。あまり舐めた事を言うと置いて行くぞ」
ジェイドは自然に笑顔が溢れた。ヘルレアも微笑んでいる様に見える。
「ひとまず綺士は乗り越えた。しかし、今回の戦いを正直に言うと厳しい気がする。王よ、正直に答えてくれ。このまま突っ込んで行って、勝算はあるのか。もし、本当に片王が居たとして、王は勝てるのか?」
「分からない。私も片割れに会った事がない。それでも倒さなければならない。お前自身もそうなのだろう」
「俺は長い間、片王を追い掛けて来た。ただ奴を殺す為に生きて来たんだ。近くに決着を付けなければならない。それは王が一番分かっているだろう」
「私は、私の望む様に生きる。この地で死んだとしても、後悔はない。自分で生死を決めなければならないのが王というものだろう」
「……カイムは今も戦っている。あいつはいつも、ぎりぎりの場所で生きて来たんだ。王にはそれが見えないか」
「私にはもう、多くの道は残されていない。その中でさえ、見極めなければならない事が多過ぎる。カイムという男が、どれ程の人間だとしても、今の私には必要ない存在だ」
「ならばいつか、必要になる日が来るという事か?」
「……それはカイム次第だ」
ヘルレアは立ち上がって、軽く手招きすると歩き出した。ジェイドもそれに続き、雪が降り積もる森の中を分入っていった。雪の降りかたが少し柔らぎ、風も時折強く吹くものの、以前よりは歩くのが大分楽になっていた。
「北の気配に何か変化はあるか?」
「何もない。どこか一点に留まっている様に感じる」
「巣の可能性もあるか……」
「それもあるが、可能性は五分五分、はっきりと答えようがない」
「さすがの王も物理的な距離には勝てないか」
「癪に触るが事実だ。だが、変化がないのは朗報だろう。逃げられたら面倒だからな」
「確かにそうだな。これ以上暴れられても困る。なんとかここで食い止めたいところだ」
「東占領区の人間を犠牲にしてな」
使徒達はジェイドをまるで見ていなかった。
ジェイドは既に、押し寄せて来た使徒達に囲まれていたが、銃を持って佇むその姿を、岩か何かの様に避けている。使徒が見ているのは一点だけ。王と綺士が相対する場所だけであった。
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「王、使徒の様子がおかしい。自滅しに行っている様にしか見えない」ジェイドは叫んだ。
使徒はヘルレアの攻撃から逃れるどころか、敢えて、殺到して手を煩わせて動きを封じている様に見える。
綺士が血を吐きながら一声吠えると、更に使徒がヘルレアへ押し寄せて来て犇めき合い、王は呑み込まれてしまった。
「王……いずれまた会える事を楽しみにしている」口から血が泥の様に噴き出した。
「貴様――」
綺士は王のナイフが握られた腕を掴むと、巨大な手に力を込めてヘルレアの腕ごとナイフを引き抜いた。綺士は後方に大きく跳躍すると、そのまま森へと消えていった。すると使徒は波の様に引いていき、王は死体の山に一人で佇んでいた。ジェイドは動けなくなっていたが、ヘルレアがナイフを鞘に収めた音で我に帰り、王の元へ走った。
ヘルレアの身体は傷だらけになり、服もズタズタに切り裂かれていた。胸の辺りまで見えていて、当たり前だが白い胸は平坦で少年の様だった。番が居なければ男でも女でもないが、見た目はたおやかな少女の様に感じるのは、中性的な人間などそうは居ない為に、中性が持ち得る柔らかさを女性的と感じてしまうからだろう。幼い子供の性別が分からない場合と同じだ。
「一応、聞くが……怪我は」
「していない」
ジェイドは本気で頭を抱えたくなった。質問も、質問だが、答えも酷過ぎる。喋っている間で、既に深い切り傷は浅くなり消えつつあった。傷が治ると、再生した部分の肌がより滑らかに整っていた。
ヘルレアは死体の山を踏み越えると、綺紋で服を再生させ元通りにしてしまった。
「深追いはしない。急ぐぞ」
「本当に身体は大丈夫なのか?」
「見れば分かるだろう」
「確かに分かるが、調子が狂う」
「痛がって、介抱されればいいのか?」
「いや、そこまでは言わないが。余韻がどうもなさすぎておかしな気がする。初めて綺士に会って、一応は勝ったんだ。何か言う事はないのか」
「あれだけ動けばさすがに空腹だ。何か食べたい。そこいらに落ちているのでも良いけどな」
「本気か……?」
「冗談に決まっているだろう」
「王が言えば冗談に聞こえない」
「心外だな」
ヘルレアはもう何事もなかったかの様に森を歩き出した。正直ジェイドは、疲れていた。綺士に出会った事で緊張疲れが酷く、早い鼓動もまだ治っていない。しかし、激しく戦った当のヘルレアが何事もなかったかの様に進み続けているというのに、休みたいと言えるはずもなく、ジェイドは王に遅れまいと必死に追った。
死体が積み上がった地点から遠ざかり、新雪の穢れない、青くすらある白い雪が延々と続く。二人は森を歩き続けると、戦闘の気配が収まり始める。ジェイドは息を切らしながらも、王の歩調に合わせて歩いていた。すると、ヘルレアはちらりと振り返り、溜息を吐いてから立ち止まった。
「忘れていた。今回のことは、人間には過酷だったな。少し、休もう」
「王が平気ならば、無理に止まる事はない。俺は訓練を受けているから、身体に多少負荷を掛けても大事ない」
「いや、これで良いんだ。私は直ぐに人間というものを忘れるから……」
ヘルレアは自分から大きな木の下へ入ると、幹に寄りかかり座った。ジェイドも今回は黙って側へ腰を下ろし、顔をしばし伏せて息を整えていた。
ジェイドの心臓は今だ悲鳴をあげている。興奮が身体を駆け巡っていて、戦慄きを抑える為に両手を合わせて握り締めた。
ヘルレアはそっとジェイドの両手を叩いた。ヘルレアの手は優しく、先程まで蛇を引き裂いていた様が、嘘だったのではないかと思えるくらいだった。
「怖いか?」
「強がっているわけではないが、この震えが恐怖からくるのかどうかは分からない」
「なら、武者震いというやつか? 今回は運が良かった。綺士の性質が穏やかだった上、配下の使徒が少なかったからな」
「あれで穏やかと言えるのが、俺には納得できない」
「あの綺士は話に乗って来ただろう。あれは、まだ人間の質が残っている証拠に感じる」
「何故そのような事が分かる。綺士についての口伝でそういったものはない。それに王は、初めて綺士に会ったのではないのか?」
「先程会って直ぐに分かったんだ。そういうものなのだとしか言えない。双生児の本能と言えるだろう」
ヘルレアは本能を失い掛けているのだと今までジェイドは感じていた。あまりに人と近しくする為に、双生児本来の本性を見失いつつあるのだと。それが、戦っている時は歪みが影を潜めているのではないかとジェイドは思った。実際の所、ジェイドは王の何を知っているわけではなく、普段の王と比べてかなり生臭さと狂暴さを感じるから程度の認識でしかない。王はどれだけ人に馴染んでいるのか、共に行動して直に確認したが、思った以上に人に近しかったから余計にそう思うのかもしれなかった。
「王に本能というもので、対処する術が残されているとは思わなかった」
「私は飼い慣らされた家畜か。あまり舐めた事を言うと置いて行くぞ」
ジェイドは自然に笑顔が溢れた。ヘルレアも微笑んでいる様に見える。
「ひとまず綺士は乗り越えた。しかし、今回の戦いを正直に言うと厳しい気がする。王よ、正直に答えてくれ。このまま突っ込んで行って、勝算はあるのか。もし、本当に片王が居たとして、王は勝てるのか?」
「分からない。私も片割れに会った事がない。それでも倒さなければならない。お前自身もそうなのだろう」
「俺は長い間、片王を追い掛けて来た。ただ奴を殺す為に生きて来たんだ。近くに決着を付けなければならない。それは王が一番分かっているだろう」
「私は、私の望む様に生きる。この地で死んだとしても、後悔はない。自分で生死を決めなければならないのが王というものだろう」
「……カイムは今も戦っている。あいつはいつも、ぎりぎりの場所で生きて来たんだ。王にはそれが見えないか」
「私にはもう、多くの道は残されていない。その中でさえ、見極めなければならない事が多過ぎる。カイムという男が、どれ程の人間だとしても、今の私には必要ない存在だ」
「ならばいつか、必要になる日が来るという事か?」
「……それはカイム次第だ」
ヘルレアは立ち上がって、軽く手招きすると歩き出した。ジェイドもそれに続き、雪が降り積もる森の中を分入っていった。雪の降りかたが少し柔らぎ、風も時折強く吹くものの、以前よりは歩くのが大分楽になっていた。
「北の気配に何か変化はあるか?」
「何もない。どこか一点に留まっている様に感じる」
「巣の可能性もあるか……」
「それもあるが、可能性は五分五分、はっきりと答えようがない」
「さすがの王も物理的な距離には勝てないか」
「癪に触るが事実だ。だが、変化がないのは朗報だろう。逃げられたら面倒だからな」
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